電車から自転車レース観戦! ジロ・デ・イタリア仕様のラッピング列車運行中
Bicycle Club編集部
- 2020年10月15日
イタリアの鉄道会社・トレニタリアがイタリア一周自転車レースジロ・デ・イタリアの10月25日までの大会開催期間中、同大会の個人総合トップの証・マリアローザをイメージしたバラ色のラインや自転車マークなどを車体に入れた特別仕様のラッピング列車を運行している。さらに第11ステージではレース中に選手と列車が並走、その車窓からイヴァン・バッソ元選手がレースを見届ける一幕もあった。
ジロ仕様にピンクにラッピング
トレニタリアはジロ・デ・イタリア2020のオフィシャルパートナーを務めており、今回のジロ仕様のラッピング電車運行もジロ開催に敬意を表したものだ。車体にマリアローザと同じピンクのラインをあしらい、車体横に描かれている自転車持ち込みできる車両であることを示す自転車マークもピンクに変えられている。ドアは下部がバラ色でジロ・デ・イタリアの公式ロゴと窓にジロ・デ・イタリアの個人総合優勝者に贈られるトロフィー、トロフェオ・センツァフィーネもあしらわれるなど、まさにジロ一色だ。
車両のラッピング風景 TRENITALIA WEBサイトより
使われたトレニタリアの車両ETR104を車両工場でのラッピング作業の様子がトレニタリアの公式サイトで動画でアップされている。スタッフ数人がかりで手作業でラッピングしたのがわかる。
第11ステージではレースと併走。ジロ2回優勝のバッソも乗車
14日に行われたジロ・デ・イタリアの第11ステージでは、レース中にプロトンと特別列車が併走。車内からレースの模様を観戦できた。
この列車には2006年と2009年にジロ・デ・イタリアで個人総合優勝を果たしたイヴァン・バッソが乗車した。この列車にはジロ・デ・イタリアの個人総合優勝トロフィー、トロフェオ・センツァフィーネも乗せられた。バッソはジロ仕様の特別列車に乗車した様子をインスタグラムにもアップ。「これ以上エコなトロフィーは見たことがない。電車も全部ピンク!」とコメントしている。
マリアローザと並行して走る特別列車
第11ステージは線路と並走するルート
11ステージはイタリア・アドリア海沿岸のポルトサンテルピディオからリミニまでの182㎞を走るが、そのうち線路と並走区間からレースをみることができた。
ジロ・デ・イタリア出場選手リストはコチラから。
大会公式サイト
www.giroditalia.it
SHARE
PROFILE
Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。