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「Instinct 2X Dual Power」で、サイクリングの質と楽しさをアップ!

タフネスGPSスマートウォッチの筆頭、「ガーミン/Instinct 2X Dual Power」。通常サイズよりもデータを見やすい1.1インチの大型ディスプレイを装備。ケースは、アメリカ国防総省MIL規格「MIL-STD-810」準拠の高い耐熱性、耐衝撃性および耐水性を誇るもの。

さらにアウトドアやスポーツを楽しむのにうれしいのが、ソーラー充電に対応し、スマートウォッチモードでは無制限に稼働、GPSモードでも145時間も動き続けてくれること。

そんなInstinct 2X Dual Powerのよさを最大化、役立つと感じるのが、内蔵されたスポーツアプリでトレーニングを行なっているときだ。

ランニング、サイクリング、登山、水泳、筋トレ、スキー、スノーボード、ゴルフ、ヨガなどいくつものスポーツアプリがあるなかで、今回、サイクリングアプリがどんなものなのかを試してみようと思う。

文◉ポンチョ 写真◉後藤武久

サイクリングアプリは、どんなときに使える?

日々のトレーニングのためにサイクリングをしている人も多いだろう。また最近では、観光地を中心に自転車をレンタルできるところが増えている。

カラダを動かすことが好きな人なら、旅ランをするように、旅サイクリングを楽しむこともあるだろう。クルマで移動するよりも旅先を細かく見ることができ、歩くよりも距離を稼げるサイクリングは、トレーニングをしながら観光もできる最良の手段といえる。

そこで役立つのが、「Instinct 2X Dual Power」内蔵のサイクリングアプリ。

右上のGPSボタンを押して、サイクリングを選択。目的のシーン、バイクを選べば、簡単にサイクリングに必要なデータを得られ、さまざまなデータも記録しておける。

たとえば、毎週末同じルートをサイクリングするなら、記録したデータを参考にしてトレーニング強度を調整。

旅サイクリングで初めてのルートなら、スピードや高度、心拍数を確認して、ペースを調整。

どちらもその日の体調に合わせたサイクリング、トレーニングができる。アプリなしで行なうよりも、質、楽しさが格段にアップ。移動距離が長く、道の勾配も変化するサイクリングでは、ランニングや登山以上に、アプリのデータを確認する機会は多い。

「Instinct 2X Dual Power」の詳細はこちら

つくば霞ヶ浦りんりんロードを約60kmサイクリング

そこで、旅サイクリングで「Instinct 2X Dual Power」使った模様をレポートしたい!

訪れたのは茨城県の土浦駅。駅の東に霞ヶ浦、西に筑波山があり、そのふたつを結ぶ「つくば霞ヶ浦りんりんロード」という全長180kmのサイクリングコースが整備されている。

今回は土浦駅から霞ヶ浦湖畔の霞ヶ浦総合公園へ行き、日本2位の大きさを堪能。そこからりんりんロードの旧筑波鉄道コースに進み、筑波山手前からヒルクライムコースへ。再びりんりんロードに戻ったら土浦駅へと帰る、約60kmのサイクリングでテストした。

ちなみに上の地図画像に記されているのは、今回の旅サイクリングで実際に走ったルート。

「Instinct 2X Dual Power」に対応するスマホの「Garmin Connect」というアプリとデータを同期させると、こんな感じで表示される。

ルートの色分けは、青⇒緑⇒黄色⇒赤の順に、スピードの「遅い⇒速い」を表している。これを見るだけで、ガジェット好きなら「Instinct 2X Dual Powerでサイクリングするのって、楽しい!」と思うに違いない。

「Instinct 2X Dual Power」の詳細はこちら

自転車のレンタルは、駅前で!

レンタサイクルは、土浦駅西口にある駅ビル、プレイアトレ1階の「ル・サイク土浦」というサイクルショップを利用した。

乗車希望日の前日17時までに、公式サイト(https://lecyc.jp/)で乗りたい自転車を予約しておけば、平日10:30~19:30、土日祝日10:00~19:30の間で利用可能だ。

レンタルしたのは日本を代表する自転車メーカーであるブリジストンのアンカー・RL6Dというロードバイクで、料金は税込4950円。

ル・サイク土浦にはほかにも、クロスバイクやMTB、体力に自信がなければ、eバイクと呼ぶ電動アシストスポーツバイクも用意されているので、好みの自転車を選べるのも特長だ。

サイクリングアプリは、使用シーンに応じて細かく分かれていた!

「では、スタート!」と行きたいところだけれども、その前に「Instinct 2X Dual Power」のサイクリングアプリを設定しておく必要がある。まずは、その設定でわかったことを、お知らせしよう!

サイクリングアプリは、デフォルトの状態では右上GPSボタンを押して出てくるスポーツアプリ一覧にはない。

そこで、左中、または左下ボタンでスクロールして「追加」を右上GPSボタンで選択。マルチスポーツやアウトドアと並んで「サイクリング」が出てくるまでスクロールして選択。

するとさらに、バイク、ロードバイク、MTB、グラベルバイク, バイク通勤, バイクツアー、e-バイク、 e-MTB、屋内バイク、シクロクロス、トライアスロン、BMXと、さまざまなサイクリングの種類が選べる!

