冬キャンプで寝るときの寒さ対策!
FUNQスタッフ
- 2023年01月31日
焚き火を囲んでの仲間との温かい団らんやキャンプ料理、澄み切った夜空に瞬く星空、誰も足跡を付けていない真っ白な雪の平原など、冬キャンプは他の季節にない魅力がいっぱいです。
しかし「冬キャンプに挑戦したいけど寝るときの寒さが心配」という方も多いのではないでしょうか。ですが寝るときの寒さ対策をしっかりすれば、冬キャンプでも温かく快眠することができます。
そこで今回は、冬キャンプで快適に眠るための寒さ対策について詳しく紹介します。「寝るときの寒さが怖くて冬キャンプにチャレンジできない!」「冬キャンプに挑戦したけど寒くて眠れなかった!」という方はぜひ参考にしてください。
冬キャンプで快眠するための対策
冬キャンプでは寒冷地や標高の高い場所では、テントの中でも寝るときには氷点下まで気温が下がります。寝るときの寒さ対策が不充分だと眠れないだけでなく、低体温症を起こす危険性もあるため、何重もの寒さ対策が必要です。。
冬キャンプで寝るときには、火事や一酸化炭素中毒の恐れがあるので、薪ストーブや石油ストーブなどの暖房は使えません。暖房を使えない寝るときの寒さ対策としては「地面からの冷えを防ぐこと」「温かい空気の層を作ること」がメインとなります。それぞれを詳しく紹介していきます。
地面からの冷え対策
冬キャンプでは冷気は地面から伝わってきます。寝るときには地面に体が最も近くなるので、地面からの冷気を防ぐ寒さ対策が必要です。地面からの冷えを防ぐ主な寒さ対策は、以下のようなものがあります。
- グランドシートをひく
- テント内はマット+ブランケットを重ねる
- コットや枕を使って地面からの距離をとる
それぞれ詳しく解説していきます!
グランドシートをひく
湿気対策やテントの汚れ・破損予防として、テント下に敷いている方が多いグランドシート。冷気を遮断する、断熱効果もあります。特に寒さ対策になる厚手のグランドシートを選べば、さらなる断熱効果が期待できます。
DOD(ディーオーディー) グランドシート3人用
厚手の生地が頼もしいグランドシートです。四隅をペグで固定できるショックコード付き。多少サイズが合わないテントでも使いやすくなっています。単独でレジャーシートとしても使用可能です。
- メーカー参考価格:3,000円
- 使用サイズ:約190×190cm
- 収納サイズ:約34×19cm×7cm
- 重量:600g
- 素材:210Dポリエステル(PUコーティング)
- 耐水圧:5,000mm以上
- 付属品:収納バッグ
OGAWA(オガワ) PVCマルチシート 300×300用
10,000mmを超える耐水圧で、完全防水してくれるグランドシートです。土砂降りの中でも、水がテントに浸みてきません。分厚い生地は、しっかり冷気を遮断します。
- メーカー参考価格:18,700円
- 使用サイズ:290×290cm
- 収納サイズ:40×30cm
- 重量:約3.8kg
- 素材:PVC
- 耐水圧:10,000mm以上
- 付属品:収納袋
テント内はマット+ブランケットを重ねる
テント内には、さらにインナーマットやブランケットを敷くと、空気の層ができて暖かくなります。インナーマットで寒さ対策におすすめなのが、熱を跳ね返す効果のある銀アルミ素材を使った製品です。
寝るときに体の下に敷くインフレーターマットは、R値が設定されているものがあります。R値とは断熱性を表す数値で、高い数値の方が断熱効果が高くなります。
また電源サイト利用やポータブル電源を所持している場合は、寝るときも安全な電気毛布や電気カーペットなどの利用もおすすめです。
Hilander(ハイランダー) テント用 吸湿発熱インナーマット2 200×200cm
湿気を吸って温かくなる素材でできた、寒さ対策を目的に作られたインナーマットです。内部にはアルミコーティングされており、冷気をしっかり遮断します。外側の生地は起毛素材で温かな触り心地です。寝るときに寝袋ごと入れる足ポケット付き。
- メーカー参考価格:5,980円
- 使用サイズ:200×200cm
- 収納サイズ:約32×32×55cm
- 重量:2,690g
- 素材:ポリエステル(アルミコーテイング)
- 付属品:収納用ベルト、収納バッグ
Coleman(コールマン) キャンパーインフレーターマット ハイピーク
バルブを開けば、自動で膨らむインフレーターマット。もっと固く膨らましたい場合は、収納袋を使って空気が入れられます。厚さ10cmで寝心地が良く、地面の冷気からしっかり距離を取れます。
- メーカー参考価格:17,490円
- 使用サイズ:約198× 68×厚さ10cm
- 収納サイズ:Φ約21×72cm
- 重量:約2.7kg
- 素材:ポリエステル、ポリウレタンフォーム
- 付属品:収納ケース
コットや枕を使えば地面からの距離をとれる
寝るときにはコットや枕を使えば、地面から距離ができるので、その分温かく寝られます。コットは高さのある方が、地面との距離が離れて、寒さを感じにくくなります。
FIELDOOR(フィールドア) エアーコンパクトコット
