BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • Kyoto in Tokyo

STORE

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ

ブエルタ・ア・エスパーニャ|新型コロナに負けず大会続行! 2週目の初戦をウッズが制する|第7ステージ

スペインで開催中のブエルタ・ア・エスパーニャ2020は、26日の休息日に行われたPCR検査で選手やスタッフら関係者からは新型コロナウイルスの陽性者は出ず、レースは続行されることになった。27日には第7ステージがバスク地方のビトリア=ガステイスからビリャヌエバ・デ・バルデゴビアまでの159.7kmのコースで行われ、マイケル・ウッズ(EFプロサイクリング)が逃げグループから抜け出して休息日明け初戦でのステージ優勝を果たした。

休息日のPCR検査で「陽性者ゼロ」。レース続行が決定

新型コロナウイルス感染症が再びヨーロッパ全域で拡大するなか、ブエルタ・ア・エスパーニャは第1週目のスケジュールを終えた。休息日の26日に行われたPCR検査の結果は、選手やスタッフら関係者から新型コロナウイルスの陽性者は一人も出なかった。

一方、スペインではペドロ・サンチェス首相が25日に国家非常事態を宣言したが、ほぼすべての自治州で仕事などの例外を除いて夜間の外出を禁止することが主な内容だったため、大会は2週目も続行されることになった。

最初の1級山岳を前に36人の先頭集団が出来上がる

第7ステージは、バスク地方を舞台とする丘陵コース。比較的フラットな序盤を経て、1級山岳オルドゥニャ峠(距離7.8km、平均勾配7.7%)を含む周回コースへ。1級山岳を2回クリアし、下りをこなし、フィニッシュ手前は再び平坦基調となる。比較的逃げが決まりやすいコースのため、山岳賞やステージ優勝を狙う選手たちが序盤から積極的にアタック合戦を繰り広げた。

まず飛び出したのは、連日積極的な走りを見せるレミ・カヴァニャ(ドゥクーニンク・クイックステップ)。しばらく単独で逃げていたものの、35km地点周辺でメイン集団に吸収された。

その後、50km過ぎにオルドゥニャ峠を前にセップ・クス(ユンボ・ヴィズマ)やルイ・コスタ(UAEチームエミレーツ)ら17人のグループが飛び出し、あっという間にメイン集団との差を1分20秒に広げた。このグループにメイン集団からウッズやジョージ・ベネット(ユンボ・ヴィズマ)、ティム・ウェレンス(ロット・スーダル)ら次々に選手が合流し、先頭は36人の集団となった。最初の1級山岳はクスが先頭、ギヨーム・マルタン(コフィディス)が2番手で通過した。

この日、クリス・フルームはブラジルのポップアーティスト「ロメロブリット」によるカラーリングのバイクでレースを走った。このブエルタ後にtチャリティーオークションが行われ、その収益はBest Buddies International(ダウン症、自閉症などの発達障害者への雇用や社会進出をサポートする団体)へ寄付される

残り20kmを切ってウッズやバルベルデら5人が先頭に

メイン集団ではイネオス・グレナディアスが先頭集団のペースをコントロール。一方、先頭集団ではスプリント地点を前にドリアン・ゴドン(AG2Rラモンディアール)、アレハンドロ・バルベルデ(モビスター)、スタン・デウルフ(ロット・スーダル)が飛び出し、ゴドンがスプリントポイントを先頭通過。しかし、2回目の1級山岳の上りまでに3人とも吸収されてしまった。

先行した3人を吸収した先頭グループでは、1級山岳の上りで次第に人数が絞られていき、上りに強い選手だけが残っていった。そんな状況でさらに人数を絞るべくアタック合戦が繰り広げられ、ウッズが単独での飛び出しに成功。これをバルベルデとナンズ・ピータース(AG2Rラモンディアール)、ギヨーム・マルタン(コフィディス)、オマール・フライレ(アスタナ)追う展開となった。2回目の1級山岳はウッズが先頭通過。再び2位で通過したマルタンが山岳賞ポイントのトップに躍り出た。

KOMを過ぎると残りは約20km。この下りでウッズに追走4人が追いつき、先頭は5人のグループとなった。20秒ほどの差で10人ほどの追走グループ、さらにその後ろからメイン集団が1分半程度の差で追いかける展開となり、予断を許さない展開となった。

残り2kmを切ってウッズがアタック! 逃げ切りで勝利を手に

5人になった逃げグループでは、決定的なアタックが決まらないまま距離を消化。追走グループもタイム差を縮めたいところだが、利害が一致せず20秒ほどの差がなかなか詰められず、先行する5人の逃げ切りが濃厚になった。

そんな中、残り2kmを切ったところでウッズがアタックし、単独で飛び出すことに成功。フライレやバルベルデらの追走を振り切って逃げきりでステージ優勝を決めた。

メイン集団は先頭から56秒遅れてフィニッシュ。個人総合上位の選手はこのグループ内でフィニッシュしている。

この結果、個人総合はリチャル・カラパス(イネオス・グレナディアス)がトップを守り、上位陣の顔ぶれやタイム差も変動はなかった。山岳賞はマルタンがトップに躍り出たが、ポイント賞はプリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィズマ)、ヤングライダー賞はエンリク・マス(モビスター)が守っている。

ダイジェスト動画

ブエルタ・ア・エスパーニャ2020 第7ステージ 結果

ステージ結果

1 マイケル・ウッズ(EFプロサイクリング)
2 オマール・フライレ(アスタナ) +4秒
3 アレハンドロ・バルベルデ(モビスター)
4 ナンズ・ピーターズ(AG2Rラモンディアール) +8秒
5 ギヨーム・マルタン(コフィディス)
6 ルイ・コスタ(UAE・チームエミレーツ) +13秒

マイヨロホ(個人総合成績)

1 リチャル・カラパス(イネオス・グレナディアス)
2 ヒュー・カーシー(EFプロサイクリング) +18秒
3 ダニエル・マーティン(イスラエル・スタートアップネイション) +20秒
4 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィズマ) +30秒
5 エンリク・マス(モビスター) +1分7秒
6 フェリックス・グロスチャートナー(ボーラ・ハンスグローエ) +1分30秒

ポイント賞

プリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィズマ)

山岳賞

ギヨーム・マルタン(コフィディス)

ヤングライダー賞

エンリク・マス(モビスター)

チーム総合成績

ユンボ・ヴィズマ

敢闘賞
ギヨーム・マルタン(コフィディス)

第6ステージのルート

ブエルタ・ア・エスパーニャ出場選手リストはコチラから。

 

「ブエルタ出場選手リスト」

 

ブエルタ・ア・エスパーニャ公式WEBサイト
www.lavuelta.com

SHARE

PROFILE

Bicycle Club編集部

Bicycle Club編集部

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

No more pages to load