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ジロ・デ・イタリア|迫力のスプリント、デマールがサガンを2cm差で下し勝利! 優勝候補トーマスはDNS|第4ステージ

ジロ・デ・イタリア2020第4ステージは10月6日、イタリア・シチリア島のカターニアからヴィッラフランカティッレーナへの140kmのコースで行われ、アルノー・デマール(グルパマFDJ)がゴールスプリントでペテル・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)らを僅差で下し、ステージ優勝を果たした。前日の落車で個人総合争いから脱落したゲラント・トーマス(イネオス・グレナディアス)は、検査の結果骨折が見つかり、早くもジロを去った。

個人総合の有力候補・トーマスが骨折でジロを去る

リタイアとなってしまったトーマス。写真は大会前のプレゼンテーションにて

レース前に飛び込んできたのは、個人総合有力候補のひとり、トーマスがジロを去るというニュースだった。前日の第3ステージで、アクチュアルスタート前のニュートラル走行中に落車し、レース後の精密検査で骨盤に骨折が見つかったという。

トーマスは第3ステージを完走したものの、落車の影響でトップから12分以上遅れてフィニッシュしており、事実上個人総合争いから脱落していた。

3人の逃げグループをメイン集団が追う

第4ステージは今大会では最短距離の140km。前半に細かいアップダウンをこなし、中盤に3級山岳ポルテッラ・マンドラッツィ(距離14.4km、平均勾配5.5%)を越え、残り40kmはほぼ平坦というコースレイアウトで、難易度も星2つとそれほど高くない。山岳さえ越えられればスプリンターにもチャンスがあるコースだ。

レースはアクチュアルスタート直後からシモン・ペロー(アンドローニジョカトリ・シデルメク)、カミル・グラデク(CCCチーム)、マルコ・フラッポルティ(ヴィーニザブ・KTM)の3人が逃げを打って始まった。メイン集団はこれを容認し、逃げグループとの差は一時4分程度にまで広がった。

56km地点の第1スプリントラインは、逃げグループの3人の中でフラッポルティが先頭で通過。メイン集団の先頭はフェルナンド・ガヴィリア(UAEチームエミレーツ)がサガンやディエゴ・ウリッシ(UAEチームエミレーツ)を抑えてとり、ポイントを稼いだ。

第2スプリントラインでクイックステップの連携が光る

3級山岳への上りで、ボーラ・ハンスグローエ勢が他チームのスプリンターを振り落とすべくペースアップを図る。この動きでガヴィリアやエリア・ヴィヴィアーニ(コフィディス)ら一部のスプリンターが集団から脱落したが、デマールは集団に食らいついた。

逃げグループではペローが3級山岳のKOM前に単独で飛び出した。しかしKOM通過時点でペローとメイン集団との差は1分30秒程度にまで縮まった。ペローはその後も粘り続けて114km地点の第2スプリントラインを先頭で通過した。

メイン集団では第2スプリントラインを前に前日のステージ優勝で個人総合2位にジャンプアップしたヨナタン・カイセド(EFエデュケーションファースト)と個人総合トップのホアン・アルメイダ(ドゥクーニンク・クイックステップ)のボーナスタイムをかけたバトルが勃発。アルメイダが集団のトップで通過し、さらにアルメイダのリードアウトを担ったチームメートのダヴィデ・バッレリーニが続いたため、アルメイダはカイセドに対して2秒のタイム差を稼ぐことに成功した。

横一線のハンドルの投げ合いを制したデマールがステージ優勝

逃げ続けたペローを残り20km手前で吸収したメイン集団では、ボーラ・ハンスグローエ勢が中心となって上りで脱落したガヴィリアやウリッシらを集団に合流させないようにハイペースを維持し続ける。残り6kmを過ぎたところでガヴィリアらの追走グループが追走をあきらめたため、勝負は先頭グループのメンバーで決することが濃厚になった。

残り2kmを過ぎると、スプリンターを擁するチームのリードアウト合戦が始まった。最後はデマール、サガン、バッレリーニが3人横並びでスプリントし、ハンドルを投げ合いながらフィニッシュ。写真判定の結果、デマールがタイヤ差でサガンを抑えてステージ優勝を果たした。デマールのステージ優勝は昨年の第10ステージに次いで2回目だ。

個人総合上位陣はタイム差なしで集団フィニッシュしており、個人総合トップの証・マリアローザはアルメイダが守った。ポイント賞はステージ2位に入ったサガンがトップに躍り出た。山岳賞、ヤングライダー賞に変動はなかった。

ジロ・デ・イタリア2020 第4ステージ結果

ステージ順位

1 アルノー・デマール(グルパマFDJ)
2 ペテル・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)
3 ダヴィデ・バッレリーニ(ドゥクーニンク・クイックステップ)
4 クレマン・ヴァントゥリーニ(アージェードゥーゼール)
5 エリア・ヴィヴィアーニ(コフィディス)
6 ステファノ・オルダーニ(ロット・スーダル)
71 新城幸也(バーレーン・マクラーレン)
DNS ゲラント・トーマス(イネオス・グレナディアス)

 
マリアローザ(個人総合成績)

1 ホアン・アルメイダ(ドゥクーニンク・クイックステップ)
2 ヨナタン・カイセド(EFプロサイクリング)+2秒
3 ペリョ・ビルバオ(バーレーン・マクラーレン)+39秒
4 ウィルコ・ケルデルマン(サンウェブ)+44秒
5 ハーム・ファンフック(ロット・スーダル)+55秒
6 ヴィンチェンツォ・ニバリ(トレック・セガフレード)+57秒

マリアチクラミーノ(ポイント賞)

ペテル・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)

マリアアッズーラ(山岳賞)

ヨナタン・カイセド(EFプロサイクリング)

マリアビアンカ(ヤングライダー賞)

ホアン・アルメイダ(ドゥクーニンク・クイックステップ)

チーム総合成績

ドゥクーニンク・クイックステップ

第4ステージのルート

ジロ・デ・イタリア出場選手リストはコチラから。

「ジロ・デ・イタリア出場選手リスト」

大会公式サイト
www.giroditalia.it 

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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