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アウトドアショップ「エルク」が案内!山梨百名山の楽しみ方|#9 ダイヤモンド富士を見る山

山梨百名山の魅力や楽しみ方を伝える、アウトドアショップ「エルク」の綾井です。

今年の3月から12月までの10か月間で100座登って魅力を伝える「山梨百名山チャレンジ」も、いよいよファイナルの12月編です!

12月に登った山梨の山

・羅漢寺山 1,058m
・三石山 1,173m
・思親山 1,031m
・白鳥山 568m
・棚横手山 1,306m
・七面山 1,989m
・源次郎岳 1,477m
・滝戸山 1,221m
・春日山 1,158m
・三頭山 1,531m
・毛無山 1,964m
・足和田山 1,355m
・雨乞岳 2,037m
・乾徳山 2,031m
・黒金山 2,232m
・赤岳 2,899m
・竜ヶ岳 1,485m
・身延山 1,153m

我ながら最後の最後に詰め込みますね(笑)。そういえば夏休みの宿題も、休み最終日に終わらせるタイプの人間でした。

予定通りいけば12月は18座登頂、そして山梨百名山チャレンジの終了!

という訳にはいかず、じつは「富士山」だけ登っておりません。夏の忙しさにかまけて、気づけば富士山の登山シーズンが終わっていたという、何とも情けない話なんですが……。こうなってはもう仕方ないと、富士山は2024年7月に登り、そこで山梨百名山チャレンジの完登とさせていただきます!

▲赤岳
▲乾徳山

新年の1月からは、更新が止まっていたエルクホームページでの山百ブログも再開させ、そしてこちらの連載も富士山を登り終えるまで続けますよ~!

いままで月毎に登った山からピックアップして紹介してきましたが、じつはまだまだ紹介したい山がたくさんあります。現況報告が長くなりましたが、引き続きこの連載を見ていただければうれしいです!

さて今回も12月に登った山で、是非とも紹介したい山を取り上げさせていただきます。その山とは、本来山梨百名山チャレンジのラストを飾る予定だった、年末年始に多くの登山者が登る山です。

竜ヶ岳~ダイヤモンド富士を見る山~

竜ヶ岳は富士五湖のひとつ「本栖湖(もとすこ)」の南岸に位置し、標高1,485mある天子山地最北端の山です。本栖湖に住む竜が、富士山噴火の際に慌てて駆け登ったという伝説があり、竜ヶ岳の名前の由来といわれています。

富士五湖エリアの山といえば、なんといっても富士山の景色でしょう。竜ヶ岳もご多分に漏れず、山頂など見晴らしが開ける場所からの富士山はとても雄大で、山梨百名山の中でも人気の山のひとつといえます。

とくに、富士山山頂から昇る日の出を見ることができる「ダイヤモンド富士」を目当てに、年末年始には多くの登山者が登ります。ダイヤモンド富士は年末年始だけでなく、12月中旬から正月前後の数日まで見ることができますが、新年の初登りで登られる方が多いですね。

ダイヤモンド富士で毎年人気の竜ヶ岳ですが、新年の2024年は更に注目が集まりそうです。その理由は2024年が辰(竜)年だからです。初登りに新年の干支である竜の名が付く山で、ダイヤモンド富士を見るなんて、縁起が良いに決まってますね!

2023年末となりましたが、私も一足早く縁起をもらいに登ってきました。そのようすをぜひご覧ください。

ダイヤモンド富士

いきなりですが、山頂の写真から失礼します。ダイヤモンド富士を見るために未明の早い時間から登ったので、カメラを出したのも山頂からでした。エルクのスタッフや関係者の方たちと登りましたが、わいわい話しながらゆっくり登って山頂まで約2時間の行程でした。

ダイヤモンド富士は山頂で見る方が多いので、日の出の一時間前から多くの登山者が写真スポットを陣取って待っています。山頂だけでなく、山頂直下の九十九折の登山道上でも見ることができるので、展望スポットの各所でカメラと三脚をセットしている方がいらっしゃいました。

寒い中日の出を待つということで、一緒に登った方がお汁粉を用意してくれました。標高約1.500mの山頂で日の出を待ちますから、とにかく寒いです。持っていける防寒着をとにかく着込んでも、動かないと寒いくらいですから行かれる方は必ず防寒着を。

