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CAMMOCの「キャンプしてたら防災できた!」#12 ハザードマップ/米粉の防災フォカッチャ

キャンプの道具や知識には、防災に役立つものがたくさんあります。でも、いくら優れた道具を揃えても、電源や水道のないストイックなキャンプ経験があっても、災害時にはまったく経験したことのないさまざまな問題が襲いかかってくるでしょう。予期せぬ事態を目の前にしたとき、道具や知識がいつものように使えないかもしれません。

そんな悔しい思いをしないために、災害時に役立つ情報やすぐに使える収納方法など、ちょっとしたヒントを知っておくとあなたの知識や道具がもしものときにぐっと頼もしいものになってくれるはずです。

この連載では、無理なく無駄なく楽しくできる「SDGs防災キャンプ」を提唱するCAMMOCの防災士資格を持つメンバーから、アウトドア好きの皆さんへ、もしものときに役立つ情報とレシピをお届けします。

防災のファーストステップ

山好きさんにとって地図を広げてルートを決めることは、登山における楽しみのひとつでもあると思います。今回のテーマは防災に欠かせない地図「ハザードマップ」です。これは残念ながら楽しい地図ではありません。
きっと、自治体から配られたけれどあまり見ていなかったり、自宅や職場以外の場所については把握していないという方が多いのではないでしょうか。

ハザードマップの状況により必要な防災対策は変わってくるので、ハザードマップを読み込むことは防災のファーストステップともいえます。
山好きさんなら事前に地図を読み込み、その地形に合わせた準備をすることの大切さを知っているはず!そこで普段の生活にも活用できるハザードマップについて紹介します。

ハザードマップとは

ハザードマップとは、自然災害の被害を予測し、どのような危険があるか、どこに避難したらよいかなどの情報をまとめた地図のこと。防災対策としてはもちろん、引越しや土地購入の判断材料としても活躍する重要な地図です。

そのためハザードマップは地域により異なり、地震や大雨など災害の種類に応じてパターンがあります。具体的には「洪水」「内水」「高潮」「ため池」「津波」「地震」「土砂災害」「火山」「液状化」など。自治体によっては‟水害ハザードマップ”とまとめているところもあります。

書面では市区町村役場の窓口や自治センターなどで入手可能ですが、古いものだと最新情報が反映されていない場合も……。おすすめは国土交通省が運営する「ハザードマップポータルサイト」。日本全国の最新のハザードマップが、パソコンやスマートフォンから簡単に確認できます。

出典:ハザードマップポータルサイト

サイトには「重ねるハザードマップ」と「わがまちハザードマップ」の2種類があります。重ねるハザードマップは、洪水や高潮など災害危険個所をひとつの地図上で重ねて確認することができます。わがまちハザードマップは、地域の自治体が公開しているハザードマップのリンクに飛び、よりくわしい情報が入手できます。

さらに、常に持ち歩いているであろうスマートフォンにぜひダウンロードしておきたいのが「全国避難所ガイド」という無料アプリ。現在地の避難所や避難場所を自動検索し、そこまでの距離や混雑状況を表示してくれます(避難所と避難場所の違いはこちら)。ほかにもハザードマップや発令情報、鉄道や国内線の運行情報など、災害時だけでなく旅行や出張時にも活用できます。

ハザードマップを入手したら

ハザードマップを入手したら、災害別に確認すべきことが3つあります。
①どのような被害の可能性があるのか
➁どのような状況になったら避難が必要か
➂避難時はどのルートでどこへ避難するのか
なぜ災害別に確認が必要かというと、災害の種類により被害状況や避難場所が異なります。例えば、津波と噴火では避難する方向が真逆になる可能性も。そのためハザードマップは必ず全ての種類を確認し、災害別の対策を立ててください。

次に避難ルートを確認するため、実際にその道を歩いてみましょう。地図ではわかりにくい坂道や階段、崩れそうなブロック塀など、危険と感じる箇所を事前にマークしておくといざというときの安心材料になります。とくに夜間は迷いやすいため、日中と夜間の両方の景色を知っておくといいでしょう。普段歩き慣れていない道をパニック状態で歩くと迷う可能性もあるため、定期的に歩き確認するようにしましょう。

旅先のハザードマップ

旅行やキャンプへ行くときに、滞在先のハザードマップを調べていますか?

