ロードバイクタイヤの選び方で走りが変わる!? 足まわりのおすすめパーツ徹底ガイド
トモヒロ
- 2019年11月02日
携帯ポンプの種類
外出中にパンクした場合に使用する携帯ポンプ。ハンディポンプともいい、小さなステップがついた小型のフロアポンプタイプもある。取り付け用アダプターなどでフレーム(ボトルケージ台座など)に取り付けることができるものもある。
このほか、空気を一気に放出するインフレーター(CO2ボンベ)もある。ポンピングする手間がないので手の力が弱い女性などにもおすすめだが、ボンベは使い切りなので携行性でやや劣る面もある。
空気入れはどれくらいの頻度でするもの?
ロードバイクなどのスポーツバイクでは、乗車頻度にもよるが、少なくとも週に1回の空気入れが基本。パンクなどのリスクをできるだけ減らしたい人は、乗車前に空気圧のチェックを兼ねて、毎回空気を入れる習慣をつけたい。
走らなくても空気が抜ける?
チューブに使用されるゴムの分子より空気のほうが小さいため、たとえパンクをしていなくてもチューブの表面から少しずつ空気が抜けてしまう。そのため、乗車頻度にかかわらず、最低1週間に1度の空気入れが必要とされている。
タイヤ交換のタイミングとは?
タイヤは消耗品なので、トレッドが減ってきたら、または劣化してきたらなど、適切なタイミングで交換しなければならない。交換する目安を知っておこう。
そもそもタイヤの寿命ってどのくらい?
乗車頻度やコンディションなどによって異なるが、各タイヤブランドでは「約1年、走行距離3000~5000㎞」が交換の目安として公表されている。だが、これらはあくまでも目安ととらえ、タイヤ表面の摩耗、傷やヒビ割れがないかなどを目視で確認、判断するのが望ましい。
具体的には、タイヤ中央の丸みが減り、平らになっているときは要注意だ。また、前輪に比べ後輪のほうが消耗が早い(トルクがかかるため)ということも覚えておくとよい。レーサーなど走行距離が著しく多いライダーは、後輪のトレッドが減ってきたら前輪と後輪のタイヤを入れ替え、より長い時間使用するなどの工夫をしている場合もある。
摩耗を知らせるマーク
摩耗の度合いを知らせるため、トレッドに小さな凹みが付いているモデルがある。これが削れてきたら(穴がなくなったら)、タイヤ交換のタイミングととらえよう。
タイヤ交換の方法
タイヤ交換は、方式によってそれぞれ方法が異なる。
クリンチャー(CL)
リムにタイヤビードの片側をはめ、隙間からチューブを入れたあと、バルブ側からもう片方のビードをはめこんでいく。ビードがはまった後は、チューブの噛みこみがないがをチェックし、問題がなければ空気を入れる。
タイヤを外すときは、タイヤレバーを使用して片側のビードを外し、はめるときと反対の手順で作業する。スポーク穴が空いているホイールは、穴をふさぐためのリムテープがしっかりと装着されていることも確認しておく。
チューブレス(TL)
チューブレスホイールのリムには、チューブレスタイヤ(ビード)の両端がしっかりとひっかかるよう、リム内側に山と谷のような形状の設計がされている。ここにタイヤをはめたあと、チャンバー付きポンプやCO2ボンベで一気に空気圧を高め、ビードを上げる。あらかじめタイヤに石鹸水などを塗っておくとビードが上がりやすいのでオススメだ。
リム形状が異なるため通常のタイヤレバーは使用できないので、必ずチューブレス専用レバーを使おう。
チューブレスレディ
リムテープを貼ったホイールに、タイヤをはめる。大まかな手順はチューブレスと同様だが、ビードを上げたあとにシーラントを注入するのがチューブレスレディの特徴だ。大容量のシーラントは、注射器などに移し替えたあと、バルブから注入する。シーラントのタイプによっては、注射器を使用しなくても、そのまま注入できる形状のものもある。
タイヤをはがす際は、中に残ったシーラントが飛び散らないよう、ていねいに作業しよう。
チューブラー(TU)
タイヤの固定(接着)にはリムテープとリムセメントの2種類があるが、最近では手軽なリムテープが主流。リムをきれいに洗浄したあと、リムテープを貼り、その上からタイヤをはめる。タイヤに空気を少し入れておくと作業しやすい。タイヤをはめたあと、センター出しを行い、リムテープの台紙をはがす。1度空気を抜き、テープの粘着面にタイヤを押し付けるように密着させ、固定する。
リムセメントを使用する場合は、タイヤとリムの両方にセメントを塗布し、リムセメントが乾く前にセンター出しを行う。スピードが求められるので慣れが必要だが、リムセメントはリムテープよりも固定力が高い(水にも強い)ため、シクロクロスレースなどでは圧倒的にこの方法が選ばれる。
タイヤをはがす際は、空気を抜いてから、ゆっくりと慎重に引きはがす。ちなみに、チューブラーは基本的にパンク修理ができない(チューブ穴をパッチで塞ぐことができない。できないことはないが、現在はほとんど行われない)ため、チューブラーユーザーは予備のタイヤを持参しながら走るのが一般的。
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- Bicycle Club
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