これらの違いは、表示されるデータの違いだ。

自分好みに表示画面を編集すると、使いやすくなる!!

今回はロードバイクでのサイクリングなので「ロードバイク」を選択。でも、坂道もあるので、勾配や高度のデータも見たい。そこで、自分好みに編集して、見られるデータを変更する必要がある。

これが、ちょっとだけややこしい。けれど、設定してしまえば、次からは簡単なので諦めずに設定完了したい。

1)右上GPSボタンを押してスクロール。「ロードバイク」を選択して、距離、タイム、スピードの画面が出たら、左中のMENUボタンを長押し。

2)「ロードバイク設定」が出るので左上GPSボタンを押す。

3)「トレーニングページ」と出るので左上GPSボタンを押す。

4)再び、距離、タイム、スピード画面になるが、右上の心拍数が出る小窓にペンのマークがあることを確認し、右上GPSボタンを押すと、上の画像のようにレイアウトと項目の内容を選択できる画面になり、好みのデータを選択して完了。

筆者は、小窓に心拍数(上画像では一時停止マーク)、メイン画面に距離、タイム、スピードに加えて、下部に時刻を見られる、5項目のレイアウトにした。

ここまでが1ページ目。さらに先ほどの手順の「トレーニングページ」を選択して距離、タイム、スピード画面が出たところでスクロールすると、2ページ目以降も編集ができる。

2ページ目は。小窓に心拍数(上画像では一時停止マーク)は変わらず、その他は勾配、高度、総上昇量を見られるようにした。これは登坂時=ヒルクライム時にスクロールして確認できるページだ。

このように表示する項目数やデータ、ページ数は自由にカスタマイズ可能。その日のルートによって見たいデータが異なる場合は、バイク、ロードバイク、バイクツアーなどそれぞれで、少しずつ表示するものを変えて設定しておけば、そのときにマッチしたデータを確認できて便利だ。

「Instinct 2X Dual Power」の詳細はこちら

表示したいデータは、スマホアプリからもカスタマイズ可能

スポーツアプリ、今回であればサイクリングアプリのバイクやロードバイクなどの計測時の画面は、スマホアプリ「Garmin Connect」でも編集ができる。時計本体で編集するよりも、スマホ画面は大きく、見やすいので、編集しやすいかもしれない。

1)スマホアプリ「Garmin Connect」を開き、上段に表示される同期させたInstinct 2X Dual Powerをタップ。

2)設定画面に切り替わるので、スクロールして「アクティビティ&アプリ」をタップ。

3)お気に入りの項目に入れたスポーツアプリが表示されるので、バイクやロードバイクなど編集したいアプリをタップ。

4)一番上の「トレーニングページ」をタップ。すると、デフォルトでは選んだアプリによって4~5ページ目まで、それぞれに選択されているデータが表示される。たとえばロードバイクなら1ページ目は心拍、距離、タイム、スピードになっているので、それをタップ。

5)すると上の画像のように、ディスプレイを分割したイラスト、分割数、データ項目が表示される。それらをそれぞれタップすると、任意の分割数、それぞれの項目に表示したいデータを選択できる。分割数をタップすれば、2項目、3項目、4項目(スタック)、4項目(4分割)、5項目から選択可能だ。

6)各項目で表示させたいデータは、タイマー、距離、スピードなどをタップすると、さらに細かく分類されている。高度であれば、上画像のように多種。実際に試してみれば、要不要がわかるだろう。たとえば、筆者は登坂時に「総上昇量」を表示させていたが、「平均上昇量」の方が、ヒルクライム時のペースがわかって便利そうだと、今回の旅サイクリング後に変更している。

「Instinct 2X Dual Power」の詳細はこちら

サイクリング時のGPSも変更しておきたい

本体のアプリの設定画面、またはGarmin Connectでスポーツアプリを選択してスクロールすると、「GPS」の項目がある。そこでは、バッテリー消費を抑えた通常のGPS、精度とバッテリー消費のバランスのよいマルチGNSS、精度を重視したマルチGSNNマルチバンド等を選べる。

通常はシステムで設定しているGPSが選択されているが、スポーツアプリごとに計測時に使用するGPSの変更、設定ができる。スポーツアプリを起動させたトレーニング時、今回ならサイクリング時は高い精度のデータを表示、記録させたいので、電池消費は上がるが、精度の高いマルチGNSSを設定しておいた。

使ってみてわかったこと①

自動クライムをオンで、表示画面が切り替わる!のがいい

ここまで書いた設定は、前日までに自宅で済ませておけば、当日はスムーズにスタートできる。筆者も前日にしっかり設定しておいたので、サイクリングスタート時は、右上GPSボタンを押してスタートさせるだけでOKだった。

