
【薪割り道具は斧?ナタ?】選び方とおすすめ25選!本格キャンプを楽しもう

FUNQスタッフ
- 2023年09月27日
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薪割りは、キャンプやアウトドアで欠かせない作業です。薪を割ることで、暖をとったり、料理をしたり、焚き火を楽しんだりできます。
しかし、薪割りをするには斧やナタなどの道具を用意しなければなりません。斧とナタにはそれぞれ特徴があり、使い勝手が異なるので、自分に合った薪割りの道具を選ぶ必要があります。
当記事では、薪割り道具に必要な斧・ナタのおすすめ商品を紹介します。斧とナタのメリット・デメリットも解説しているので、選び方で悩まれている方はぜひ参考にしてください。
薪割りは機械で簡単なのに斧やナタは本当に必要?
焚き火などで、薪を用意するために作業しなければならないのが薪割り。最近では、薪割り機という機械が登場し、薪割りが簡単にできるようになりました。そのため、斧やナタは本当に必要なのか、疑問に感じる人もいるでしょう。
しかし、薪割り機は、太い薪や大きな量の薪を割るのには適していますが、細い薪や少ない量の薪を割るのには不向きです。また、薪割り機は費用が高いので、コストを抑えたい方にはおすすめできません。
一方、斧やナタであれば、細い薪や少ない量の薪などを割るのに適しています。さらに斧やナタは、細い枝なども切り落とせるので、アウトドアだけでなく普段使いにも活用できるでしょう。費用も薪割り機と比べると安いため、初心者の方でも手に入れやすい魅力があります。
斧とナタはいつ使う?特徴と必要性
斧とナタはアウトドアなどであると便利な道具ですが、それぞれ特長があり、適した用途が異なります。
ここでは、斧とナタの用途や、それぞれの特徴を紹介するので参考にしてください。
大きな木を伐採するなら斧!
斧は、丸太などの大きな木を切るのに適した道具です。比較的大きな丸太・木材などを切るのであれば、斧を使用したほうがスムーズに作業できます。
斧には、おもに以下のような種類があります。
- 両手斧(両手で持つタイプ):割る
- 片手斧(片手で持つタイプ):枝払い、削る
両手斧は、振り下ろすときに大きな力を加えられるので、薪割りをするときに適しています。一方、片手斧は枝払い(木から枝を切り落とす作業)、木の表面を削るなど小回りが利く作業に適しているのが特長です。
用途によって選ぶ種類が異なるので、どちらの斧にするか決めておくのも大切です。
以下の項目では、斧のメリット・デメリットを解説しているので、特徴を把握しておきましょう。
斧のメリット
斧のメリットは、以下のとおりです。
- 刃こぼれしにくい
- 長く愛用できる
- 丸太などの厚みのある木材を割れる
斧は、刃がこぼれにくい構造になっています。持ち手部分の先には重量のある刃が装着されており、硬い木材を割っても刃こぼれする心配はありません。
さらにアウトドアだけでなく、農家などでも使用とされており、数年使用しても劣化しにくい魅力があります。
また、斧は力を入れて振り下ろせるため、丸太などの厚みのある木材を割りたいときに便利です。
斧のデメリット
斧のデメリットは、以下のとおりです。
- 扱いが難しい
- 持ち運びにくい
- 細い木材の薪割りには不向き
デメリットのひとつとして、扱いが難しい点が挙げられます。斧は重量があり、持ち手部分が長いため、振り下ろす際にバランスを崩しやすいです。
さらに、斧は重量があるため、持ち運びさすさを重視している方には適していません。1kg・2kgなど、さまざまな重さがあるので、持ち運びやすさを求めている方は購入前に重量をチェックしておくとよいでしょう。
また、枝などを切ったり細い木材を割るのには不向きなのも難点のひとつ。斧は重量があるので、細かい作業を行うときには適していません。
予め切ってある木をさらに細かくするならナタ!
