【登山初心者】レインウェアの人気モデルや格安おすすめ商品を紹介！
FUNQスタッフ
- 2023年03月22日
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レインウェアは登山靴、バックパックと並び「三種の神器」に挙げられる登山の必需品です。しかし、低山を登ることが多い登山初心者は、100円ショップなどで購入できる一時凌ぎとしてレインウェアを選ぶことが多いのではないでしょうか。
ですが、快適に安全に登山を楽しむためには、初心者でもアウトドアアクティビティ専用の製品を選ぶ必要があります。そこで今回は、登山初心者におすすめのレインウェアについて、以下の内容で詳しく紹介します。
- 登山にレインウェアは必要？
- 初心者向け登山用レインウェアを選ぶポイント
- 登山初心者におすすめしたいレインウェア
「登山用レインウェアはどう選べばいいの？」「性能もコスパも良いレインウェアが欲しい！」という方は、ぜひ参考にしてくださいね。
登山にレインウェアは必要？
山の天気は、非常に変わりやすいものです。天気予報や登山スタート時は晴天でも、天気が急変し横殴りの雨に遭遇することは稀（まれ）ではありません。
山では雨宿りする場所がほとんどないので、強い雨に降られると全身ずぶ濡れになってしまいます。防水性が低いレインウェアでは水が浸みこんできて、中の衣服まで濡れて身体が冷えてしまうことも…。さらに山の強風が濡れた体に吹き付けると、体温が奪われて低体温症を起こす危険性があります。低体温症は酷くなると、命に関わる恐ろしい症状です。防水性の高いレインウェアを選んで、雨天時に身体が濡れるのをしっかりと防ぎましょう。
低山でも低体温症による死亡事故は多数あり、「低山だから大丈夫」ではなく、低山を登る際もアウトドアアクティビティ専用のレインウェアを準備する必要がありますよ。
また登山では横や下からも雨が吹き込んでくるため、下半身もずぶ濡れになります。登山用レインウェアは、ジャケットとパンツが分かれたセパレートタイプを選びましょう。上下セット販売のものは、比較的リーズナブルに購入できるので、初心者の方にもおすすめです。
初心者向け登山用レインウェアを選ぶポイント
登山用レインウェアを選ぶ際のポイントは「防水性」だけではありません。加えて「透湿性」も重視しないと、快適に登山ができなくなってしまいます。ここからは登山初心者の方にも分かりやすく、レインウェアを選ぶポイントをご紹介します。
レインウェアの素材で必須になる「防水透湿素材」
通常、登山用レインウェアに使用される素材は「防水透湿素材」です。防水透湿素材とは、外から雨水が浸入するのを防ぎ、身体から放出される湿気を排出する素材です。防水透湿素材は、防水性能と透湿性能が数字で表されます。登山用レインウェアに必要な、それぞれの数値を紹介します。
防水性
防水性能は、耐水圧○mmで表します。登山用レインウェアの耐水圧は、20,000mm以上が理想とされています。20,000m以上あれば、嵐のような非常に強い雨でも防ぐことが可能です。
しかし、耐水圧が高いほど、製品価格が高くなる傾向があります。低山を中心に登る初心者で、特にコスパを重視したい場合は、最低10,000ｍｍ以上の耐水圧のものを選びましょう。
透湿性
活動量の多い登山は、一年を通して汗をかきやすいアクティビティです。身体から放出される汗などの湿気が放出されないと、べたついたり汗冷えを起こしたりすることも。そのため透湿性が高いレインウェアの方が、より快適に活動可能です。
湿気を排出する「透湿性能」は、〇ｇ/ｍ²-24ｈという単位で表されます。登山用レインウェアでは、10,000～20,000ｇ/ｍ²-24ｈの透湿性があると快適な登山が可能です。コスパ重視の初心者でも、最低でも10,000ｇ/m²-24ｈ以上の製品を選ぶのがおすすめです。
初心者におすすめな「ゴアテックス」