筑波鉄道コースは、廃線跡。交差する車道はあるが、自転車と歩行者の専用道路が真っ直ぐに延びているので、とても走りやすい。

ペースを考えて、スピードをチェックしながら進んでいたのだけれども、当日は強烈な北風が吹いていて、坂を上っているような状況で、なかなか進まない。その際にディスプレイを見ると、登坂時の画面に切り替わっていて、感覚とデータが一致しているのがおもしろかった。

なぜ、登坂時の画面に切り替わるかというと、これも設定から「自動クライム」という機能をオンにしているから。昇降速度を設定でき、筆者の場合だと425m/hにしてあり、その速度以下で進んでいると登坂時の表示画面に自動的に切り替わる。

登坂時の表示画面も、任意のデータを表示するようにでき、平坦時とは異なるデータを見られる。ヒルクライムに入って手動で切り替えることもできるけれど、自動で切り替わった方がストレスはない。だけれども、向かい風で負荷が掛かると登坂時と判断されることもある。今回は、それくらい強烈な風が吹いていたということ。

実際にヒルクライムを走っているときには、高度、つまり標高が表示されるのが、ありがたかった。最初に登った不動峠の標高は294m。登るにつれてディスプレイに表示される高度が上がり、あとどれだけ登って頑張ればいいかの指標になるからだ。

「Instinct 2X Dual Power」の詳細はこちら

使ってみてわかったこと②

自動ポーズで、サイクリング時のみデータを記録

サイクリング途中、ドリンクや食料補給のためにコンビニに立ち寄ることもある。また、今回のような旅サイクリングであれば、立ち寄りたい観光スポットもある。

そんなときに設定しておくといいのが、自動ポーズ機能だ。

ポーズ、つまり自転車を下りて、買い物や歩いて観光する際に、自動的に計測を一時停止する機能が搭載されている。この機能、「停止時」を選ぶこともできるのだけれども、それだと少し動いただけで作動してしまう。そこで、「カスタム」を選択、任意の速度を指定。その速度を下回った場合に自動ポーズ、上回ると作動させるようにした。

筆者の場合は、2.50km/h。ゆっくり歩いている時には一時停止となり、サイクリングを開始すると作動する速度。

計測は手動で一時停止、再開させることもできるのだけれども、一時停止は忘れずにできても、再開を忘れることが案外多い。そのため記録が途中抜けてしまって、「しまった!」とならないためにも、自動ポーズ機能をオン、速度を設定しおくと、サイクリングだけの記録をしっかりと残せるのだ。

「Instinct 2X Dual Power」の詳細はこちら

ツーリング後は、アプリでパフォーマンス分析!

サイクリングの記録は、時計本体で確認可能。距離やタイム、平均速度、心拍等を数字で見られる。

さらにスマホアプリのGarmin Connectと同期すれば、より詳細なパフォーマンス分析をしてくれ、上画像のようにメモを追加して、自分だけの記録を残せる。

パフォーマンス分析では、上画像のようなトレーニング効果、心拍数ゾーンの時間のほか、スピードや高度もグラフ表示され、数字で見るよりも、はるかにわかりやすい。

また今回走行したルートを保存、時計本体に送信することも可能で、次のトレーニング、旅サイクリングの計画も立てやすい。時間が空いて久しぶりに走行するルートも、保存したデータを見れば、どんなルートを、どのように走行したかがわかり、指標にできるだろう。

「Instinct 2X Dual Power」の詳細はこちら

ペースを守って走行するのに役立つガジェットだ!

サイクリングアプリは設定さえ一度済ませてしまえば、ほかに準備するものもなく、自分の自転車でも、レンタサイクルでも、手軽にデータを表示、記録できるのが、なによりも便利な点だ。

スマホのアプリでも同様のデータを表示できるものもあるけれども、しっかり走るサイクリングでは電池がなくなる心配がある。

「Instinct 2X Dual Power」なら電池がなくなる心配もなく、モバイルバッテリーを追加する必要なく、腕に装着してデータを確認、ペースを守ってサイクリングが楽しめる身軽さがいい!

今回使用したInstinct 2X Dual Powerはこちら

Garmin Instinct 2X Dual Power
(ガーミン・インスティンクト 2エックス デュアルパワー)

  • 68,200円(税込)
  • 本体サイズ:50.0 x 50.0 x 14.5mm
  • 重量:67g
  • ケース素材:繊維強化ポリマー
  • ガラス素材:コーニング社製 Gorilla Glass DX
  • ベルト:シリコン、QuickFitバンド(26mm、別売り)にも交換対応

Instinct 2X Dual Powerをチェック

*2023年10月26日(木)~11月30日(木)まで「Instinct2シリーズ」「Instinct Crossoverシリーズ」全品10%オフキャンペーン中。詳しくは下のバナーからチェック!

 

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問い合わせ:ガーミンジャパン

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フィールドライフ 編集部

フィールドライフ 編集部

2003年創刊のアウトドアフリーマガジン。アウトドアアクティビティを始めたいと思っている初心者層から、その魅力を知り尽くしたコア層まで、 あらゆるフィールドでの遊び方を紹介。

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