持ち手部分は短く、刃の部分が長くなっているのがナタです。斧よりも軽く扱いやすいため、木材をより細かくするならナタを選ぶとよいでしょう。
以下の項目で、ナタのメリット・デメリットを解説しています。
ナタのメリット
ナタのメリットは、次のとおりです。
- 持ち手部分が短く、細かい作業に適している
- 刃が鋭く、切れ味がよい
- 力の弱い方でも使用できる
ナタの持ち手部分は、斧よりも短く作られているタイプが多く、細かい作業をするときに便利です。斧のように振り下ろす必要がなく、手元で作業できるのも特長のひとつ。枝を切るときなど、細かい作業を効率的に行えます。
さらに斧と同じように刃が鋭く、切れ味がよいのも特長のひとつといえるでしょう。木材が割れにくいような心配がないため、安心して作業ができます。
また、ナタは斧よりの軽いので、力の弱い方が扱っても安心です。中には500g以下の製品もあるため、軽さを重視している方も手軽に使用できるでしょう。
ナタのデメリット
ナタのデメリットは、次のとおりです。
- 厚みのある木材、硬い木材には適していない
- 刃こぼれしやすい
- 斧よりもサビやすい
ナタは斧に比べると刃が小さく、重量も軽いため、厚みのある木材を割ることができません。丸太などの厚みのある木材を割るのであれば、ナタではなく斧を選ぶのがよいでしょう。
さらに、硬い木材を扱うときも注意しなければなりません。斧と比べると刃の厚みが少ないので、硬い木材を割ると刃こぼれしてしまう場合があります。
また、ナタは斧よりも刃が薄いため、比較的サビやすいのもデメリットのひとつ。切れ味を持続するために、しっかりとメンテナンスを行いましょう。メンテナンス方法は後ほど紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
【確認必須!】斧orナタ選択のポイント3つ!
いざ斧、またはナタを選ぼうとして、とくに初心者の方は迷ってしまいますよね。
斧かナタで迷ったとき、以下のポイントに沿って選べばスムーズに決められるでしょう。
- 使用用途で選ぶ
- 使用頻度で選ぶ
- 扱いやすさで選ぶ
以下の項目で、1つずつ解説します。
使用用途で選ぶ
斧とナタは、どちらも木材を割るのに使用する刃物ですが、それぞれ用途によって使いやすさなどが異なります。
使用用途で選ぶとき、以下のポイントを抑えておくとよいです。
- 太い木材を割るなら斧
- 細い木材を割るならナタ
以下の項目で、解説します。
太い木材を割るなら斧
斧は刃が大きく、重量があるため、丸太などの太い木材を割るのに適しています。おすすめは両手持ちできて、全長60cm以上のモデルを選ぶのが◎。小型の斧もありますが、あまりにコンパクトだと太い木材を割るのに時間がかかってしまいます。
両手持ちできて、全長60cm以上のタイプであれば、太い木材を割るときもスムーズに作業できるので便利です。
細い木材を割るならナタ
枝などの木材を割るのであれば、細かい作業ができるナタを選ぶのがよいでしょう。ナタは、斧よりも刃先が細く、刃の角度も鋭い特長があります。そのため、枝などの細かい木材を割るときに、刃先が木材に食い込みやすく、力を入れずに割ることができるので便利です。
ナタは、薪割りやガーデニングなど、さまざまなシーンで使用できます。斧よりも軽くて持ちやすいため、アウトドアだけでなく、普段使いにもしたい方であればナタを選ぶのがよいでしょう。
使用頻度で選ぶ
斧とナタは、どちらも木材を割るための工具ですが、使用頻度によって使い分けるのがです。
ここでは、使用頻度で選ぶ方法について解説します。
キャンプでしか使わないなら斧
キャンプでしか使う予定がないのであれば、斧を選ぶのがよいでしょう。斧は重量があるため、普段使いをするのには適していません。
斧を安全に使用するためには、薪割り台を用意する必要があります。地面に直接置いて使用すると、刃が傷ついたり衝撃が伝わったりするのでおすすめできません。
キャンプ場であれば薪割り台が設備されている場所が多くありますが、家庭で使用する場合は自分で購入したり作ったりする手間がかかります。
ただし最近では、軽量性に優れたモデルも販売しているので、太さのある木材を割りたい方は探してみるとよいでしょう。
