BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • Kyoto in Tokyo

STORE

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ

PINARELLO/DOGMA F【日本バイシクル・オブ・ ザ・イヤー2022】

「日本バイシクル・オブ・ザ・イヤー2022」にノミネートされたPINARELLO/DOGMA F。
その概要と、選考委員田村明寛、難波賢二による試乗レビュー、さらにモデルの深掘りレポートをお届けする。

エアロ、重量、剛性を完璧なバランスで表現するイタリアン

イタリアンブランド、ピナレロのレーシングロードの最高峰「ドグマ」シリーズ。3年ぶりに登場した最新作ドグマFは、先代F12と比べて軽量化が施され、剛性もアップ、空力性能まで向上と、あらゆる面で進化を遂げた。
注目すべきは、ドグマF12ディスクブレーキ仕様の53サイズと比較してフレームセットで265g もの軽量化を実現している点だ。これはシートクランプをチタン製にして35g軽量化、さらにシートポストやフロントフォークも数10g軽量化といったマージナルゲインの積み重ねで達成した数字だ。各社のハイエンドコンポーネントで組み上げるとUCIの重量制限ギリギリに仕上がるほど軽い。
さらにBB付近は12%剛性アップ、空力面でもF12ディスクブレーキ仕様と比較して4.8%空力特性が向上。エアロロードとクライミングバイクを区別しないピナレロ史上最高のオールラウンダーとなった。

ナレロ・ドグマ

価格:181万5000円(完成車)、93万5000円(フレームセット)

DATA

フレーム:トレカT1100カーボン ●フォーク:トレカT1100カーボン ●コンポーネント:シマノ・デュラエースDI2 ●ホイール:DTスイス・SRC1400 ●タイヤ:ピレリ・Pゼロレース ●サイズ:430、465、500、515、530、540、550、560、575、595、620 ●試乗車実測重量(ペダルレス):6.93㎏
問:ピナレロジャパン
www.pinarello.co.jp

もはやFに苦手はない。どんな人でもどんな道でも受け入れる
田村明寛

僕のドクマに対する印象が180度変わった。ドグマというとコンマ1秒を争うガチレーサー向けというイメージがあり、僕には一生関係のない存在だと思っていた。「パワーのない方はお断り」そんな印象があった。しかし、Fは違う。すべての人を受け入れる。もちろんロードレースでは大活躍するだろうが、Fでちょっとした悪路を冒険してもよい。あえてネガティブなことを言うと、その価格だ。どれだけ高性能といえども、フレームセットで100万弱は高嶺の花止まりだ。ただ、その点を考慮しても満点を入れたいという欲望には勝てなかった。

価格は高いものの感銘を受ける性能すべてがそろっている
難波賢二

走る、曲がる、空力、乗り心地、そして軽さ。すべてが最先端最高峰のレベルでまとまっているのがドグマFで、それでいて誰が乗ってもそのすばらしい走りに夢を見られる。ドグマと同じかそれよりも空力が優れるバイクはほかにあるかもしれないし、剛性も同じく。しかしすべてがそろったうえで味わいと尊厳に満ちあふれた走りを併せ持つのはドグマならでは。価格を一切気にせず選ぶなら満点だが、人に薦めるには価格も性能という意味で、満点に限りなく近い点数とする。性能だけでないイタリアの自転車文化の奥行きの深さに感銘を受けた。

 

バイシクル・オブ・ザ・イヤー2022 TOPページはこちら

出典

SHARE

PROFILE

Bicycle Club編集部

Bicycle Club編集部

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

No more pages to load