ロードバイクタイヤの選び方で走りが変わる!? 足まわりのおすすめパーツ徹底ガイド
トモヒロ
- 2019年11月02日
ロードバイクのタイヤを変えると何が変わる?
ロードバイクの走行性能を大きく左右するタイヤ。ホイールなどに比べて安価で、かつ手軽に交換できる点から、グレードアップするときに最初に手を付けるパーツでもある。
今のタイヤはどれも性能がいいうえに、コンパウンドなどの工夫によってその特性は細分化されている。そのため、自分の“乗り方”にうまくマッチしていないと優れた機能は発揮できないのも事実。「自分がどう乗りたいのか?」を考えながら選んでいくことが大切だ。レースかロングライドか、それとも街乗りか。スタイルによって求める性能もさまざまだ。
ロードバイクタイヤに求める性能とは?
ロードバイクのタイヤでは、グリップやクッション性といった性能が重視される。また、耐パンク性能や、軽さもタイヤ選びでは重要なファクターだ。転がり抵抗について言及されることもあるが、これはタイヤ太さなどにも関係してくる。
表記方法はブランドによって異なるが、メーカーカタログではラインナップごとにレーダーチャートで表記されていることが多い。参考にしてみよう。
グリップ
グリップ力が高いほど、タイヤが滑りにくく安全性も高い。タイヤが路面をつかむ様子をイメージするとわかりやすく、レースでは特に重要視される。
クッション性(快適性)
路面からの衝撃を緩和する能力を表し、走行時の快適性にも大きく影響する。レース向けハイエンドに比べ、ロングライドやグラベル向けタイヤのほうがクッション性に優れる傾向がある。
耐パンク性
突き刺さりなどによるパンクのしにくさを表す。トレッドの厚さや特殊なガード(薄いシートのようなもの)をタイヤ内に混ぜ込むことで、性能を向上をさせているモデルもある。
軽さ(重量)
軽量化に貢献するだけではなく、踏み出しの軽さにも影響するため、ヒルクライムなどで重要視されることが多い。だだし、転がり抵抗や耐久性などとのバランスも重要だ。
タイヤ方式の種類を知ろう
ロードバイクのタイヤは大きくわけてこの4つ。種類によって走行性能はもちろん、装着方法が異なる。
クリンチャー(CL)
もっともポピュラーで、比較的リーズナブルに手に入るタイヤ方式。バリエーションが豊富なうえ、パンク修理がしやすいメリットがあるいっぽう、重量が重い、低圧で走るとパンク(リム打ち)しやすいというデメリットがある。クリンチャーにはWO(ワイヤードオン)とHE(フックドエッジ)という規格があるが、ほとんどはWOだ。
メリット
- ほかのタイヤに比べ低価格、パンク修理が素早くできる
デメリット
- 重量が重い、低圧で走るとパンクしやすい
チューブの種類
クリンチャータイヤのインナーチューブには、合成ゴム素材のブチルチューブと天然ゴム素材のラテックスチューブがある。ブチルチューブは、空気が抜けにくく、耐久性が高い。ラテックスチューブは、快適性の高さが特徴だが、空気の抜けは早め。インナーチューブにもタイヤと同じくサイズがあるので、選ぶときは注意しよう。
クリンチャータイヤのパンク修理方法についてはコチラから。
チューブレス(TL)
一見するとクリンチャーのようだが、リムとタイヤの密着度を高めることで、チューブを廃した新しいタイヤ方式。チューブがないのでリム打ちパンクがしづらく、チューブを入れればクリンチャーとしても使えるのがメリット。ただし、専用タイヤレバーの使用が推奨されるほか(タイヤ交換時など)、対応モデルが少ないのが難点。
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- Bicycle Club
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