普段使いにも活用するならナタ
アウトドアだけでなく、普段使いにもしたいのであればナタを選ぶのが◎。ナタは斧よりも軽いため、持ち運びやすさに優れています。中には軽量性を重視して作られたモデルもあるので、普段使いなどで手軽に持ち運びしたい方は探してみるとよいでしょう。
キャンプなどのアウトドア、ガーデニングやDIYなど、さまざまなシーンで活用したいのならナタを選ぶのがおすすめです。
扱いやすさで選ぶ
キャンプなどで長く使うために、扱いやすさもみておく必要があります。
ここでは、扱いやすさで選ぶ方法について紹介するので、初心者の方でもぜひ参考にしてください。
ナタは刃渡り15~20cm、重量500g前後が扱いやすい
ナタを選ぶのであれば、刃渡りが15~20cm、重量が500g前後のモデルを中心に探すとよいでしょう。
ナタは基本的に細い薪などを割るので、刃渡りが細すぎたり太すぎたりしても扱いづらく感じてしまいます。刃渡りが15~20cmほどであれば、初心者でも扱いやすいため、目安としてぜひ覚えておくとよいでしょう。
また、扱いやすさを重視するなら、ナタの重さもチェックしておくとよいです。目安として、500g前後のモデルを選ぶのが◎。重量が重すぎても疲れやすくなり、軽すぎても扱いづらく感じるので、500g前後のナタを中心に探すのがよいでしょう。
斧は全長35~45cmのモデルが◎
斧を選ぶのであれば、全長35〜45cm程度を目安にして選ぶとよいです。持ち手部分・刃先が長すぎると振り下ろしにくくなるため、全長35〜45cmのモデルを中心に探すとよいでしょう。
さらに、持ち手部分の太さをチェックするのも忘れないでください。持ち手部分が太すぎると力を入れづらく、細すぎても握りにくくなるので、手のサイズに合わせて選ぶのも大切です。
ただし、太い木材を扱う場合は、全長60cm以上のモデルを中心に探すのがベスト。割る木材の大きさ、手のサイズを考えながら選んでいくとよいでしょう。
また、より斧の選び方について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。斧のおすすめ商品や、扱うときの注意点なども解説しているので、初心者の方もぜひ参考にしてくださいね。
選べない方へ!ポイント別おすすめ商品25選
いざ斧、ナタを選ぼうとしても、商品が多すぎて悩んでしまう方も多くいるでしょう。
ここでは、ポイント別に斧・ナタを紹介しているので、ぜひ参考にしてみましょう。
使用用途別おすすめの斧5選
丸太など、厚みのある木材を割るときに便利なのが斧です。
キャンプなどで太さのある薪を割りたい方は、参考にしてみてください。
CAPTEN STAG(キャプテンスタッグ)ハンドアックス
キャプテンスタッグが販売する、頑丈に作られた斧です。切れ味がよく、太さのある薪でも簡単に割れます。収納に便利な牛革カバーが付いており、刃を湿気などから守れるので安心です。
- サイズ:全長360×幅130mm
- 重量:740g
UNIFLAME(ユニフレーム)TSURUBAMI
スタイリッシュなデザインが魅力の斧。刃先は鋭く、頑丈に作られているため、太さのある薪などを割るときもスムーズにできます。重量は450gと軽量なので、持ち運びやすさを重視している方にもおすすめです。
- メーカー参考価格:5,940円
- サイズ:全長/約27.5cm、刃長/約11.5cm、身厚/約0.5cm、
- 重量:約450g
ハスクバーナ キャンプ用斧
キャンプ用のために作られた斧。刃先は質のよい鋼を採用しており、切れ味抜群なので丸太でも問題なく割れるでしょう。厚みのあるカバーが付いているため、安心して持ち運べます。
- サイズ:全長48cm
- 重量:810g
BAHCO(バーコ)手斧
カラフルなデザインが特長の斧。持ち手部分は握りやすい形状になっており、長時間使用していても手が痛くなる心配はないでしょう。切れ味がよく、太さのある薪などを割るときもスムーズに作業できるので便利です。
- サイズ:全長360㎜、刃長110㎜
- 重量:800g
SWAG GEAR(スワッグギア)キャンプ斧
