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寝袋体験会で気づいた冬キャンプの夜の楽しみ方|アウトドアタウンときがわで里山遊び #10

「アウトドアといえば、ときがわを思い浮かべるような”アウトドアタウン”にしたい!」。そんな思いを抱き、地元の人を巻き込みながら日々さまざまな活動を行なう、野あそび夫婦のアオさんこと青木達也さんが、ときがわの自然の楽しみ方や、そこで暮らす魅力的な人たちなどを紹介します。

寝袋体験会で気づいた冬キャンプの夜の楽しみ方

「冬の寝袋体験会」というイベントをキャンプ民泊NONIWAで開催した。イベントは、実際にいろんな種類の寝袋に入りながら過ごしてみて、自分に合った寝袋があればそのままレンタルして、一晩過ごしてみるという内容だ。今回はイベント中に“寝袋って寝るだけの道具じゃないんだなーと”気づかされたお話。

イベント当日の夜の気温は3℃〜4℃ほど。はじめての冬キャンプにはちょうど良いくらいの気温だ。会場には大きなタープの下に寝袋がいくつも並んでいる。今回イベントに協力してくれたのは「Snugpak」というイギリスのブランドで、軍隊にも正式採用されるほど頑丈な作りと、独自で開発したSOFTIEという化学繊維の中綿を使った寝袋が特徴のブランドだ。

寝袋のイベントということで、寝ながらスラドショーを見れるようにタープの天井にプロジェクターの画面を投影してみた。一見するとかなりシュールな光景だが、寝袋に入りながら寝袋選びの方法や快適温度の話などを聞けるので、ある意味これはベストなやり方だと思う。

イベント中はいろんな寝袋を、取っ替え引っ替えして比べることができる。封筒型やマミー型を比べてみたり、快適温度が何℃くらいが自分の好みなのか、寒い屋外で実際に入りながら確かめることができる。とくに体感温度は個人差があるので、寝袋に記載されているスペックを鵜呑みにすると失敗するケースもあるから、購入する前にこういった体験ができるのは良いと思う。

スライドショーが終わると、今度はタープの外に出て夜空をしばらく眺めてみる。満月に近い月明かりと雲が多いせいで星空鑑賞というわけにはいかなかったが、雲間から見える月の光がなんとも神々しく、これはこれで良い風景だなーっとしばらく参加者さんたちと眺めて楽しんだ。

最近はもっぱらダウンの寝袋を使っていたが、久しぶり化繊の寝袋に包まりながら、地面の上でゴロゴロ過ごしていると、改めて化繊の良さにも気づく。ダウンと違って中綿が潰れないので、いろんな姿勢で過ごしていても冷たく感じる部分が少ない。これなら焚き火がなくても外で快適に過ごせそうだ。

焚き火のない夜のキャンプも案外良いものかもしれない。焚き火に気を使うことがないぶん、意識が外側に向くことで、いつもより自然の気配を鮮明に感じることができる。また体全体が暖かく顔は涼しいので、まるで露天風呂に入っているような感覚にもなれる。寝袋ってテントの中で寝るためだけに使うんじゃなくて、こうやって外に引っ張り出して使ってもいいもんなんだ、と新たな発見をした。

今年の冬は騙されたと思って、ぜひ焚き火のないキャンプの夜を試してみてほしい。

■Profile|青木達也(アオ)

レンタル・レクチャー付きでキャンプ体験ができる施設「キャンプ民泊NONIWA」と、暮らしとアウトドアをテーマにしたお店「GRID」を埼玉県ときがわ町で運営。「野あそび夫婦」という夫婦ユニットでキャンプインストラクターとしても活動。監修「ソロキャンプ大事典」。

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ランドネ 編集部

ランドネ 編集部

自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

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