ボロボロになった小径車をレストア! ダホンをバラして組み上げる
Bicycle Club編集部
- 2022年02月26日
専用パーツを壊さないよう、ダホンをバラす
まずはバラす。パーツをそれぞれ外しながら、状態をチェックする。小径車の場合、特殊な専用パーツが使われていることもあるので、壊さないように注意して外す。
このダホンは小径車だが、フロントにサスペンションがある以外は、比較的標準的なパーツ構成だ。ただしヘッドはアヘッドなのに、高さを調整できる特殊なステムが組み込まれていた。
サスペンション構造はバイクによりけりで、分解すると特殊な構造ゆえ後戻りできない可能性もある。そのため今回は、クリーニングをしてリンク部分に注油するのみにとどめた。
クランクを抜いてBBを取り出す
専用工具でクランクを外し、カートリッジ式のBBを取り出す。雨水と油汚れの固まりとなっていたが、回転はスムーズだったので再利用することに。
ブレーキを外す
ブレーキはキャリパータイプ。フロントフォークが特殊な構造なので、フロントにリア用、リアにフロント用が使われていた。1台分のブレーキセットをうまく使いたいメーカーの工夫だろうか。
シフターをハンドルから外す
バーコンという、バーエンドで操作するシフターだ。マイナスドライバーでレバー本体を外し、台座部分は6㎜のレンチで外す。ここは逆ネジになっている。
前後メカを外す
フロントは直付けタイプのメカ。リアメカは8速時代のシマノ・ティアグラが使われていた。ガイドプーリーはガタガタで故障しているが、本体はクリーニング&注油をすれば使えそうだ。
ステム&ヘッド部を外す
スペーサーの入れ替えで高さを調整するアヘッドステムだが、これはシムを介して装着するタイプで、シム上をステムが上下することで高さ調節できる。ちょっと変わった構造。
スプロケットを外す
真っ黒な油汚れの固まりのようなスプロケット。タイヤをつけたまま作業したほうが、リムを傷めずにすむ。外してドブ浸けでクリーニング。
タイヤを外す
最後にタイヤを外す。使い切ってケーシングまで出ていたタイヤ。ある意味なかなかの耐久力といえる。もちろん新品に交換だ。次も同じシュワルベのタイヤを使うことにする。
フレームはクリーニング&磨き
フォークとフレームのみになった。ここからすべてのパーツをクリーニング&注油する。
▼パーツの着脱やクリーニング方法がわかる「クロスバイクレストア編」の記事はこちら
出典
- BRAND :
- Bicycle Club
- CREDIT :
- TEXT:西山貴之(編集部) PHOTO:廣瀬友春
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