さてみんなで温かいお汁粉をいただいていると、突如その時がやってきました。

富士山頂から上がる日の出、お待ちかねのダイヤモンド富士です。みなさん、ここぞとばかりカメラを富士山に向けます。雲ひとつない空につき上げる富士山の山頂から、すばらしい日の出を拝むことができました。

竜ヶ岳の行程

今回はいきなり山頂、そしてダイヤモンド富士のご紹介となってしまったので、改めて簡単に竜ヶ岳登山のようすをご紹介します。もっとも一般的なルートの本栖湖キャンプ場からのルートを紹介します。今回の山行以外の写真も織り交ぜながらとなりますが、ご容赦ください。

アクセスは登山口に一番近い竜ヶ岳登山者用駐車場が便利です。本栖湖キャンプ場の入り口にあり、大きなスペースがあるので混雑する日も利用できるでしょう。ただ、この駐車場は年末年始を除き11月29日から3月中旬までは閉鎖となりますので、ご注意ください。

▲本栖湖を見下ろす

登山口からは急登が続きますが、ここを乗り切れば次第に緩やかになってきます。広い場所に抜ければ本栖湖側が少し開けていて、遠くは白峰三山、そして眼下に本栖湖を見下ろすことができます。

▲東屋からの展望

そこから緩やかに登っていくと、東屋が設置された見晴らし台へと到着です。見晴らし台からは富士山の展望と、右手に朝霧高原、左手に富士の樹海を見下ろすことができます。展望がすばらしく、ここでダイヤモンド富士をみてもいいくらいです。

そこから山頂までは、笹原に切り開かれた九十九折の登山道を登っていきます。距離は長くはありませんが、最後の登りが待ち構えています。この区間は泥で滑りやすくなっているので、とくに下山時は要注意です。

山梨百名山と富士山

山梨百名山を登っていく中で、ほぼすべての山から富士山を望むことができます。今回紹介した竜ヶ岳はもちろんですが、各山の山頂に開けた場所があれば、十中八九それは富士山側となっていました。南アルプス山系、奥秩父山系、八ヶ岳などの高い山はもちろん見ることができるのですが、展望の少ない中低山の山々から見る富士山は特に印象深かったですし、このチャレンジの大きな励みになりました。

そこでこの記事の最後に、富士山の展望で印象に残った山を上げさせていただきたいと思います。

大蔵高丸 1,781m
小金沢連峰を縦走した際に登った大蔵高丸。この縦走では南へ、常に富士山に向かって歩いていたので、ずっと富士山を見ながら歩くことができました。写真は小金沢山を越え大蔵高丸へ向かう途中の一枚で、笹原の稜線と富士山の景色がすばらしかったです。

黒岳 1,793m
富士山の景色といえば、富士の北側に連なる御坂山塊の山でしょう。その中でも黒岳山頂から少し歩いたところにある展望台からの富士山が、私のお気に入り。ツツジの花に眼下の河口湖と富士吉田の街、この組み合わせがお気に入りの理由です。

間ノ岳 3,190m
日本第三位の高峰、南アルプスの間ノ岳。同じ稜線上の北岳や農鳥岳でも富士山を見ることができますが、何といっても山頂から富士山方向へズームで撮った時の迫力がいいんですよね。農鳥岳の標柱を運んだ思い出もこみで、記憶に残る一枚となりました。

みなさんはどの山からの富士山がお気に入りでしょうか。山梨百名山を登られる際の楽しみとして、富士の展望をぜひ目に焼き付けてください。

2024年も冒頭で書いた通り、引き続き山梨百名山の楽しみ方を紹介させていただきます。次回からはとくに楽しかった山や、印象に残った山を登った月に関わらず紹介しますので、お楽しみにお待ちください!

そして本当の山梨百名山チャレンジ完登まで、引き続きお付き合いくださいませ。

それでは、次回のvol.10もお楽しみに!

エルクスタッフ 綾井瞭
北岳の山小屋で勤務後、山梨の山が好きで移住し、エルクに入社し7年。登山、トレイルランニング、スキーと広く山を楽しんでいたが、ヒザを壊してからは山梨県の山を改めて登り始める。山梨百名山チャレンジ企画の担当であり、山梨県の山を登って魅力を発信することをモットーに山登りを続けている。

エルクブログ「山梨百名山チャレンジ」はこちらから!

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ランドネ 編集部

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自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

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