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【大原洋人】国産ショートボードのシークレットテスト企画に挑戦|後編

世界最高水準のブランクスを展開するコアフォームがブランクスを提供し、12人の日本人シェイパーが作るサーフボードを、トッププロがテストする今回の企画。登場するそのトッププロは、第二回ジャパンオープンを制した大原洋人だ。前編では6つのボードテストの様子を紹介。
◎出典:SurfStyle 2021 ◎photo:Kenyu

そして後編では残りのボードテストについて評価。普段JS industriesのボードに乗る洋人が、国産サーフボードをどう評価するのか? そしてどのボードが誰のシェイプなのか? 記事の最後ではいよいよシェイパーの答え合わせも!

【ボード07】スピード性能5、コントロール性能5、スムーズ性能5

「すごくスピードが出ていたっていう感触です。波が大きくても小さくても速かった。でもそれだけじゃなくて、スムーズ性能にも優れていました。自分が入れたいだけレールを入れられて、しっかりとターンが伸びていくんです。バランスを崩しても、レールが噛まずにちゃんと次のターンに繋げることもできました。好印象なボードですね。」
今回、小さい波でも大きめの波でもテストライドできたことで、よりボードの調子を見極めやすかった。

【ボード08】スピード性能4、コントロール性能4、スムーズ性能4、安定性4、ドライブ性能4

「ただただ乗りやすかった。中でも印象的だったのはドライブ性能。フロントサイドでボトムターンしたときに、自分が行きたいところよりも鋭角に、しかも楽にいけたんです。すごく不思議な感覚なんだけど、そういうボードはすごくいいボードだっていう感覚がありますね。ボトムでのタメが安定していたから、トップでも余裕を持てました。」
乗り込むほどにボードに慣れていった印象の洋人。アジャストする能力の高さはさすがジャパンオープンの覇者。

【ボード09】スピード性能4、ドライブ性能5、安定性4

「レールがボキシーで、僕が好きな形状でした。自分の体重をぎゅっと押し込みやすくて、だからこそドライブ性能が高かったのかなって思います。フェイスがあるセクションでは、クセがなく、ひっかからずにターンができて、ホレている波でもフラつくことなく安定してターンできました。次のセクションに繋ぎやすいボードでしたね。」
洋人にも好みのデザインがあり、9 番はそれに近いレール形状だった。そのレールを入念に確認。

【ボード10】スピード性能5、コントロール性能4、ドライブ性能4

「イメージは、スピードに乗って、ボトムターンをあの辺りでしたいなって思う位置よりも先に行っちゃう感じがしました。でも、それは悪い意味じゃなくて、進んでいけばいくほど自分の想像よりもスピードが出ていくる感触。ターンのときのドライブ感があったし、ボトムターンからトップに上がるスピードもありました。」
これまでの自分が知り得る感覚以上のフィーリングを得た洋人。自らのボードにも生かせるかも…。

【ボード11】スピード性能4、コントロール性能4、ドライブ性能5

「ボトムターンをするときに、水の中にレールが入っていく感じが好印象。そこからボードを押し出すと、しっかり自分が行きたいところまでボトムターンが伸びていってくれました。逆のレールも一緒で、カービングするとき、厚いセクションだから戻したいところまで戻せないとか、スピードが足りないということがなかったですね。」
レールの入りがよかった要因を探る。こうした洋人の意見は、後にシェイパーにも伝えられた。

【ボード12】コントロール性能5、ドライブ性能5、安定性5、スムーズ性能5

「通称「バナナボード」。すごく特徴があるボードでしたね。でも、コントロール性能、ドライブ性能、安定性、スムーズ性能の4項目ですごくよかったです。自分が踏み込みたいだけ踏み込めたし、ボードがすごく伸びていってくれたし、当てたいように当てていけたし、スムーズにいってくれた。乗るたびに安心度が増していったボードです。」
洋人にとって乗ったことがない感じのボードだったが、さまざまな点で印象がよく、新たな発見があったという。

シェイパーとボードのマッチング結果はいかに?

