ハローサイクリングにわかに増殖中【西山自転車商会】
ニシヤマ
- 2019年06月01日
自転車偏集者の隔離病棟
先月、自宅の隣の公園を見るとレンタサイクルが並んでいた。駅から離れたなんもないところになぜ?と思ったが、市の実証実験らしい。近隣エリアにどかっと電動アシスト自転車が150台投入された。「ハローサイクリング」というシステムで、手がけているのはソフトバンク系の会社らしい。ドコモならぬソフトバンクバイクシェアだ。どうりて太っ腹なわけだ。
スマホがあれば借りられる簡単なシステムで、15分60円と格安。近所の奥さんは高いと言っていたが、買物などを考えると1時間使って240円。デフレ感覚では、高いのかもしれない。ちなみに1日使っても1000円。ドコモより安い。
いちばん適した使い方は飲みに行く日で、公園で借りて自転車で10分の駅で返して、帰りは駅から歩いて帰ってくる。すると60円、駐輪場より安い。
おもに使用されているのは日本が誇る電アシの元祖、ヤマハ・パスだが、専用の操作パネルと鍵を装着すれば、汎用の自転車でもすぐさまシェアサイクルになる。これは画期的。ロードバイクでもEバイクでも可能だ。
次のクルマはシェアでいいかなと考えている。スポーツバイクもシェアでという時代もくるかもしれない。結果的にサイクリング人口が増えれば人類的にはいいことだ。
大量に投入された電動アシスト自転車。花見日和の土曜日でもこんな感じで、まだ地域での利用率はあまり高くないようだ。リアキャリアが省かれているのは、2ケツ防止か
アプリでレンタル予約をして暗証番号で開錠する仕組み。クレカ課金。1人で複数台借りられて便利
関東の設置マップを見るとかなり多いのがわかる。これはもはや立派なインフラ
じつは純然たるママチャリスタイルの電動アシスト自転車に乗るのは初めて。パスの完成度の高さはスゴい
セブンイレブンと提携したので、近くて便利なシェアサイクルとなった。この普及率はけっこう大きい
編集部ニシヤマ
ランドナー乗りだが、Eバイクでサイクリングする機会のほうが多くなってきた。本誌では、ヴィンテージ自転車とEバイク担当という両極端の分野を担っている
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