錆びにくく、強度のある鋼を採用している斧。コンパクト性に優れており、持ち運ぶときも手間はかからないでしょう。持ち手部分には質のよい天然木を採用していて、肌ざわりがいいので長く持っていても問題ありません。
- サイズ:全長22cm
- 重量:600g
使用用途別おすすめのナタ5選
次は、アウトドアや普段使いにおすすめのナタを紹介します。
女性でも持ちやすいナタも紹介するので、家族でキャンプを楽しみたい方もぜひ参考してみましょう。
CAPTEN STAG(キャプテンスタッグ)ナタ
強度に優れた鋼を採用している、長く使用できるナタ。切れ味がよく、枝払いなどをするときも手間なくできるでしょう。持ち手部分には質のよい天然木を採用しており、持ちやすいので長時間使用していても手が疲れません。
- メーカー参考価格:8,426円
- サイズ:全長/365mm、刃渡/180mm、持ち手部分/180mm
- 重量:755g
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)ナタ
質のよい天然木、切れ味のよい鋼を採用したナタ。350gと超軽量なので、持ち運びやすさを重視している方に最適です。厚みのあるカバーが付いているため、安全に保管・持ち運びができるでしょう。
- メーカー参考価格:8,426円
- サイズ:全長/310mm、刃渡り/150mm、持ち手部分/150mm
- 重量:350g
晶之作 ナタ
ナイフのような感覚で使用できるナタで、初心者の方でも手軽に扱えるでしょう。重さはわずか280gと軽量なので、持ち運びやすさを求めている方におすすめ。木製のカバーが付いているため、保管や持ち運びするときも安心です。
- サイズ:全長15mm、刃渡29mm
- 重量:380g
千吉 ナタ
薪割りはもちろん、枝打ちや園芸用としても使用できます。切れ味がよく、使い勝手に優れているので普段使いにもしたい方におすすめ。カバーが付いているため、持ち運びや保管するときも安心です。
- サイズ:全長340mm、刃渡り165mm
- 重量:420g
晶之作 ナタ
持ち手部分・カバーともに質のよい天然木を採用しており、肌ざわりがいいので長く愛用できます。刃の切れ味はよく、質感にも優れているので使い勝手抜群です。細い薪や枝など、さまざまな木材もスムーズに割れるでしょう。
- サイズ:刃長180mm、全長330mm、厚みmm
- 重量:580g
使用頻度別おすすめの斧3選
次は、使用頻度が少ない方におすすめの斧を紹介します。
ALEC(アレック)斧
使いやすさ、握りやすさを重視して作られたアウトドア用の斧です。切れ味がよく、太さのある薪を割るときも短時間でできます。手ごろな長さ、重さを考えながら作られているため、女性の方でも手軽に持ち運びできるでしょう。
- サイズ:全長38cm、刃渡り10.5cm、持ち手部分/32cm
- 重量:刃のみの重量/約600g、全体重量/約800g
PLOW(プラウ)薪割り用斧
牛革カバーが付いている、保管・持ち運ぶときに便利な大型の斧。持ち手部分にはゴム製のグリップを採用しており、汗などで滑るような心配がありません。切れ味もよいため、厚みのある薪を割るときもスムーズにできるでしょう。
- サイズ:全長/870mm、刃渡り/85mm
- 重量:2,000g
Hultafors(ハルタホース) アックス
切れ味・質感はともに優れている斧。刃先は程よく厚みがあり、太さのある丸太なども手間なく割れるでしょう。デザインもかっこよくて、キャンプ場の雰囲気に合うのでおすすめです。
- サイズ:全長/38cm
- 重量:900g
使用頻度別おすすめのナタ2選
次は、使用頻度が高い方におすすめのナタを紹介します。
長雲斎 ナタ
頑丈なカバーが付いており、安全に保管や持ち運びができます。刃先は鋭く作られていて、切れ味抜群なので枝払いするときに便利です。重量はわずか336gと軽量なので、持ち運ぶときも負担にならないでしょう。
- サイズ:32.5×2.6x5cm
- 重量:336g
馬場長金物 アウトドア用ナタ
頑丈なカバー付きのナタ。刃先は耐久性に優れた合金鋼を採用しており、比較的硬い木材を扱っても刃こぼれする心配はないでしょう。ナイフのような感覚で手軽に扱えるので、初心者の方にも適しています。
