ハンドルポジションで走りを変える!ライダーに合わせた理想のハンドルポジションとは
Bicycle Club編集部
- 2018年11月15日
ドロップハンドル位置の大まかな設定手順は?
正しくドロップハンドルを握るためにはハンドルのセッティングが重要だ。ドロップハンドルの基本位置はブラケットを握るポジションとなるので、そこをベースに調整するのが基本だ。
まずは、サドルの高さから決める。サドルは高さだけでなく前後も調節できるのでヒザとペダル踏み面の関係も見ながら適切な位置に前後を調整する。サドルの位置は、ハンドルの位置にも関係してくるので、ここをおろそかにすると、永遠にベストなハンドル位置にたどり着けないことになる。
ハンドルポジションの難しさは、体格のみでなく、ライディングのスキルに応じて変わってくるところ。レベルが上がるとハンドルは下がる傾向にある。いかなるレベルでも、快適かつ力を出せることが重要だ。
ハンドル位置は体幹の強さで決める
そのハンドル位置をどのように合わせていくか?ひとつの目安となるのが、体幹の強さだ。恥骨乗りポジションで考えるなら、背筋を伸ばしハンドルには手を添えないで前傾になっていく。体幹に力が入りつつ、上体をラクに維持できるところで、手を添えたところにハンドルがあるのがいい。
乗りこんで体幹が強くなってくれば、ラクに維持できる前傾は深くなっていき、ハンドルも低くできる。ハンドルは低いほうがパワーを出せる。また空気抵抗も減りスピードも出るが、スキルに合っていることのほうが大切だ。
まずはサドルの高さを基準にする
初めてバイクを購入した人には、安全のため足つきを考えてサドルを低めにセッティングすることも多い。乗り慣れてきたら、サドルの位置からしっかり見直して、ハンドル位置も今のスキルのベストを出しておきたい。
サドルの前後はアバウトになりがちだが、ハンドル位置にも大きく影響するので、正しくセッティングしよう。
まずは、サドルの高さから合わせていく。最初は脚が伸びきった状態で、ペダルが土踏まずにかかるぐらいに調整する。
正しくサドルの高さと前後位置が合えば、クランクを水平にしたときのヒザと踏み面の位置関係はこんな感じだ。
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Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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