各スポーツ・アウトドアメーカーでは、独自の防水透湿素材を生み出しています。特に知られているのが、アメリカの「WLゴア&アソシエイツ社」が開発した「ゴアテックス」です。多くのスポーツ・アウトドアメーカーで独自の防水透湿素材の他に、ゴアテックス素材を採用した製品を販売しています。ゴアテックスは防水透湿素材の中でもかなり高性能な素材で、ゴアテックスを使用したレインウェアを選んでおけば間違い無いといえるでしょう。
しかし、ゴアテックス素材の価格は、防水透湿素材の中では高価な部類に入ります。コスパ重視の方は、各メーカーが独自開発した防水透湿素材のレインウェアを選ぶのがおすすめです。
ゴアテックスの特徴とは
ゴアテックスの防水透湿性を支えているのが「メンブレン」と呼ばれる薄い膜。ゴアテックスのメンブレンは、無数の小さい穴が空いた「多孔質メンブレン」に分類されます。この無数の小さな穴が、水を防ぎながらも蒸気は通してくれるので、高い防水性と透湿性を実現しているのです。
ゴアテックスは、防水性や透湿性だけでなく耐久性や防風性の高さも特長です。さらに他の防水透湿素材には湿気で加水分解しやすいものがありますが、ゴアテックスは加水分解しにくい点もメリットとなっています。しかし、絶対に加水分解しないわけではないので、メンテナンスはしっかり行いましょう。
３レイヤーのモデルをチェック！
ゴアテックスなどの防水透湿素材は、生地の層の数によって「3レイヤー」「2.5レイヤー」「2レイヤー」に分類されます。
「3レイヤー」とは、メンブレンに表地と裏地を貼った構造。3枚構造のため非常に丈夫です。メンブレンが直接触れないので、サラサラとした肌触りの良さも魅力です。層が多い分、ややゴワゴワとしているので、普段着にはやや適さないともいえます。
メンブレンと表地を貼り合わせ、裏側をコーティングしている「2.5レイヤー」。3レイヤーに比べ層が少ない分、軽量で柔らかなので、コンパクトに折り畳みやすい点がメリットです。
メンブレンに表地を貼った「2レイヤー」。「2.5レイヤー」同様、軽量で柔らかな生地感です。層が少ない分、価格が安いのがメリットです。メンブレンが肌に直接触れるため、汗でベタベタしてしまう点はデメリットといえます。
「3レイヤー」「2.5レイヤー」「2.5レイヤー」それぞれメリット・デメリットがあるので、自分の使い方に合わせて、タイプを選ぶとよいでしょう。特に登山初心者には、耐久性がある「3レイヤー」の防水透湿素材を使ったレインウェアが長く使えるのでおすすめです。
メンテナンスも欠かさずに
レインウェアは、濡れたまま放置するなど保管状態が悪いと加水分解を起こす場合があります。加水分解とはコーティング剤などが水と反応して溶け、ベタベタになってしまう現象のことです。
また、レインウェアに汚れが付いたまま放置しておくと、その部分から劣化が進んでしまうこともあります。生地が劣化すると、防水性や透湿性が低下してしまうので、汚れたらきちんと洗濯して汚れを落としましょう。
防水透湿素材は、洗濯後に乾燥機にかけることで撥水性の回復に繋がります。
その他のレインウェアを選ぶポイントは、以下の記事で詳しく紹介していますよ。
登山初心者におすすめしたいレインウェア
登山初心者はいろいろと購入すべきギアが多く、レインウェアだけに予算を注ぎ込むわけにもいきません。そうなると「できるだけコスパの良いレインウェアが欲しい」という方も多いのではないでしょうか。
ここからは性能とコスパに優れたおすすめ登山用レインウェアを、男性用と女性用に分けてご紹介します！
おしゃれに着こなせる男性用レインウェア5選
いくらレインウェアといっても、雨具感丸出しでは野暮ったくなってしまいます。性能やコスパが良いだけでなく、見た目もかっこいい、おすすめ男性用レインウェアを紹介していきます！
mizuno（ミズノ） ベルグテックEX ストームセイバーVI レインスーツ メンズ レインウェアー
スポーツブランド「ミズノ」の「ベルグテックEX」シリーズは、耐水圧30,000mm以上、透湿性約16,000g/m2-24hの高い性能を誇ります。価格も2万円以下と、かなりコスパ面でも優秀です。耐久性の高い3レイヤー構造、さらに丈夫なリップストップナイロンを使用しており、ハードな登山にも対応します。