たとえば、土地勘のない場所で地震や豪雨が発生した場合
・その場所は津波や水氾濫の可能性があるか
・どの程度で避難が必須か、向かう場所はどこか
など、判断に1分1秒を争う状況で、なおかつ電波が届かず情報が得られないとなると非常に危険です。出発前に余裕を持ってハザードマップを確認しておくようにしましょう。

旅の計画を立てるときに、絶景スポットやおいしい食べものを探すのと同じように、ハザードマップのチェックも忘れずに行なうようにしましょう。

ハザードマップは命を守る地図

ハザードマップは想定の地図ですが、空想ではなく化学的なシュミレーションによって作られたものです。ハザードマップを見て被害状況を想定し、対策をしておくと被害を少なくすることができます。
また、ハザードマップは安全な場所を確認する地図ではなく、危険な場所を確認する地図です。自宅や外出先には危険予測記載がないから安全ということではなく、想定を超えることはいくらでもあるということも念頭に置き、いつでも避難できる準備やシミュレーションを行いましょう。

今月のレシピ/米粉の防災フォカッチャ

災害時でもキャンプでも小麦アレルギーでも、パンが食べたい!そんなパン好きさんにおすすめのフライパンで焼く米粉フォカッチャを紹介します。

材料(4人前 直径24cmフライパン使用)

米粉…200g
砂糖…10g
塩…3g
ドライイースト…3g
ベーキングパウダー…3g
水…170g~
オリーブ油…大さじ2
お好みのトッピング(岩塩、ドライハーブ、トマトなど)

作り方

1. 米粉、砂糖、塩、ドライイーストをフライパンに入れてよく混ぜ合わせる。そこに水を加えて混ぜ、粉気がなくなってからさらに1分間しっかりと混ぜる。リボン状に落ちる柔らかさになったらOK。
2.オリーブ油大さじ1を加えて、しっかりと混ぜ合わせ、フライパンのフチについた生地を中央に寄せる。
3.蓋をして弱火に15秒ほどかけ火を止め、そのまま30分発酵させる。
4.中火にかけて1分焼き、弱火にしてさらに15分焼く。生地の縁が固まったら、お皿に移しお好みのトッピングをする(今回は岩塩、ドライハーブ、ミニトマト)。フライパンをお皿に被せてひっくり返し、オリーブ油大さじ1を回しかけ、弱火で蓋をしないで10分焼く。
5.きれいな焼き色が付いたらお皿に移しお好みでオリーブ油を垂らして出来上がり。粗熱が取れてから切り分けして下さい。

※米粉パンは焼いてから時間が経つと固くなりやすいです。固くなった米粉パンは、フライパンで小さじ1適度の水を入れて蒸し焼きにすると、ふたたびふわもちになります。

クリエイターズユニット
CAMMOC(キャンモック)

左から、三沢真実、三宅香菜子、内舘綾子
「キャンプのある暮らし」をコンセプトに空間やフードのコーディネート、キャンプ撮影の監修、防災講演など、多数メディアで活躍するクリエイターズユニット。アウトドア・フードロス・防災などの観点からドライフードに注目し、初著書「うまみがギュッ!干すだけ簡単 はじめてのドライフード(山と溪谷社)」全国書店にて絶賛発売中。

HP:https://cammoc.com
Instagram:www.instagram.com/cammoc

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PROFILE

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「キャンプのある暮らし」をコンセプトに空間やフードのコーディネート、キャンプ撮影の監修、防災講演など、多数メディアで活躍するクリエイターズユニット。無理なく無駄なく楽しくできる「SDGs防災キャンプ」を提唱。 https://cammoc.com/

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