寒い冬キャンプの必需品、ガスストーブについて徹底解説!おすすめ商品も
FUNQスタッフ
- 2022年05月31日
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寒い時期のキャンプを快適に過ごすために、暖房器具は欠かせません。薪ストーブから灯油ヒーターまで種類も様々ですが、初心者でも扱いやすく手軽に暖まりたいならガスストーブがおすすめです。
しかし中には以下のように考える人もいるでしょう。
「初心者でも使用方法は難しくないの?」
「今まで買ったことがないけど、良い商品はどれだろう?」
特に最初は、何を基準にキャンプ用品を選んだらいいのか分からなくなりますよね。
本記事を読めば「おすすめの商品」「ガスストーブの使用方法」「注意しておくべきポイント」が分かりますよ。ガスストーブは本格的に寒くなると価格も上昇するため、今のうちからチェックしておきましょう!
ガスストーブとは?
ガスストーブとは、「ガスを燃焼させて暖める暖房器具」のことです。
- 都市ガスやプロパンガスを利用するガス式
- カセットボンベを使用するカセットボンベ式
主に2種類ありますが、キャンプに使用するタイプは『カセットボンベ式』です。ご家庭で鍋料理などカセットコンロを使うので、見たことがあるのではないのでしょうか。
カセットボンベ式は、電気を使わないため電源コンセントが不要です。肝心の暖房効果ですが、赤外線によって発生する熱なので、体の芯からじんわりと暖まることができます。
すぐに着火するので1〜3分ほどで暖まり、使いたいときにすぐに起動できる点も良いですね。
初心者さん必見!ガスストーブの使用方法
「ガスは少し怖いし不安」という方もいるかもしれません。しかし、操作方法は至って簡単。初心者でも問題なく使えますので安心しましょう。安全装置が装備されている商品もあるため、安全に使うことが可能です。
また、ガスストーブに多く利用されているのが「圧電点火方式」です。「圧電点火方式」とは、いわゆる電子式のライターのようなものです。ボタンやレバーを下げることで、安全かつ瞬間的に着火できるので初心者でも利用しやすいでしょう。
ここでは、「圧電点火方式」ガスストーブの手順を紹介します。
電源入〜作動までの手順
- カセットボンベをくぼんだところに「カチッ」となるまでセットする
- ロックバーを下げる(ない場合もあります)
- 『電源』のつまみを『点火』までひねり、そのまま3~5秒間保持しておく
- 「カチッ」と音がすると火花がとび、ガスが引火される
パネルタイプは白からだんだんと赤っぽく変わればOK。
なお、寒い時期はカセットボンベ本体が冷えるため、引火しないこともあります。その場合は、ホッカイロや手で直接温めてから再度挑戦してみましょう。
メンテナンスの仕方
ガスストーブにおいて、湿気は大敵です。絞ったふきんや雑巾で本体内部の汚れをふき取り、よく乾燥させましょう。専用の収納ケースや、ポリ袋でかぶせるなどして、湿気の少ないところで保管するようにしてください。
また、ガード(バーナーに直接手が触れないようにする金具部分)にホコリが溜まってくると引火の恐れがあります。定期的にブラシや雑巾で取り除いてください。
【ポイント別】おすすめガスストーブを4つ紹介!
何を基準にガスストーブを選んだらいいのか、わからない方も多いと思います。
こちらでは、初心者でも安心安全に使えるおすすめ商品を、ポイントにわけて紹介します。
- 性能
- コスパ
- ルックス
- 安全性
あなたが「冬キャンプで重要視したいこと」を考えながら、商品を比較してみてくださいね。
性能
イワタニ カセットガス ストーブ マイ暖 ホワイト CB-STV-MYD
最初におすすめしたいのが国内メーカー、イワタニの『マイ暖』。使い勝手のバランス・価格がちょうど良く、初心者キャンパーが取り入れやすいモデルです。
外観はとてもシンプル。つまみをひねるだけなので、感覚的に使えるデザインで操作にも困りません。
標準と弱の2段階で調節ができ、エコモードで長く使用できます。電源や乾電池も不要なので、防災用目的も兼ねて持っておいても安心。コンパクトなサイズなのでソロキャンプにおすすめです。
- 価格:20,460-(税込)
- 重量:約2.6kg(カセットガス含まず)
- 大きさ:31.2 x 22.2 x 29 cm
- 安全装置:不完全燃焼防止装置・立消え安全装置・転倒時消火装置・圧力感知安全装置
- 連続燃焼時間:約3時間20分(標準モード運転時)
コスパ
Kovea Cupid ポータブルガスヒーター KH-1203
コスパ面では韓国メーカーのコベア。ガスストーブの価格帯は高いものだと3万円前後しますが、コベアの商品は1万円以下とリーズナブル。専用ケースはハード素材なので積み込みもしやすく、本体に折りたたみ式の取っ手がついているので持ち運びに便利です。
別売りのオプションパーツを使うと、コップをおいて飲み物を温めることもできます。オプションパーツを合わせても1万円程なので、お得にキャンプ感を味わえますよ。国内メーカーと比較すると安全面はやや懸念されますが、韓国での安全基準をクリアした商品です。
なお、並行輸入品のため購入時にはお時間がかかる場合がありますので注意しましょう。
- 価格:7,000-(税込)
- 重量:1.4kg
- 大きさ:17.5×14×27cm
- 安全装置:圧力感知安全装置
- 連続燃焼時間:記載なし
ルックス
センゴクアラジン
¥27,500
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センゴクアラジン ポータブルガスストーブ
