
自転車通勤で役立つ安全対策7選、ライトの明るさやウェアの選び方

Bicycle Club編集部
- 2023年04月23日
自転車通勤や通学などで夜間や夕方・朝方の薄暗い時間帯に自転車に乗る人も多いはず。明るい時間帯に比べて薄暗い時間帯は事故が起こりやすいので、自転車に乗る時はドライバーや周囲へのアピールが特に重要になる。この記事では、夜間のライドで被視認性の重要性や暗闇でも目立つライトやウェア選びのコツを紹介する。
INDEX
自転車通勤の安全対策、存在アピールで被視認性を高める
夜間や早朝、夕暮れ時などは周囲が暗く、ドライバーはサイクリストに気付きにくい。そのため、事故が発生しやすくなる。ということは、ドライバーにサイクリストの存在をしっかりアピールしていち早く気づいてもらえれば、事故の可能性を減らすこともできるはずだ。夜間走行の基本、フロントライトとリアライトの役割を再確認して、事故を未然に防ごう。
ライトの明るさを調整、ルーメンの目安を知る
自街灯がない暗い場所では、サイクリストの存在はどのように見えるのか。自転車に装着するテールライトの明るさや取り付け位置、ウェアの色などを変え、ドライバーからの見えやすさがどの程度変わるかを検証してみた。ルーメンの違いが被視認性にどれだけ影響するのか。見え方を知っているだけで、安全への意識はぐっと高まる。
ライトは正しい取り付け位置を守って装着する
シートポストやサドルバッグなど、さまざまな場所に取り付けられるリアライトだが、位置によってドライバーからの見え方は大きく変わる。ヘルメットへの装着は高い位置に赤い光がともり目立ちやすいが、指向性があるので頭の向きやライトの種類によっては見えにくくなることも。後方やサイドの路面を照らしてアピールするライトもあるので、シーンに合わせて選ぼう。
ウインカー代わりに使えるアクション系ライトも登場
最近では加速度センサーを内蔵して減速時に明るく光るテールライトや、バイクの傾きに応じて左右の方向指示器が出るタイプのアクション系ライトも販売されている。発想としてはユニークだが、ドライバーとの距離によっては細かいモーションの違いがわかりにくいものがある。被視認性をしっかりとアピールできる装備を整えたうえで、補助として使いたい。
サイクルウェアの色は夜間だと見え方が違う
一般的なサイクルジャージに多い、赤、黒、白、黄色のウェアを着用して見え方の違いを検証。クルマのヘッドライトを点灯させない真っ暗闇の状態と、ロービームで照射した状態の2つの条件で見えやすさを比較してみた。その結果、赤のようなはっきりした色でも、暗い場所だとかなり闇に紛れてしまうことがわかった。ウェアによってはリフレクターがついているものもあるので、明るい色だからと油断せず、夜間での見え方も考慮して選ぼう。
ブルべにも使われる蛍光色&反射ベストがおすすめ
ライトの明るさやウェアの色だけでなく、より安全性を求めるなら反射素材付きのベストやジャケットの併用がおすすめ。特に反射材の面積は大きいほど反射する部分が増える傾向にある。ドライバーの目を引く大胆なデザインを見つけるのも、安全なライドへのカギとなる。
小物や100均アイテムを使って、手軽に被視認性アップ
ライト以外にも夜間走行中のサイクリストの被視認性を高めるアイテムはたくさんある。バッグにかぶせるだけで被視認性が格段にアップする反射板つきの防水カバーや、サドルにぶら下げるリフレクターなど、リーズナブルで今ある装備に気軽にプラスできるものも多い。100均でも使えるグッズが増えているので、いろいろと試してみよう。
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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