- メーカー参考価格：18,150円
- 素材：本体／ナイロン100％、内衿切替／ポリエステル100％
- 重量：約550g（Mサイズ）
- 耐水圧：30,000mm以上
- 透湿性：約16,000ｇ/ｍ²-24ｈ
- サイズ展開：S、M、L、XL、2XL、SB、MB、MBB
- 付属品：収納袋
CAPTAIN STAG（キャプテンスタッグ） ストレッチレインスーツ
上下セットで実勢価格が1万円以下とかなりコスパが良い、キャプテンスタッグの「ストレッチレインスーツ」。120％伸びるストレッチ素材が使われており、スリムでスタイリッシュなデザインに仕上がっています。もちろん登山中のさまざまな動きも妨げません。
- メーカー参考価格：11,000円
- 素材：ポリエステル100％（ポリウレタンラミネート）
- 重量：約520g
- 耐水圧：10,000mm
- 透湿性：5,000ｇ/ｍ²-24ｈ
- サイズ展開：M、L
- 付属品：収納バッグ
PUROMONTE（プロモンテ） ゴアテックスパックライトレインスーツ
「登山初心者だからこそ、安心品質のゴアテックス素材のレインウェアが欲しい！」という方におすすめなのが、プロモンテの「ゴアテックス パックライトレインスーツ」。防水透湿素材の中では高価なゴアテックス素材を使用し、上下セットで実勢価格約3万円とコスパの高さが魅力です。2レイヤー素材の課題である、耐久性と肌へのべた付き問題をクリアした「ゴアテックス パックライトプラス」が採用されています。
- メーカー参考価格：33,000円
- 素材：75Dポリエステル、GORE−TEXパックライトプラス
- 重量：約640g（Lサイズ）
- サイズ展開：S、M、L、XL、3XL
LOGOS（ロゴス） LOGOS by LIPNER 3レイヤー ウェザージャケット
アウトドアブランド「ロゴス」が、テントなどの開発で長年積み重ねてきた防水・防寒・耐久性などの技術を結集して作られたアパレルライン「LOGOS by LIPNER」。アウトドアでの動きやすさと快適さが魅力です。こちらは「LOGOS by LIPNER」のレインウェアで、ジャケット単品です。耐水圧15,000mm以上、透湿性：15,000ｇ/ｍ²-24ｈと、低山なら充分な機能性となっています。同モデルとセットで使えるパンツも販売されています。
- メーカー参考価格：10,900円
- 素材：ポリエステル100％
- 耐水圧：15,000mm以上
- 透湿性：15,000ｇ/ｍ²-24ｈ
- サイズ展開：M、L、XL、XXL
VASTLAND（ヴァストランド） 3レイヤー ストレッチレインウェア 上下セット
約11,000円とかなりリーズナブルながら、耐水圧25,000ｍｍ以上、透湿性10,000ｇ/ｍ²-24ｈとかなりハイスペックなレインウェア。高山など、過酷な環境の登山にも充分対応可能です。サイズはS～XLの4サイズ。SやMサイズは女性でも着用できます。3レイヤー構造生地が使われており、サラッとした快適な肌触りです。
- メーカー参考価格：10,980円
- 素材：ポリエステル100％（熱可塑性ポリウレタンラミネート）
- 重量：720g（Mサイズ）
- 耐水圧：25,000mm
- 透湿性：10,000ｇ/ｍ²-24ｈ
- サイズ展開：S、M、L、XL
- 付属品：収納バッグ
雨天でも可愛い！女性用レインウェア5選
「雨の日だって、おしゃれに登山したい！」という女性は多いはず。ここからは性能・コスパ・デザインの3拍子揃った、おすすめ女性用レインウェアを紹介します。
Colombia（コロンビア） ウィメンズ オムニテックアンプリドライシェル
コロンビア独自の防水透湿機能素材「オムニテック」のレインウェア。こちらはジャケット単品です。縦・横方向にストレッチする素材が使われ、しなやかな着心地が魅力です。脇下にベンチレーションファスナーが付属。暑い時期でも、蒸れにくい設計となっています。