見た目重視ならアラジン。80年続くアラジンの歴史ある『ブルーフレーム』ストーブデザインは、石油ストーブのような外観です。
青い炎が見える設計でなんだかおしゃれ。トルネードバーナーと呼ばれ、より効率良く全体をふんわりと暖めます。丸みのあるフォルムもレトロでかわいいですよね。
他社とのコラボで別注カラーもあり、ポップな色が豊富な点も魅力。アラジンも国内メーカーなので、イワタニと同様に安全面も配慮されています。燃焼時間も最大4時間20分と長く、暖かさも調整できますのでご安心を。
付属で専用バッグも付いています。少々お値段がお高めですが、価格に劣らないルックスとパワフルな火力での暖房効果は抜群。キャンプに持っていくと気分の上がる商品です。
- 価格:39,600-(税込)
- 重量:約5.7kg
- 大きさ:32×33.5×39cm
- 安全装置:不完全燃焼防止装置・立消え安全装置・転倒時消火装置・圧力感知安全装置
- 連続燃焼時間:約1時間40分(強火)~4時間20分(弱火)
安全性
Iwatani(イワタニ)
¥14,600
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イワタニ デカ暖
安全性なら信頼できる国内メーカーのイワタニを再びご紹介。
イワタニの商品は、「圧力感知安全装置」「不完全燃焼防止装置」「転倒時消火装置」「立消え安全装置」の4つの機能を搭載しています。
1つ目に紹介した『マイ暖』のパワーアップ版が『デカ暖』です。少ないガス消費量で「小型石油ストーブに匹敵する暖かさ」です。
特許取得の「熱溜め燃焼筒」を採用しているのも特徴。反射板もついており広範囲で暖かいので、2〜3人なら問題なく、乾電池もいりません。
安全性はもちろん、暖かさも重視したい方におすすめです。
- 価格:26,400-(税込)
- 重量:約4.1kg
- 大きさ:34.9×28×40.8cm
- 安全装置:不完全燃焼防止装置・立消え安全装置・転倒時消火装置・圧力感知安全装置
- 連続燃焼時間:約2時間30分
ガスストーブのメリットデメリット
ガスストーブを検討するにあたって、メリットとデメリットを知ることも大事です。メリットだけでなく、デメリットにも目を向けることで利用できる幅が広がります。
アウトドアで利用するだけでなく、日常でも利用しやすくなりますので参考にしてください。
メリット
- すぐに点火するので暖まりやすい
- 石油のように嫌なにおいがしない
- 薪ストーブのように燃料を調達する手間もかからない
- 焚火の後始末をしなくていい
- もしカセットボンベが足りなくなった時も、スーパーやコンビニで入手できる
- 日常では防災目的で使えるのでいざという時に安心
- 持ち運びしやすいサイズ
ガスストーブ最大のメリットは『手軽に暖まることができる』点です。
ベテランキャンパーにとっては醍醐味の薪ストーブの燃料調達や後始末も、初心者のころは大変ですよね。キャンプ上級者にならないと、純粋に楽しむことはできません。
石油ストーブも、石油タンクを積むのも場所をとりますし、寒空の中で給油をするのはハードルが高いものですね。その点、ガスストーブはカセットボンベをセットすれば点火でき、普段は防災用として保管しておけば良いので一石二鳥にもなります。
初心者こそ揃えておいて損はありません。
デメリット
- 密閉された空間での使用は厳禁
- ガスストーブの正面のみしか暖かさを感じない
- スポットで暖かくするため、全体を暖めるのには不向き
- 長時間の使用には向かず、数時間ごとにカセットボンベの交換が必要
- カセットボンベを数本ストックしておく必要がある
主なデメリットは『広範囲の暖房用途には向いていない』ことでしょう。発熱量にもよりますが、ファミリーや大人数のキャンプで寒い冬をしのぐには、少し物足りないです。
メイン使いではなく、他の暖房器具との併用が望ましいといえます。燃料となるカセットボンベも切らさないように、常にストック管理するようにしておきましょう。
一酸化炭素中毒に注意!使用の際は万全の換気を
上記でも挙げていますが、ガスストーブは密室で長時間使用すると一酸化炭素中毒になる恐れがあります。酸素を大量に消費するため、汚染された空気だけだと不完全燃焼になり酸欠になるためです。
重症になると、死亡事故につながってしまうこともあり大変危険です。ですが、こまめに十分な換気を行えばリスクを防ぐことができます。
一酸化炭素は「無色・無臭」で目に見えませんが、「一酸化炭素チェッカー」を持っておけば、安心してガスストーブを使用できますし、よりキャンプを楽しむことができるでしょう。
「一酸化炭素チェッカー」は、電源ボタンを押し、一定以上の一酸化炭素を検出するとアラートが鳴るスグレモノです。Amazonやホームセンターで手頃な価格で購入できます。
一酸化炭素チェッカーを使いながら、万全の換気対策を心がけてくださいね。
ガスストーブを持参して快適な冬キャンプを!
本記事では、ガスストーブの基本的な使い方とおすすめ商品をご紹介しました。寒い時期もキャンプを楽しみたい方は、ガスストーブは一つ持っておくと心強い存在になるでしょう。
特に自然の中で過ごすと朝晩は冷え込みます。本格的な寒さを迎える10月から肌寒さが残る5月ごろまで、年間を通して長く使えますよ。
また、防災グッズとして準備するのも良いでしょう。キャンプを防災訓練のつもりで楽しむのも、楽しみ方の1つかもしれませんね。
ぜひ、寒い冬キャンプにはガスストーブを持参して、安全で楽しいキャンプライフを過ごしてください!
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