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増田成幸がロード、個人TTともに銀メダル獲得!|ロードアジア選手権

ロードレース種目の大陸王者を決めるロードアジア選手権が、中央アジア・タジキスタンの首都ドゥシャンベを舞台に3月25~29日の会期で開催された。大会最終日の29日には男子エリートロードレースが行われ、日本代表として参戦した増田成幸(宇都宮ブリッツェン)が3人による優勝争いに加わり、最終的に2位でフィニッシュ。2日前に行われた個人タイムトライアルでも2位になっており、2種目で銀メダルを獲得した。

日本からは男子エリートのみの選手派遣

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響により、アジア選手権が開催されるのは3年ぶり。過去2年は開催に向けて動きながらも中止を余儀なくされていた経緯があり、晴れて大陸王者を決める戦いが復活となった。

今大会に向け、日本からはロード全日本王者の草場啓吾(愛三工業レーシングチーム)のほか、増田成幸(宇都宮ブリッツェン)、山本大喜(キナンレーシングチーム)を代表に選出。男子エリートのみの派遣についてJCF(日本自転車競技連盟)は、開催地の医療状況体制が脆弱であるおそれや航空便の価格急上昇による派遣費用の増加、東京オリンピック・パラリンピック後の連盟の財政状況を勘案し、一度は全カテゴリーの派遣見送りを検討。しかし、大陸選手権はUCIポイント配点が高いことから、不参加によって日本の国別順位が大きく後退し、9月に開催されるロード世界選手権の参加枠に影響を及ぼす可能性があることから、同カテゴリーのみ派遣することを決めたとしている。

コースマップ(愛三工業レーシングチームTwitterより)

そうした経緯がある中で迎えたレース本番。山本がコンディション不良で出走を断念し、日本勢は草場と増田で挑んだ。エントリー41人中、インド、イラン、カザフスタン、モンゴル、タジキスタン、UAE、ウズベキスタンがフルメンバーの4名出走。レース距離は174kmで2カ所の大きな登坂区間が特徴的なコース設定だ。

スタートして早々に9人の逃げグループが形成され、ここに増田がジョイン。有力国のカザフスタン、モンゴル、イラン、ウズベキスタン、UAE、インドネシアがこのグループに選手を送り込んだことで、先行態勢がすぐに整った。その後もメイン集団からは逃げグループへの合流を狙った動きが見られ、草場も前線をうかがう姿勢を見せた。

逃げグループを率いる増田成幸(左端)※YouTubeライブより

レースが半ばに入ってからも、メイン集団から数人ずつの追走パックが発生するなど慌ただしい状態が続く。やがて前線のメンバーがシャッフルされ、逃げは3人に。増田はメイン集団へと戻って、展開を立て直す選択をした。

フィニッシュまで50kmを切ってカザフスタン勢がメイン集団のペースを上げたことで、レースの流れが変化。さらに上りを利用してのアタックに増田が加わり、それまでに射程圏内に捉えていた先頭グループへ合流。この段階で、6人がレースをリード。メンバーはカザフスタン、モンゴル各2人、イラン、日本(増田)各1人。

レース後半に先頭グループを形成した6選手。左から2人目が増田 ※YouTubeライブより

先頭交代のローテーションを繰り返しながら好ペースを維持した先頭8人。後続との差を十分に得て、勝者はこの中から出ることが濃厚に。残り20kmを切って少しずつアタックも見られ始め、増田は冷静に対処。そして残り8kmでイゴール・チザン(カザフスタン)のアタックに増田とジャムバルジャミツ・サインバーヤル(モンゴル)が対応すると、他の3人を切り離してフィニッシュへと急いだ。

終盤はアタックと牽制の繰り返しに。中央が増田 ※YouTubeライブより

残り距離がわずかとなり、互いの思惑が交錯する中、盛んにアタックしたのはチザン。そのたびに増田とサインバーヤルが見合うも、チザンも独走には持ち込めず3人パックは変わらず。そのまま最終局面を迎えることになり、勝負はスプリントにゆだねられた。

アジア王座をかけたスプリント勝負。増田(左端)が先頭に立つ ※YouTubeライブより

最後のスピード勝負、先に仕掛けたのは増田。早めのスパートで先頭に立ったが、フィニッシュ手前でチザンが増田をパス。そのままフィニッシュラインを通過し、チザンが優勝、増田が2位となった。

3人による優勝争いはイゴール・チザン(中央)が勝利。増田(左)は2位 PHOTO:JCF

草場も完走。日本勢は数的不利をものともせず、タフな戦いを走り抜いた。

増田は個人タイムトライアルでも銀メダル獲得

ロードレースに先立ち、27日には男子エリート個人タイムトライアルが行われ、増田が銀メダルを獲得した。

平坦基調の24kmで争われたレースは、増田が中間計測からトップタイムをマークし、他国選手を上回る走り。好ペースを維持して走り切り、フィニッシュでは暫定トップに立った。ただその後、アスタナカザクスタン チームで走るエフゲニー・フェドロフ(カザフスタン)が増田のタイムを更新しトップに浮上。最終的に増田が2位となり、表彰台の一角を確保した。

アジア選手権 男子エリートロードレース 結果

1 イゴール・チザン(カザフスタン) 5:37’57”
2 増田成幸(日本・宇都宮ブリッツェン)ST
3 ジャムバルジャミツ・サインバーヤル(モンゴル)
24 草場啓吾(日本・愛三工業レーシングチーム)+19’11”

アジア選手権 男子エリート個人タイムトライアル 結果

1 エフゲニー・フェドロフ(カザフスタン)28’45″(Avg.50.087km)
2 増田成幸(日本・宇都宮ブリッツェン)+0’52”
3 ムラジャン・ハルムラトフ(ウズベキスタン)+1’13”

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PROFILE

福光俊介

福光俊介

サイクルジャーナリスト。サイクルロードレースの取材・執筆においては、ツール・ド・フランスをはじめ、本場ヨーロッパ、アジア、そして日本のレースまで網羅する稀有な存在。得意なのはレースレポートや戦評・分析。過去に育児情報誌の編集長を務めた経験から、「読み手に親切でいられるか」をテーマにライター活動を行う。国内プロチーム「キナンサイクリングチーム」メディアオフィサー。国際自転車ジャーナリスト協会会員。

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サイクルジャーナリスト。サイクルロードレースの取材・執筆においては、ツール・ド・フランスをはじめ、本場ヨーロッパ、アジア、そして日本のレースまで網羅する稀有な存在。得意なのはレースレポートや戦評・分析。過去に育児情報誌の編集長を務めた経験から、「読み手に親切でいられるか」をテーマにライター活動を行う。国内プロチーム「キナンサイクリングチーム」メディアオフィサー。国際自転車ジャーナリスト協会会員。

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