計5日間の撮影を経て、12本のボードをすべて2回ずつ乗り終えた洋人。コンディションも小さな波から大きな波まであり、さまざまなタイプの波でテストすることができた。

01:【中村大輔】chp Surfboards

「彼のボディバランスを考え、体勢の低いフォームでパワフルなサーフィンをすると想像し、反発力とスピード性能を重視しました。やや深めのシングルを設定しつつ、ストリンガー周りにフラットな部分があるのが特徴」

02:【Vanksy】Justice Surfboards

「洋人をイメージして作ったというより、洋人がこのボードに乗ったらどんなサーフィンするのか見てみたかった。最近、ディープなシングル〜ダブルコンケーブを作っていなかったので、水の流れが気になりましたね」

03:【小柴範彦】NK Shapes

「洋人の脚力および身体のパワーを最大限に生かすために、わずかにオーバーフロー気味に設定。自分の中にある数値のトータルバランスを重視し、ドライブ性能と蹴り込んだときの反発力が出るようにデザインしました」

04:【大海英一】Inspire Surfboards

「コシ〜カタのビーチブレイクを想定し、大原選手のパフォーマンスを生かせるようにスピード性能を重視。特徴は、前足の部分からセンターフィンまでのアウトラインロッカーとストリンガー部分のストレートライン」

05:【黒木保】Quarter Surfboards

「本人がノートリムでスムーズに乗れるようにバランスのいいデザインを目指しました。滑り出しが速く、ファーストターンから思いっきりアクションできるように、ターンの伸びを考えたコンセプトのボードです」

06:【山元智博】Moanalolo Surfboards

「一番重視したのは、スピードを失わないようにするためのボードのチューニング。中でも最大の特徴はレール部分で、ソフトレールとロッカーの組み合わせによって、スピードコントロールができるようにしました」

07:【鵜沢清永】kiyouzawadesign

「彼の後ろ脚の動きに注目し、一連の流れを想像してエアー&パワーカーブなど、すべてのアクションにおいてバックフットからいかに前へ素早く出るかをイメージ。踏んだら踏んだ分だけレスポンスがあるボードです」

08:【蛸操】Sequence

「自分の持っているモデルから洋人に合いそうなものを選んで作りました。洋人の通常のボードの数値に合わせてビーチブレイク用にシェイプし、スピードとパンチの部分で特徴が出るような設定してあります」

09:【齋藤敏昭】T-Shape

「洋人は身長のわりにボードが長いので、テールよりのアウトラインをやや絞り、余計なボリュームを抑えました。スピード、フロー、ハードターンをしやすくするため、エッジよりに深めのコンケーブを入れてあります」

10:【逢野貴広】Ono Shape

「水の流れがいいのはもちろん、基本に忠実なレールターンを支えられる軸のしっかり取れたデザイン。ドライブが効き、スピードに乗ったボトムターンからトップで弾けるようなリップが可能になるイメージのボード」

11:【園田淳二】Junji Sonoda Surfboards

「特別にチューニングしていないシェイプで洋人くんがどんなサーフィンするのか見たかったので、彼用のデザインにはしていません。スピードとパワーを重視し、どんなコンディションでも対応できるボードです」

12:【添田知博】Rock Dance

「洋人のドライブ、パワー&ルース性能をイメージして作りました。『攻めるボード』がコンセプトのボードで、強めのロッカーとシングルコンケーブのコンボ、それに余計なボリュームを削ぎ落としたデザインが特徴」

参加シェイパーとボードのマッチングの答えは上記の通りなのだが、洋人が全体的に感じたのは、すべてのボードにおいてスピード性能が高かったということ。それでいて一つ一つのボードに個性があり、乗り味も全部違ったということだ。これは、比較的波のパワ
ーに欠ける日本のビーチブレイクでも、ボード自体の性能でスピードを出せるように日本人シェイパーたちがそれぞれの持ち味を生かしつつデザインしてきたことの証明かもしれない。洋人も、これからJSにオーダーする試合用ボードのヒントになったという意見
だった。シェイパーたちも今回の洋人からのフィードバックを受け、よりハイパフォーマンスなボードを作り上げることができるだろう。

>>>【大原洋人】国産ショートボードのシークレットテスト企画に挑戦|前編はこちら!!

【大原洋人】国産ショートボードのシークレットテスト企画に挑戦|前編

【大原洋人】国産ショートボードのシークレットテスト企画に挑戦|前編

2021年06月29日

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NALU 編集部

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テーマは「THE ART OF SURFING」。波との出会いは一期一会。そんな儚くも美しい波を心から愛するサーファーたちの、心揺さぶる会心のフォトが満載のサーフマガジン。

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