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うきまろッド&リールでフィッシングキャンプを楽しもう! ターゲットは”カサゴ”

大自然のなかで遊ぶならなんといっても釣りがオススメ。ビギナーでも魚をゲットできるターゲットと釣り方を名人が詳しく解説。さあ、フィッシングキャンプをはじめよう! もちろん、釣った魚は持ち帰ってキャンプ料理の一品に!

うきまろッド&リールでいますぐはじめよう。サビキ釣りとさぐり釣り

キャンプといえば釣り。自然のなかで楽しめるアクティビティとして、いま、魚釣りを始める人が増加中。そんなビギナーが最初に手にしがちな釣り具といえば竿とリールのセット商品、お値段2980円!?

「うーん、値段と性能はある程度、比例します。逆にいえば、この類の入門釣りセットは万能ですが、使いこなすにはちょっとコツがいりますね」

先生役の前山さんは、元バスプロにしてへらぶな釣り大会全国1位の経歴を持ち、夏の間は毎日アユ釣りに興じるという魚釣り名人。そんな前山さんにビギナーでも魚が釣れ、キャンプの食卓に一品追加できる必殺テクを教えてもらおう。

「では、日付が変わるころに、港で待ち合わせましょう」 ……まっぴらごめんです!「え? え?」 親子連れキャンパーを想定しているのに、真夜中の0時って。釣りガチ勢もドン引きです。

「昼より夜。そして、朝・夕マヅメですよ、魚が釣れるのは」

マヅメとは薄暗い時間のことで、朝マヅメとは夜明けから日の出までの時間が目安。暗いため、糸やハリを魚に見破られることが少なく、また、活発にエサを探し回る時間なので釣りやすい。でも、朝が早い。「それも釣りですよ」

夜明け前に明かりの下をサビキで狙う。カタクチイワシは釣れたが、豆アジは不在

というわけで、真夜中は回避しつつ、夜明けに間に合う時間に集合。キャンプ場へ行く前に、港で魚を釣ることになった。

夜明け前の5時。常夜灯の下に陣取る前山さん。「暗い時間は明かりの下にプランクトンや魚が集まります。ただ、アジはいないですね。カタクチイワシが釣れました」

入門=豆アジ=サビキ釣り。この図式が崩れかけている昨今。「小さいアジが少ないんです。まったくいないこともある。雑誌の取材で頼まれることがあるんですが、本当に苦戦します」

常夜灯の光の下に群れていたので、サビキを入れるとエサのアミエビに寄ってくるのが目で確認できた

豆アジは夏から秋にかけてよく釣れる魚ではあるけれど、地球温暖化の影響か、関西圏では急速にいなくなっている。かわりに釣れたのはカタクチイワシ。

もちろんカタクチイワシも食材になる。手開きにした刺身や空揚げが美味

「サビキ釣りは時間と場所です。夜かマヅメに魚が釣れている場所で釣ること。ちなみに、サビキは安いものではなくメーカー品がいいですね。刺さりと耐久性がちがう。あとは、ハリ先に魚皮が巻いてある泉州サビキは食いが違いますね、経験上」

朝マヅメになるとアジなどの回遊魚がエサを求めて岸壁に接岸し、エサを漁ることがあるけれど、この日はアジの回遊はなかった。そして、常夜灯の下にいたカタクチイワシは夜明けとともに沖へ出てしまった。

「ほらね。暗い時間に釣りをはじめてよかったでしょう。サビキは簡単に思われていますが、のんびり出かけていたら、なにも釣れなかったかもしれません」

堤防の壁沿いを丹念に探る前山名人。アタリがなければ、次の1投は1m以上、場所をずらす
こういったテトラポッドはカサゴの絶好の隠れ家。テトラの隙間めがけて仕掛けを奥まで落としこむ

日中でもアジが釣れることはあるけれど、約束された釣果というほど安定は望めない。もし、サビキ釣りが空振りに終わったとき、またはのんびり出かけたときにおすすめなのが、さぐり釣り。枝バリが2本~3本で、下にオモリが付いた仕掛けを用いる。