- サイズ:全長約245mm、刃渡/約110mm、刃幅/約26mm、板厚/5mm
- 重量:約300g(カバー含む)、ナタのみの重さ/約240g、カバーの重さ/約60g
扱いやすいおすすめの斧5選
次は、扱いやすいおすすめの斧を紹介します。
LEXIVON(レキシボン)手斧
刃先は耐久性に優れたスチール、持ち手部分には強化ガラスを加工して作られたグラスファイバーを採用しています。切れ味、持ちやすさともに優れており、初心者でも扱えるので最適です。従来の斧とは異なり、サビるリスクが少ないため、長く愛用できる点も魅力のひとつといえるでしょう。
- サイズ:2.54×2.54×2.54cm
- 重量:670g
seiyishi(セイイシ)手斧
刃の部分に六角レンチ機能が付いているので、機能性を重視している方であれば気に入るでしょう。重量はわずか300と超軽量なので、力の弱い方でも手軽に扱えます。持ち手部分は握りやすいような形状になっているため、長時間使用していても手が痛くなりません。
- サイズ:26×8.5cm
- 重量:300g
OneStep(ワンステップ)キャンプ用斧
手を守るための手袋、厚みのあるカバー付きの斧。セットで購入できるにもかかわらず、千円台とコスパに優れているのが魅力のひとつです。程よい質感と切れ味があり、初心者でもスムーズに薪割りができるでしょう。
- サイズ:全長/39cm、持ち手の長さ/32cm、刃渡り/10.5cm
- 重量:全体重量/約850g、刃のみの重量/約600g
Bison(バイソン)ハンドアックス
耐久性に優れた合金鋼を採用しており、丸太などの厚みのある木材を割るときに最適です。軽量かつコンパクトなので、持ち運ぶときも負担はかからないでしょう。
- サイズ:持ち手長さ/360mm
- 重量:600g
Bigman(ビッグマン)薪割り用斧
スタイリッシュなデザインが魅力の斧。軽量かつコンパクトに作られているため、初心者でも手軽に持ち運んだり扱ったりできるでしょう。持ち手部分には折れにくいグラスファイバーを採用しており、硬い木材でも安心して割れます。
- サイズ:26.5x16x2.5cm、持ち手の長さ/24mm
- 重量:460g
扱いやすいおすすめのナタ5選
最後に、扱いやすいナタのおすすめ商品を紹介します。
ほんまもん 火造りナタ
持ち手部分には質のよい天然木を採用しており、さわり心地がいいので長時間扱っていても問題ありません。重量は440gと軽く、力の弱い方でも手軽に扱えるのでおすすめです。
- サイズ:全長/約330g、刃渡り/約150mm、背部厚/約5mm
- 重量:全体重量/約340g、カバー含む重量/約440g
仁作 竹ナタ
刃は錆びにくいステンレス、持ち手部分には肌ざわりのよい木材を採用しています。切れ味がよいため、薪割りはもちろん、竹割りなどの園芸にも使用できるので便利です。重量は330gと軽量なので、持ち運びやすさを求めている方にも適しています。
- サイズ:全長/315mm、刃渡り/165m
- 重量:330g
ユーエム工業 ナタ
持ち手はゴムを採用しており、滑りにくいように作られているので安心して使用できます。腰にかけられるカバーが付属していて、持ち運ぶときも手間がかかりません。キャンプなどのアウトドアはもちろん、趣味の園芸でも使いやすいのでおすすめです。
- サイズ:使用時/365×100×25mm、収納時/38×120×45mm、刃渡り/180mm、板厚/5.7mm
- 重量:740g
TEPPA(テッパ)ナタ
切れ味に優れており、薪割り・薪割りなど、さまざまな用途に使用できます。刃の部分は耐久性に優れた鋼を採用しているので、長く使用していても刃こぼれしにくいです。
また持ち手部分は長めに設計されており、両手で持って作業できるので初心者でも扱いやすい点も魅力のひとつといえるでしょう。
- サイズ:刃渡り/135mm、刃厚/9mm、持ち手/245mm、全長/380mm
- 重量:874g
伝匠 海老鉈
刃先には打ち込み防止用のコブが付いており、初心者の方でも安心して作業ができます。重量は380gと軽量なので、力の弱い方でも扱いやすくかんじるでしょう。
