最終山岳ステージでJCLチームUKYOのベンジャミン12位、岡13 位|サウジツアー2023
Bicycle Club編集部
- 2023年02月04日
UCI2-1のステージレース「SAUDI TOUR 2023(サウジツアー)」に参戦中のJCL TEAM UKYO。各ワールドチームが総合順位を狙いアタックを続ける第5ステージでは、シモーネ・コンソーニがスプリントを制した。また、総合ではアルメイダ・ゲレイロ(モビスターチーム)が優勝を決めた。JCL TEAM UKYOは山本大喜が総合順位38位と健闘をみせた。以下、プレスリリースより。
マーカスが逃げ、リーダー擁するモビスターは容認
レースはスタートしてから18㎞地点までは、アタックがなかなか決まらない展開で進行します。ここで抜け出しに成功したのはアクティブスプリント賞ジャージを着る マーカス・ハンセン(UNO‐X PRT )を筆頭とした5名の選手たちです。ワールドツアーとプロツアーチームの選手たちで構成されたメンバーではありますが、ここに総合成績を揺るがす選手がいない事から、リーダーチームのモビスターは逃げを容認。マーカス選手はアクティブスプリントポイントを狙ってレースをリードし続けます。
一方JCL TEAM UKYOはモビスターがコントロールするグループの中で次なる展開に備えるために、総合成績で39位につけている山本大喜選手を30番手で位置させて単騎でも動けるポジションをキープ。また、いざチームで動くときに入る場所も彼を前方に置くことで確保します。
時間が経過し、前方で逃げ続ける強力なエスケープグループはダート区間に入り30秒の差に迫られます。しかし、このセクター後に設けられたボーナスタイムの懸かったポイントを僅差の選手に取らせないためモビスターの絶妙なコントロールが続きます。
最後は上りでのスプリント
ボーナスポイントを抜け、残り20㎞になるといよいよレースはクライマックス。ラスト5㎞を過ぎても続くエスケープに展開によっては逃げ切りも現実味を帯びた状況でしたが、各チームのスプリントトレインがゴールを目前に一挙に現れるとエスケープを吸収します。ここで前方に位置する山本にベンジャミン・プラデスと岡 篤志が合流すると他チームのトレインに乗りポジションアップを図ります。
しかし、最前列でのポジショニングに至らないため、プラデスと岡はワンテンポ早く400m近くから一気にスパートしゴール直前のポジションアップを狙います。ワールドクラスのスプリンターが最前列に並んだ大混戦を制したのはコフィディスのシモーネ・コンソーニ。そして、すぐ後ろで前方までポジションを伸ばしたプラデスが12位、岡が13位でゴールに飛び込みました。
厳しい自然環境の中で行われた5ステージ 830kmのSAUDI TOUR。個人総合優勝を遂げたアルメイダ・ゲレイロから遅れること6分7秒でゴールし、38位となった山本を筆頭に、ワールドクラスのチームを相手に連日アタックし、ハイレベルなレース戦ったJCL TEAM UKYO。走り終えた選手たちの表情は充実感と安堵の混ざった表情がこぼれます。ここで経験したスピードを力に変えて、オマーンを舞台に行われる2連戦にチームは向かいます。
SAUDI TOUR 2023
大会期間:2023年1月30日~2月3日
カテゴリー:UCI 2-1
第5ステージ(143km)
リザルト
1 CONSONNI Simone COFIDIS 3h10’13”
2 MALUCELLI Matteo BINGOAL WB +
3 ACKERMANN Pascal UAE EMIRATES +
12 BENJAMIN PRADES JCL TEAM UKYO +00″
13 OKA ATSUSHI JCL TEAM UKYO +00″
- BRAND :
- Bicycle Club
- CREDIT :
- PHOTO:JCL
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Bicycle Club編集部
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