シート部分が、エアマットになっているコット。空気の層が増える分、寒さを感じず、寝心地も格段にアップします。ポンプが本体に内蔵しており、別にポンプを用意する必要がありません。コンパクトに収納できるので、ツーリングキャンプにも適しています。
- 使用サイズ:約190×64×高さ17cm
- 収納サイズ:約37.5×13×18cm
- 重量:約2.8kg
- 耐荷重:150kg
- 素材:生地/210Tナイロン 、フレーム/超々ジュラルミン (A7075系)
- 付属品:収納バッグ
Therm-a-Rest(サーマレスト) ウルトラライトコット レギュラー
快適な睡眠を追求した、アウトドア用睡眠グッズブランド「サーマレスト」。高山で使う人も多く、寒さ対策された製品を多数販売しています。サーマレストの「ウルトラライトコット」は、約1.2kgの超軽量コット。徒歩キャンプや登山キャンプにもおすすめです。シート裏に貼られたサーマキャプチャーが体から出る熱を反射し、さらに地面からの冷気も防いでくれます。
- メーカー参考価格:30,800円
- 使用サイズ:61×183×高さ10cm
- 収納サイズ:41×13cm
- 重量:1,195g
- 耐荷重:147.5kg
- 素材:ポリエステル、アルミ、プラスチック
- 付属品:収納バッグ
次の記事では、キャンプ用枕の選び方やおすすめキャンプ用枕について詳しく紹介しています。
寝具回りの対策
冬キャンプで寝るときには、春夏秋用の3シーズンのシュラフ(寝袋)ではなく、冬も使える4シーズンシュラフを使用する必要があります。シュラフには快適使用温度が設定されているので、選ぶ際の参考にするとよいでしょう。
シュラフだけで寒い場合には、寒さ対策のグッズをプラスすると温かさをアップできます。シュラフカバーやインナーシュラフ、湯たんぽ、厚手ソックス、ダウンシューズなどがおすすめです。
シュラフカバーで保温性アップ
冬キャンプはテント内と屋外の温度差が大きいため、結露が発生しやすくなります。寝るときに寝袋の羽毛や中綿が濡れると、保温効果がガクッと落ちてしまうことに…。結露から羽毛を守るのも、結果的に寒さ対策に繋がります。防水効果のあるシュラフカバーは、羽毛や中綿が濡れるのを防いでくれます。また空気の層が増えることで、保温効果も高まることに。
シュラフカバーの選び方やおすすめシュラフカバーについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
またシュラフの中に入れて使う、インナーシュラフもおすすめです。インナーシュラフは寒さ対策だけでなく、寝るときにシュラフが汗や皮脂で汚れるのも防いでくれます。
持ち運びや扱いが簡単な湯たんぽで身体の芯から温める
軽量で運びやすく、お湯を入れるだけで簡単に寒さ対策できるのが湯たんぽです。湯たんぽをシュラフの足元に入れておけば、足が冷えて眠れなくなるのを防げます。
ただし湯たんぽは、低温火傷の恐れがあります。シュラフにあらかじめ入れておいて寝るときに取り出すか、厚手のタオルケットなどでグルグル巻きにして、直接体に当たらないようにしましょう。
次の記事では湯たんぽの選び方や使用上の注意点、さらにおすすめの湯たんぽを詳しく紹介しています。
足元の冷え対策
Smart wool(スマートウール) マウンテニアクラシック マキシマムクッション クルー
保温性や通気性がよく、アウトドアに適した素材がメリノウールです。スマートウールの製品は、極細のメリノウールを使った肌触りの良さが魅力。夏も使えるメリノウールですが、寒さ対策にはスマートウールで一番温かい靴下「マウンテニアクラシック マキシマムクッション」がおすすめ。毛足の長い起毛が、足をふっくらと包み込みます。
- メーカー参考価格:2,750円
- サイズ:S/21~23.5cm、Ⅿ/24~26.5cm、L/27~29.5cm
- 素材:ウール74%、ナイロン25%、ポリウレタン1%
NANGA(ナンガ) オーロラテントシューズ
シュラフやダウンジャケットなど、羽毛製品のアウトドアブランド「ナンガ」。寝るときに足が冷えると寝付けない方の寒さ対策におすすめな「オーロラテントシューズ」です。防水効果と透湿性に優れたオーロラテックス生地に、650FPのダウンを注入。蒸れにくく、温かいテントシューズです。
- メーカー参考価格:10,780円
- サイズ:フリーサイズ(22~29cm)
- 素材:表地/オーロラテックス®、裏地/40dnナイロンタフタ、中綿/STDホワイトダックダウン80-20%(650FP)
寒さ対策をしっかりして冬キャンプでも快適な睡眠を
冬キャンプ初心者が悩むのは、寒い中で快眠するための寒さ対策です。そこで今回は冬キャンプの寝るときの寒さ対策について、詳しく紹介しました。
地面からの冷えを防いで、幾つも空気の層を重ねれば、冬キャンプで寝るときも快適な環境を作れます。寒さ対策を万全にして、冬キャンプの温かな睡眠を存分に楽しんでくださいね。
- TAG :
- BRAND :
- ランドネ
SHARE
PROFILE
「好き、を生きよう」を地で行く、FUNQスタッフ。 初心者から上級者まで、知りたい情報をわかりやすくお届けしています。