- サイズ:41.5×3×8.5cm、刃渡り/約150mm
- 重量:380g
【斧・ナタ】薪割り道具を長く使うためのお手入れ方法
斧・ナタは刃物なので、長く使用しているとサビたり欠けたりする可能性があります。サビたり欠けたりしないためにも、しっかりとお手入れしておかなければなりません。
ここでは、斧・ナタのお手入れ方法について紹介します。初心者向けから上級者向けのお手入れ方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
【初心者向け】斧のメンテナンス方法
初心者の方は、以下の手順でメンテナンスを日常的に行うとよいでしょう。簡単かつ短時間でできるので、ぜひ覚えておくとよいです。
- 使用後、刃に付着した汚れを落とす
- 刃、持ち手部分に錆び防止の油を塗る
- 乾燥させる
まずは、土汚れなどが付着している場合、水洗いして落としてください。汚れが付いたまま保管するとサビや刃こぼれの原因になるので、しっかりと落としておくのが長く使うためのコツでもあります。
刃をきれいにしたら、錆び防止のための油を塗りましょう。ホームセンターなどで販売されている専用の油でもいいですし、ない場合は植物油を使っても構いません。
さらに、刃だけでなく、持ち手部分のメンテナンスも大切です。持ち手部分にも軽く塗っておくことで、握りやすさを維持できます。ただし、持ち手部分に油を塗ったあとは、滑り防止のために布などで拭き取っておくのを忘れないでくださいね。
最後に、日差しがよく、風通しのよい場所で乾燥させましょう。乾燥させる際、湿気の多い場所に置いておくとサビなどの原因になるので、日差し・風通しのよい場所を選んで保管するのがよいです。
【上級者向け】斧のメンテナンス方法
次は、上級者におすすめのメンテナンス方法を紹介します。
斧は刃物なので、包丁と同じように長く使用していると切れ味が悪くなります。切れ味が悪いまま使用すると、薪割りするときに力を強く入れなければなりません。力を入れすぎると怪我をするリスクも高まるので、安全に使うためにも定期的に砥いでおきましょう。
まずは、ホームセンターなどで売られている砥石を使って研ぎます。砥石は切れ味を戻すための「中砥石(粒度は#1,000)」と、仕上げ用の「仕上砥石(粒度は#3,000以上)」を使用するので、事前に用意しておきましょう。
まずは中砥石を使い、刃の角度が45度になるように調整します。刃の角度を一定に保ちながら前後に動かし、均一に研いでください。
最後に、仕上げ用の砥石で均一になるように研いだら完成です。研ぎ終わったら水洗いして、風通しのよい場所でしっかりと乾かしておいてください。
【初心者向け】ナタのメンテナンス方法
次は、初心者でもできるナタのメンテナンス方法を紹介します。ナタも斧と同じような要領でメンテナンスを行いましょう。
以下の道具を用意しておいてください。
- 錆び防止の油(食用油の代用可)
- 新聞紙
汚れを落とし、水洗いします。布などで水分を拭き取り、刃・持ち手部分に油を薄く塗ってください。
油を塗り終わったら、最後に新聞紙で包んで保管します。ナタの刃は斧よりも薄いため、サビが発生しやすいのが難点。新聞紙は湿気から守る役目があるので、長期間保管するときも安心です。
【上級者向け】ナタのメンテナンス方法
次は、上級者におすすめのメンテナンス方法を紹介します。
ナタの刃面積は広いため、使う砥石は斧のときよりも1つ多くなります。
- 荒砥石(#220〜400)
- 中砥石(#1,000)
- 仕上げ砥石(#3,000以上)
上記の3種類を用意してください。斧よりも軽くて研ぎやすい反面、使用する砥石が増えるので、時間に余裕のあるときに行うとよいでしょう。
荒砥石・中砥・仕上げ砥石の順でナタを均一になるように研いでいきます。最後に、風通しのよい場所で乾かしたら、新聞紙に包んで保管してください。
薪割り道具別の楽しみ方 斧・ナタ編
とくに初心者は、斧やナタを使うことによる楽しみを知らない方も多くいるでしょう。
ここでは、薪割り道具別・斧とナタの楽しみ方を紹介するので、キャンプをより満喫するためにもぜひ参考にしてください。
斧を使うとこんなことが楽しめる
斧を使うと、以下のようなことが楽しめます。
