與那嶺、フランドル直前のベルギーのクラシックDDVでメカトラブルに苦しむ
Bicycle Club編集部
- 2021年04月01日
3月31日、ワールドツアーウィメンのロードレース「ドワーズ・ドール・フラーンデレン(DDV)」がベルギーで開催され、日本チャンピオンの與那嶺恵理(よなみねえり、チーム・ティブコ-シリコンバレーバンク)が出場し、メカトラブルによりトップから7分41秒遅れの52位でフィニッシュした。
優勝はヨーロッパチャンピオンのアネミエク・ファンフルーテン(モビスターチーム、オランダ)で、ともに逃げ切ったカタジナ・ニエウィアドマ(キャニオン・スラム・レーシング、ポーランド)が2位でフィニッシュしている。ここのところ結果を残せていなかった與那嶺だが、万全なコンディションで臨んでいたがメカトラブルでの後退、自身にとってフラストレーションのたまる結果となった。與那嶺自身のレポートをお伝えする。
ベストコンディションで臨むも、チェーントラブル
レースは60km過ぎ、最初のセレクションのパヴェにいい位置で入る。 先頭から20名ぐらい。いい感じ。
しかし……、 パヴェの上り返しでチェーンが突然噛み込み、完全にスタックしてしまいました。メカトラブルを直してくれる奇跡のおじさんはすぐに現れず。チームカーはプロトンの最後尾、のさらに後ろにいる。
止まって手でチェーンを引っ張り上げ、なんとか修復をしたらコミセールカーにも抜かれ最後尾になってしまいました。 多くのライダーに抜かれる間、時間が止まりました。 楽しみにしていたDDV、入念な準備をして試走もしっかり2回もしたのに。
コースを頭に入れて展開を考えて。 そこまで準備をしても、これですよ……。もう泣きたい。
機材とフレームの相性が少し悪く。 私とクリスティンはスプロケットを11-32T。 今日はクリスティンもチェーンスタック。 フランダース(4月4日、ロンド・ファン・フラーンデレン)に向けて負荷はしっかりかけるべきだから、 こうなったらあとは個人TTの気持ちで。 同じトラブルが起きてしまったクリスティンと一緒に走り続けることにした。
走りながら本当にがっくり。 武井コーチもがっくり。多くの準備をしてこの結果。 本当に、仕方がない。 変速のタミング、機材のセッティング。 丁寧にもう一度見直して、日曜日のフランダースへ。
全てを力に変えて
よなみね えり
リザルト
ドワーズ・ドール・フラーンデレン(UCI 1.1)122.2 km
1 アネミエク・ファンフルーテン(モビスターチーム、オランダ)3:04:04
2 カタジナ・ニエウィアドマ(キャニオン・スラム・レーシング、ポーランド) ST
3 アレクシス・ライアン(キャニオン・スラム・レーシング、アメリカ)0:19
52 與那嶺恵理(チーム・ティブコ-シリコンバレーバンク、日本) +7:41
SHARE
PROFILE
Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。