リーシュコード、正しい使い方って?|サーフィンの基本
FUNQ NALU 編集部
- 2021年06月28日
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サーフボードの流れ止めであるリーシュコード。これはサーファーにとってもはや必須のアイテムと言っていい。ワイプアウトしたときでもボードを流してしまうのを防げると同時に、他のサーファーをケガさせる確率もグンと減らすことができる。
◎出典:SurfStyle 2021 ◎illustration : Akira Tsukakoshi
ただし、リーシュコードが自分を守るための命綱ではないことは覚えておく必要がある。リーシュコードに頼りすぎずに、自らでリスクマネージメントをすることも重要。その上で正しいつけ方でリーシュコードを使用すれば、サーフィンをする上で気持ち的な安心感を得られるし、失敗を恐れず波にアプローチできるだろう。
紐をつけるときの注意点
リーシュコードを取り付けるとき、サーフボード側のテール部分にあるリーシュカップに紐をつける必要がある。そのとき、取り付けた紐がボードのテールから飛び出ない長さに設定しよう。そうしないと、波の力で紐がテール部分に食い込んでしまうこともあるからだ。
長さや太さが異なるリーシュコード
小さな波でショートボードを使用する場合、リーシュは短く細いものを用いる。大きな波でガンを使う場合は、ボードが長く、波の力も強いので長く太いものを使用。ロングボードの場合もボード自体が長く重いので、長く太いものを使用しよう。
乗り方や好みによって異なる繋げ方
サーフボードや乗り方が違えば、リーシュコードの付け方も少し異なってくる。足首に装着するのが一般的だが、クラシックなロングボードの場合、ボードの上でウォーキングをするので、リーシュが邪魔にならないように膝下に装着する。
(左)ノーズライドをするロングボーダーは、膝下に取り付けるようにしよう。そのときコード部分を外側に向けると足に絡みづらい
(中央)パフォーマンス系のロングボーダーやショートボーダーは、足首につけてライディングの邪魔にならないようにするのが一般的
(右)ウェットを着たときのリーシュコードのつけ方は、ウェットの上からでも下からでも、どちらでもOK。これは完全に好みだ
リーシュコードにクセがついて足に絡んでしまうのは、保管方法に問題あり
サーフィンを終えても足からリーシュコードを外さない人はいないと思うが、毎回サーフボードからもリーシュコードを外すようにしよう。特にリーシュコードをボードのテール部分に巻きつけるように保管してしまうと、丸まったままクセがついてライディング中に足に絡まってしまう。
サーフボードと体をつなぐリーシュコードは流れ止めの役割を果たしている。安全にサーフィンを楽しむために、正しい取り付け方を身に付けておこう。
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FUNQ NALU 編集部
テーマは「THE ART OF SURFING」。波との出会いは一期一会。そんな儚くも美しい波を心から愛するサーファーたちの、心揺さぶる会心のフォトが満載のサーフマガジン。
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