「アオイソメかエビをハリに刺して、落とすだけ。釣れなかったら落とす場所を変える。これがさぐり釣り。これなら日中でも釣れます。狙いはカサゴ、メバル、ベラですね」

シラサエビはシッポの先端を切って、ハリに付ける。そうするとハリが回転しなくなり、糸がヨレない

堤防の壁から10㎝ほど離して、オモリを底まで沈める。または、テトラの穴や沈んでいる岩の横に沈める。底に着いたら、オモリが底から離れない程度に糸を張りつつ待つ。魚が食いつくとコツコツという感触が竿を持つ手に伝わってくる。「ほら、食った。カサゴですね。食い気があればオモリが着底する前に食いついてきます。口が大きいから、繊細な竿じゃなくても釣りやすい」

堤防の先端は流れが複雑な好ポイント。また、敷石はカサゴの隠れ家になっている
カサゴを狙っているとベラもよく釣れる。実は釣りのターゲットとしては不人気だが、白身なので食材にはもってこい

釣れなかったら、すぐに別の場所に入れなおす。「堤防を建てるために敷石の土台を作るんですが、その石と石の隙間はいいポイントですね。だから壁から離れた場所でもチャンスがある。ただし、根掛かりしやすいです」

根掛かりは、オモリやハリが石などの障害物に引っ掛かること。その際、強く竿をあおらずに、ソフトに小刻みに揺らすと回収率が高まる。

「ビギナー向けの釣りとはいえ、やっぱり腕の差は出ます。きたきた。これはいいサイズ」 順調にカサゴとベラをゲットし、キャンプ場へ移動。

「刺身がおいしい魚ですが、おしゃれにパスタにでもしましょうか」 というわけで、キャンプフィッシング1回目のメニューは、カサゴとベラのアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノに決まり。

釣ったカサゴを調理。メニューはパスタ
朝から昼すぎまでは釣り。夕方前にキャンプ場に入り、テントを張って、魚を調理した
釣る、食う、寝る。1日を遊び尽くした最高のフィッシングキャンプだった

釣魚の料理

カサゴとベラのアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ

1.カサゴとベラのウロコをとり、頭を落とす。腹を割いて内臓を出し、血合いを洗い流して三枚におろす。腹骨と小骨をのぞいて下準備は完了

2.焦げ付かないように油を引き、塩コショウを振って魚の両面をしっかり焼く。身が崩れやすいので見た目を重視するなら、慎重にひっくり返す

3.ナベに塩を入れてから沸騰させ、パスタを茹でる。アルデンテ(ちょっと硬め)で湯切りする。湯で汁はこのあと使うので捨てないこと

4.オリーブオイルにニンニク、唐辛子を加え、香るまで炒める。強火でゆで汁を加え、乳化させ、パスタと絡めたのち、盛り付け、魚をのせ完成

フィッシングキャンプの先生

釣り名人 前山智孝

ルアーもエサ釣りもこなすマルチな釣り師。バスとへらぶなで日本一の経歴あり。それでいて、無人島サバイバルキャンプもこなす

今回訪れたのは…

白崎海洋公園キャンプ場

和歌山県日高郡由良町大引960-1
TEL.0738-65-0655
営業期間:通年

コバルトブルーの海に突き出た岬上の地形に位置し、真っ白で巨大な石灰岩に囲まれた大迫力のロケーションが魅力

今回用意した釣り具

がまかつ/うきまろッド&リール

がまかつ/うきまろウキウキベスト

ラグゼ/エアフローター

がまかつ/うきまろお魚みえみえバケツ

今回使った仕掛けとエサ

イソメ、シラサエビ

釣りエサの代名詞で苦手な人が多いアオイソメ。万能餌でターゲットを選ばない。シラサエビはイソメが苦手な人にオススメなエサ

サビキ、堤防胴突、ウキ仕掛

仕掛けは完成品が便利。サビキは基本。さぐり釣りには胴突仕掛け。そのほか、ウキ釣りの仕掛けも使い勝手がいい定番アイテム

うきまろッド&リールにうきまろ堤防胴突をセット。シラサエビとアオイソメを別々のハリにつけ、どちらの食いがいいかを比べた

 

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PROFILE

フィールドライフ 編集部

フィールドライフ 編集部

2003年創刊のアウトドアフリーマガジン。アウトドアアクティビティを始めたいと思っている初心者層から、その魅力を知り尽くしたコア層まで、 あらゆるフィールドでの遊び方を紹介。

フィールドライフ 編集部の記事一覧

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