- メーカー参考価格：19,250円
- 素材：ナイロン100％（オムニテック）
- サイズ展開：S、M、L、XL
MAMMUT（マムート） CLIMATE Rain -Suit AF Women
登山用品ブランド「マムート」のレインウェア。「初心者でも今後を見据えて高山で使えるレインウェアが欲しい！」という方におすすめです。
2.5レイヤー構造ながら高い耐久性を持つ「ゴアテックス パックライトプラス」素材を使用し、過酷な環境での登山にも充分対応可能です。2.5レイヤーのメリットである軽量さとコンパクトさも魅力の一つ。上下セットで500g以下と軽量なので、荷物をできるだけ軽くしたい方にぴったりですよ。
- メーカー参考価格：51,700円
- 素材：GORE-TEX PACLITE Plus
- 重量：480g
- 耐水圧：28,000mm
- サイズ展開：XS、S、M、L
- 付属品：スタッフサック
mizuno（ミズノ） ベルグテックEXストームセイバーVI レインスーツ ウィメンズ
ミズノの高性能レインウェアシリーズ「ベルグテックEX」。耐水圧30,000mm以上、透湿性約16,000g/m2-24hで、過酷な登山にも充分できるスペックを持ちます。男前なデザインの男性用に対して、女性用は明るいカラーリングが魅力。雨の中でもかなり気分が上がります。
- メーカー参考価格：18,150円
- 素材：40dナイロンリップストップ3L
- 重量：約520g（Mサイズ）
- 耐水圧：30,000mm
- 透湿性：16,000ｇ/ｍ²-24ｈ
- サイズ展開：S、M、L、SB、MB、
- 付属品：収納袋
ONYONE（オンヨネ） LADIES’ 3L COMBAT RAIN SUIT
スポーツブランド「オンヨネ」のレインウェア。「腕上げ楽々カッティング」が施されており、腕の上げ下ろしがしやすく、裾のずり上がりがありません。登山はもちろん、釣りやガーデニングにもぴったり。こちらのタイプは耐久性が高く肌触りの良い「3レイヤー」タイプ。軽量さや透湿性を重視する方には、2レイヤーか2.5レイヤータイプがおすすめです。
- メーカー参考価格：15,400円
- 素材：ポリエステル100%（ポリウレタンラミネート3層加工）
- 重量：765g（Mサイズ平均）
- 耐水圧：20,000mm
- 透湿性：10,000ｇ/ｍ²-24ｈ
- サイズ展開：S、M、L
- 付属品：収納袋
Canadian East（カナディアンイースト） レインウェア CEW7011S
コスパ面でかなり優秀な「カナディアンイースト」のレインウェア。耐水圧が20,000ｍｍで、嵐のような強い雨でも、水の侵入をしっかり防ぎます。軽量さと明るいカラー展開も魅力です。
- メーカー参考価格：10,890円
- 素材：ナイロン100％（ポリウレタンコーティング）
- 重量：約500g
- 耐水圧：20,000mm
- 透湿性：8,000ｇ/ｍ²-24ｈ
- サイズ展開：S、M、L
- 付属品：収納袋
登山初心者でも安心！雨天時の登山をより楽しもう
登山を快適に安全に楽しむためには、登山用レインウェアが必需品です。登山用レインウェアは低山を中心に登っている初心者の方でも、しっかりした性能のものを選ぶ必要があります。
今回は初心者におすすめの登山用レインウェアについて、以下の内容で詳しく紹介しました。
- 登山にレインウェアは必要？
- 初心者向け登山用レインウェアを選ぶポイント
- 登山初心者におすすめしたいレインウェア
性能やコスパに重視して、さらにオシャレさも忘れずにレインウェアを選んで、快適で安全な登山を楽しんでくださいね。
以下の記事では、高山やテント泊、縦走など、過酷な登山にも耐えうるハイスペックなレインウェアについて紹介しています。ゆくゆくは高山にも挑戦したいという方は、ぜひこちらもご覧ください。
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