- 本格的にキャンプができる
- 家族や友人との思い出を作れる
- 自然と触れ合える
斧で薪割ることで、焚き火を眺めたり、おいしい料理を作れるので本格的にキャンプを満喫したい方に最適です。家族や友人と一緒にキャンプをすれば、いい思い出が作れるため、ぜひ一度挑戦してみるとよいでしょう。
また、自然と触れ合えるのも楽しみのひとつです。斧を使って薪を割ることで、森の木々など自然の恵みに感謝できるので、自然と触れ合いたい方にも適しています。
ナタを使うとこんなことが楽しめる
ナタを使うと、以下のようなことが楽しめます。
- 枝払い
- フェザースティック
ナタは、細い薪を割るほかに、枝払い・フェザースティックをして楽しむこともできます。枝払いとは、キャンプ場や山林などで、枝や小枝を切り払う作業です。枝などが多く落ちている場所でも、ナタがあれば切り払いながら歩けます。
また、フェザースティックは、ナタなどを使って枝や薪の先端を薄く削って作る、自然の着火剤です。木材を薄く削ると羽毛のようになるので、フェザースティックという名が付けられました。
フェザースティックには、以下のような魅力があります。
- 着火剤なしでも火がつく
- 薪が湿っていても燃える(表面が細かく裂けて繊維が露出しているため)
- 自然の素材を活かして焚き火ができる
フェザースティックは、火起こしが簡単にできるうえ、自然を活かして焚き火が楽しめるのでおすすめです。ナタを扱う練習にもなるので、初心者の方もぜひ挑戦してみるとよいでしょう。
薪割りを楽しく!斧とナタを正しく使用するために
薪割りをより楽しく行うために、気を付けなければならない点が複数あります。
ここでは、斧・ナタを正しく使用するための注意点について解説しているので、初心者の方もぜひ参考にしてください。
使用する時間帯
薪割りをするときの音が大きく、キャンプ場内に響いてしまいます。とくに林間のキャンプ場だと周りに響きやすいため、薪割りする時間帯に注意しなければなりません。早朝や深夜は周りの方が休んでいるので、トラブル防止のためにも避けるのがよいです。
薪割りをするなら、昼〜夕方までに終わらせておきましょう。また、あまりに暗くなると周囲が見えづらくなり、怪我の原因にもなるので、明るいときに作業しておくとよいです。
保管場所
斧・ナタは湿気の多い場所に弱く、サビの原因になってしまいます。そのため、できるだけ乾燥した場所に保管しておくのがよいでしょう。乾燥した場所であれば長期間保管していてもサビる心配がないので、頻繁に使用しない方も安心です。
さらに、斧・ナタは刃物なので、怪我を予防するためにも保管場所に気を付けなければなりません。とくに子供がいるご家庭では、棚の上や壁に吊るしておくなど、手の届かない場所に置いておくのがよいです。
また、刃物類は車内ではなく、自宅の倉庫などに保管しておきましょう。刃物類を常に車内に保管していると、銃刀法違反になる可能性があるため、使い終わったら必ず自宅で管理してください。
使用後の保管方法
斧やナタは刃が鋭いため、カバーなどをせずに保管すると怪我をする可能性があります。怪我予防のために、使い終わったら必ず専用のカバーを付けてから保管しましょう。商品によってはカバー付きのものもあるので、別途で買う手間を省きたいならセットで購入するのがよいです。
また、カバーの代用として、新聞紙に包んで保管もできます。斧やナタを正しく保管しておけば長く安全に使用でき、刃の寿命を延ばすことができるので、アウトドアなどで楽しく活用するためにもぜひ覚えておいてくださいね。
薪割りには斧orナタが必須!自分にあった道具を選ぼう!
割る木材の太さなどにより、斧・ナタを選ぶかが異なります。キャンプなどで焚き火や料理などを楽しむために、自分に合った道具を選ぶとよいでしょう。メンテナンスや保管方法によっても刃の寿命が左右されるので、今回の記事を参考にして斧・ナタを大切に使ってください。
また、以下の記事では、薪割り用ナイフ・薪割り台などについて紹介しています。焚き火をより快適に楽しみたい方は、ぜひご覧になってくださいね。
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