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【編集部が伝える山の記録】歩き続ける尾瀬の季節と山小屋

歩きなれた自然や山から、少し離れ、想いを馳せる時間が多くなった2020年。私が最後に尾瀬を歩いたのは2019年10月14日、秋が終わりを迎えるころ。そこから長い冬を迎え、私たちがおうちでの過ごし方を模索しているあいだも、尾瀬の季節は歩みを止めることなく、進み続けている。

季節の移り変わりは、カレンダーをめくるだけではなく、山を歩いて、目で見て、肌で感じたい。山を想う時間のなかで、こんな風に、改めて確認できたこともある。

いくつかの季節を飛び越え、再び尾瀬を訪れた7月中旬。沼山峠でシャトルバスを降り、オオシラビソの深い森へと続く登山道を歩き始めると、久しぶりに蘇る感覚。目・鼻・耳・足の裏、すべてを研ぎ澄ませるようにしながら、自分がいま尾瀬の自然のなかにいることを確かめる。森の匂いも、鳥の声も、足元に咲く高山植物も、覚えがある。肩にずっしりと感じるバックパックの重みには、少しだけ不安になった。その気持ちをぬぐったのは、ゆっくり歩いても片道1時間30分ほどの尾瀬沼までの道のり。いまは焦らず、一歩ずつ。

▲森のなかで登山道脇に咲くゴゼンタチバナ。
▲毎年出会うとうれしくなる、真っ白な姿のギンリョウソウ。

▲大江湿原を彩るのは、ニッコウキスゲとワタスゲ。進むほどに広がる黄と白のお花畑は、この季節だけの風景。

目的地は、尾瀬沼湖畔に建つ山小屋「尾瀬沼ヒュッテ」。小屋前の広々としたウッドデッキからは、見惚れるような燧ヶ岳が望め、夕焼けに染まる尾瀬沼など“1日の終わり”を感じるのに最高の場所。尾瀬沼ヒュッテは2019年秋に、一部の大部屋をカプセル型ベッド専用の個室として改装。「1人で泊まるお客さまが増えている」ことも、きっかけになったという。

カプセル型ベッドの数は36床(1部屋6床)。フカフカの布団があるのはもちろん、スマホなどが充電できるコンセントも各ベッドに完備。高さも充分に確保されていることから、閉塞感はなく、快適に眠ることができる。バックパックや貴重品は、部屋内に設置されたロッカーに入れるスタイル。1泊2食付き8,500円。(和室の場合、1泊2食付き9,000円 ※1人利用の場合は10,000円)。

▲夕食は地元・檜枝岐村名物の舞茸ごはんや蕎麦、天ぷらなど。とにかく品数が豊富。
▲シャワー付きのお風呂に入れるのも、尾瀬沼ヒュッテの魅力。一度に入浴できる人数は3名(15分程度)。
▲雲が流れ、顔を見せた燧ヶ岳(2,356m)。尾瀬沼や尾瀬ヶ原が一望できる山頂は、目指してほしい場所のひとつ。

今シーズン、尾瀬沼ヒュッテの収容人数は40名。スタッフの数も最小限に、7月1日の山小屋オープンから登山者の受け入れを開始している。支配人の平野順二さんは、「1人1人のお客さまが、マスクの着用やこまめな消毒を積極的にやってくれています」と話してくれた。山小屋で働く人たちのさまざまな思いをくみ取り、私たち登山者一人ひとりが、考え、山を楽しむとき。

湿原が黄金色に染まる“草紅葉”は、尾瀬の1年を締めくくる風景。例年なら9月中旬~10月中旬に見ごろを迎える。ゆっくりと、しかし確実に前へ進んでいく日々。最後に紹介する写真は、昨シーズンの終わりに深く心に刻まれた美しい尾瀬の風景。みなさんの心にも届きますように。(ランドネ編集部・安仁屋)

尾瀬沼ヒュッテ
標高1,665m
営業期間:~10月下旬
TEL.080-5734-7272
https://ozejin-yamagoya.yado6.net/book/
※宿泊はWEBまたは電話で要予約

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ランドネ 編集部

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自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

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