BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • HATSUDO
  • Kyoto in Tokyo

STORE

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ
  • Bicycle Club BOX

ジロ・デ・イタリア|サンウェブ勢が逆転! ヒンドレーがステージ優勝、ケルデルマンが総合首位に!|第18ステージ

ジロ・デ・イタリア2020第18ステージが22日、イタリア北部の山岳地帯ピンツォーロからラーギ・ディ・カンカノまでの207kmのコースで行われ、個人総合3位のジェイ・ヒンドレー(サンウェブ)がテイオ・ゲイガンハート(イネオス・グレナディアス)とのマッチレースを制してステージ優勝を果たした。個人総合争いはウィルコ・ケルデルマン(サンウェブ)がトップに躍り出て、ヒンドレーが2位に浮上した。

レース最高地点が登場。今大会の事実上のクイーンステージ

第18ステージは、2級山岳カンポ・カルロマーニョ、1級山岳カストリン峠(距離8.8km、平均勾配9.1%)、大会最高地点チーマコッピのステルヴィオ峠(距離24.7km、平均勾配7.5%)、さらに1級山岳ラーギ・ディ・カンカノ(距離8.7km、平均勾配6.8%)と厳しい上りが続く山岳ステージ。主催者発表の難度も前日に引き続き5つ星だ。大会最難関のクイーンステージは当初第20ステージだったが、コース変更されたため、このステージが事実上のクイーンステージとなった。

レースは序盤からサンウェブやドゥクーニンク・クイックステップが集団をコントロールし、先行する選手がなかなか現れない。最初の2級山岳のKOMは山岳賞ランキングのトップを走るルーベン・ゲレイロ(EFプロサイクリング)が先頭で通過し、ポイントの上積みに成功した。

44km経過したところで、トーマス・デヘント(ロット・スーダル)、フィリッポ・ガンナとベン・スウィフト(以上イネオス・グレナディアス)、ベン・オコーナー(NTTプロサイクリング)ら10人ほどの逃げグループがメイン集団から1分ほど先行。続く1級山岳カストリン峠はデヘントが先頭で通過し、ゲレイロが続いた。

個人総合上位陣が顔をそろえるメイン集団はペースをコントロールして逃げグループに大きなリードを許さず、しばらく膠着した状態が続いた。

チーマコッピのステルビオでアルメイダが遅れる

大会最高地点・チーマコッピのステルビオ峠にさしかかると、レースがいよいよ動き始めた。個人総合上位陣がそろうメイン集団は、先行する逃げグループを吸収すべくペースアップ。この動きで個人総合リーダーのホアン・アルメイダが集団から遅れ始めた。この次点でまだフィニッシュ地点まで残り50kmほど。サンウェブやイネオス・グレナディアス勢はペースを緩めず、アルメイダは完全に脱落してしまった。その後、ケルデルマンら個人総合上位陣の多くも脱落していき、最終的にヒンドレー、ゲイガンハート、ローハン・デニス(イネオス・グレナディアス)の3人だけが残った。

3人は逃げグループで唯一粘っていたオコーナーを抜き去り、ステルビオ峠のKOMを越えた。先頭の3人の通過して3分38秒後、アルメイダがようやくステルビオ峠のKOMを通過した。

最後の1級山岳でヒンドレー対ゲイガンハートのマッチレースに

ステルビオ峠のダウンヒルを終え、最後の1級山岳ラーギ・ディ・カンカノを目指す逃げグループは、中間スプリント地点をゲイガンハート、デニス、ヒンドレーの順で通過。1級山岳の上りが始まると、ヒンドレーとゲイガンハートのマッチレースとなった。

この2人を追う総合2位のケルデルマンを猛追し、かわしたのがペリョ・ビルバオ(バーレーン・マクラーレン)とヤコブ・フルサン(アスタナ)。ビルバオはその後フルサンも振り切って単独で先頭の2人の追走に入った。

しかし、十分なリードを保ったヒンドレーとゲイガンハートはフィニッシュ前のスプリント勝負に。しばらく2人で併走していたが、最後はヒンドレーがゲイガンハートをかわしてステージ優勝を決めた。3位にビルバオ、4位フルサンと続き、ケルデルマンは2分18秒差の5位でフィニッシュした。アルメイダは最終的にステージ7位と粘ったものの、トップから4分51秒遅れと大きくタイムを失った。

この結果、個人総合はケルデルマンが首位に立ち、12秒差でヒンドレーが2位に。サンウェブ勢が1位と2位を独占することになった。ヒンドレーはヤングライダー賞でアルメイダを逆転し、首位に躍り出た。

ジロ・デ・イタリア2020第18ステージ 結果

ステージ結果

1 ジェイ・ヒンドレー(サンウェブ)
2 テイオ・ゲイガンハート(イネオス・グレナディアス)
3 ペリョ・ビルバオ(バーレーン・マクラーレン) +46秒
4 ヤコブ・フルサン(アスタナ) +1分25秒
5 ウィルコ・ケルデルマン(サンウェブ) +2分18秒
6 パトリック・コンラッド(ボーラ・ハンスグローエ) +4分4秒
7 ホアン・アルメイダ(ドゥクーニンク・クイックステップ) +4分51秒

マリアローザ(個人総合成績)

1 ウィルコ・ケルデルマン(サンウェブ)
2 ジェイ・ヒンドレー(サンウェブ) +12秒
3 テイオ・ゲイガンハート(イネオス・グレナディアス) +15秒
4 ペリョ・ビルバオ(バーレーン・マクラーレン) +1分19秒
5 ホアン・アルメイダ(ドゥクーニンク・クイックステップ) +2分16秒
6 ヤコブ・フルサン(アスタナ) +3分59秒

マリアチクラミーノ(ポイント賞)

アルノー・デマール(グルパマFDJ)

マリアアッズーラ(山岳賞)

ルーベン・ゲレイロ(EFプロサイクリング)

マリアビアンカ(ヤングライダー賞)

ジェイ・ヒンドレー(サンウェブ)

チーム総合成績

イネオス・グレナディアス

第18ステージのルート

ジロ・デ・イタリア出場選手リストはコチラから。

「ジロ・デ・イタリア出場選手リスト」

大会公式サイト
www.giroditalia.it 

SHARE

PROFILE

Bicycle Club編集部

Bicycle Club編集部

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

No more pages to load