BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • Kyoto in Tokyo

STORE

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ

ジロ・デ・イタリア|やられたらやり返す! 前日2位のオコーナーがステージ優勝。個人総合は変動なし。|第17ステージ

ジロ・デ・イタリア2020第17ステージが21日、イタリア北部の山岳地帯・ドロミテのバッサノデルグラッパからマドンナ・ディ・カンピリオまでの203kmのコースで行われ、前日2位のベン・オコーナー(NTTプロサイクリング)が終盤に独走に持ち込み、逃げ切り勝利を遂げた。個人総合争いはホアン・アルメイダ(ドゥクーニンク・クイックステップ)が依然トップを守っている。

最初の1級山岳手前でようやく逃げグループができる

この日のコースは1級山岳3つ、3級山岳1つの計4つのカテゴリー山岳が設けられた山岳コース。61.2km地点の1級山岳フォルチェッラ・ヴァルボーナ(距離21.9km、平均勾配6.6%)を皮切りに、117.5km地点の1級山岳モンテ・ボンドーネ(距離20.2km、平均勾配6.8%)、164.9km地点の3級山岳デュローネ峠(距離10.4km、平均勾配6%)と立て続けにカテゴリー山岳が現れる。最後は1級山岳マドンナ・ディ・カンピリオ(距離12.5km、平均勾配5.7%)の山頂フィニッシュで、主催者発表による難度は今大会初の最高ランクの5つ星だ。

レースは序盤の平坦区間ではなかなか逃げが決まらず、ようやくスタートから35kmほど経過したあたりで20人ほどの逃げグループが形成された。このグループには前日のステージで2位に入ったオコーナーのほか、山岳賞ポイントランキング2位のルーベン・ゲレイロ(EFプロサイクリング)の姿もあったが、個人総合上位の選手がいなかったため、この逃げは容認された。

最後の1級山岳を前に先頭グループの逃げ切り濃厚に

最初の1級山岳フォルチェッラ・ヴァルボーナと続く1級山岳モンテ・ボンドーネはゲレイロが先頭で通過し、山岳ポイントを大きく稼ぐことに成功。KOMでは逃げグループはメイン集団に対して7分ほどのリードを築いた。

KOM通過後の下りで、ダリオ・カタルド(モビスター)が単独で逃げグループから飛び出し、オコーナー、アマヌエル・ゲプレイグザブハイアー(NTTプロサイクリング)、ローハン・デニス(イネオス・グレナディアス)、イルヌル・ザカリン(CCCチーム)、エクトル・カレテロ(モビスター)、ハーム・ファンフック(ロット・スーダル)らが追いつき、その後もトーマス・デヘント(ロット・スーダル)やハーマン・ペーンシュタイナー(バーレーン・マクラーレン)らが追いついて新たに10人ほどの先頭グループができた。残り40km付近ではメイン集団と先頭グループとの差は8分程度に広がった。

その後さらにキリアン・フランキーニー(グルパマFDJ)らも追いつき、先頭グループは15人にまでふくれあがった。最後の1級山岳を控えた残り20km手前でメイン集団との差は6分40秒となり、先頭グループからステージ優勝者が決まる可能性が濃厚になった。

単独で飛び出したオコーナーがリードを守ってステージ優勝

最後の1級山岳、マドンナ・ディ・カンピリオの上りが始まると、デヘントのアタックをきっかけに先頭グループは少しずつ人数を減らしていく。残り8km付近でオコーナーがアタックを仕掛け、デニス、デヘント、ザカリン、ペーンシュタイナーらが追うが、差を詰めることができなかった。オコーナーは最終的に30秒ほどのリードを保って単独でフィニッシュラインを通過。前日のステージ2位の悔しさを晴らす逃げ切りでのステージ優勝を果たした。

一方、メイン集団には個人総合トップスリーが顔をそろえていたが、一団のままフィニッシュ。個人総合の上位陣に変動はなかった。この日は1級山岳で山岳ポイントを大きく稼いだゲレイロが山岳ポイントランキングで首位に立ち、山岳賞ジャージ・マリアアッズーラに袖を通した。

ジロ・デ・イタリア2020第17ステージ 結果

ステージ結果

1 ベン・オコーナー(NTTプロサイクリング)
2 ハーマン・ペーンシュタイナー(バーレーン・マクラーレン) +31秒
3 トーマス・デヘント(ロット・スーダル) +1分10秒
4 イルヌル・ザカリン(CCCチーム) +1分13秒
5 キリアン・フランキーニー(グルパマFDJ) +1分55秒
6 ハーム・ファンフック(ロット・スーダル) +2分49秒

マリアローザ(個人総合成績)

1 ホアン・アルメイダ(ドゥクーニンク・クイックステップ)
2 ウィルコ・ケルデルマン(サンウェブ) +17秒
3 ジェイ・ヒンドレー(サンウェブ) +2分58秒
4 テイオ・ゲイガンハート(イネオス・グレナディアス) +2分59秒
5 ペリョ・ビルバオ(バーレーン・マクラーレン) +3分12秒
6 ラファウ・マイカ(ボーラ・ハンスグローエ) +3分20秒

マリアチクラミーノ(ポイント賞)

アルノー・デマール(グルパマFDJ)

マリアアッズーラ(山岳賞)

ルーベン・ゲレイロ(EFプロサイクリング)

マリアビアンカ(ヤングライダー賞)

ホアン・アルメイダ(ドゥクーニンク・クイックステップ)

チーム総合成績

イネオス・グレナディアス

第17ステージのルート

ジロ・デ・イタリア出場選手リストはコチラから。

「ジロ・デ・イタリア出場選手リスト」

大会公式サイト
www.giroditalia.it 

SHARE

PROFILE

Bicycle Club編集部

Bicycle Club編集部

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

No more pages to load