ソロキャンプで使いたいタープおすすめ25選|張り方や選び方も徹底解説
FUNQスタッフ
- 2023年06月09日
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自然の中でのんびりと時間を過ごす、そんなソロキャンプ。その楽しみを一層引き立てるアイテムといえば、「タープ」です。
しかし、タープ選びは難しく、ソロキャンプに適したものはどれなのか、迷っている方も多いのではないでしょうか。そんな方のために当記事では、以下の内容を解説します。
- ソロキャンプにおすすめのタープ25選
- そもそもタープは必要なのか
- タープ選びの5つのポイント
- タープの張り方と注意点
- タープに関する「よくある疑問」
記事を最後までお読みいただければ、あなたのソロキャンプに適したタープ選びのお手伝いができます。購入を考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね!
ソロキャンプで使いたいおすすめタープ25選
早速ですが「ソロキャンプで使いたいおすすめタープ25選」を、5つのカテゴリーに分けてご紹介します。ソロキャンプを愛する人が実際に使う素敵なアイテムを具体的に見て、ピンとくるタープをぜひ見つけましょう!
「ソロキャンプ用タープの選び方から先に見たい!」という方は、以下のリンクからジャンプできます。
ソロキャンプで安心して焚き火が堪能できるタープ5選
焚き火を楽しむときは、火の粉からタープを守ることが大切です。難燃性の高い素材を使用したタープを選んで、安心して焚き火を楽しみましょう。
tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン) ムササビウイング13ft.TC “焚き火”version
タープの近くで焚き火することを前提に作られたタープです。コットンとポリエステルの混紡生地で作られており、火の粉による穴あきを減らします。耐水性もあり、デザインもカッコいいため、ソロキャンプにおすすめの製品です。
- メーカー参考価格: 20,680円
- 設営サイズ:390×380cm
- 収納サイズ:32×9×20cm
- 重量:2.15kg
- 素材:ポリコットン
- 耐水圧:不明(撥水加工あり)
GOGlamping(ゴーグランピング)HENGEN スクエア TC タープ 350
タープを張るためのハトメが19箇所あり、好きな形に展開できる正方形タープです。丈夫なポリコットン混紡生地が使われており、遮光性や耐水性だけでなく耐火性にも優れています。設営を工夫すれば様々なところで使用でき、活躍できるタープです。
- 設営サイズ:350cm×350cm
- 収納サイズ:約103x 23x15cm
- 重量:約3.6kg(セット重量)
- 素材:ポリコットン
- 耐水圧:500mm
FIELDOOR(フィールドア) スクエアタープTC
ループベルトが16ヶ所あるので、張り方のアレンジがしやすい優れもの。ソロキャンプ向きのコンパクトなサイズなので、とても扱いやすい点も魅力です。ポリコットン素材ならではの難燃性・耐久性に加え、防カビ加工により、さらにタフに使える1枚になっています。
- 設営サイズ:280×280cm
- 収納サイズ:直径18×28cm
- 重量:2.4kg
- 素材:ポリコットン
- 耐水圧:428mm
asobito(アソビト) 焚き火軍幕
表側生地に「takibi hamp」と呼ばれる、asobito独自の難燃加工と撥水加工が施されたタープです。自己消火性にも優れており、焚き火の近くでも安心して使用できます。タープとしてだけでなく、複数枚組み合わせてテントとしても扱える製品です。
- メーカー参考価格:18,700円
- 設営サイズ:180×180cm
- 収納サイズ:32×9×20cm
- 重量:1.44kg
- 素材:コットン
- 耐水圧:不明(撥水加工あり)
Bears Rock(ベアーズロック) しろくま焚き火タープ
火の粉に強い素材を使った、厚い生地が特徴のタープです。スクエア型で設営のアレンジがしやすく、自分好みの空間を作って焚火を楽しめます。負荷のかかりやすい部分は補強してあり、タープとしての耐久性も高い製品です。
- メーカー参考価格:10,350円
- 設営サイズ:300×300cm
- 収納サイズ:48×20×17.5cm
- 重量:3.1kg
- 素材:ポリコットン
- 耐水圧:不明(撥水加工あり)
以下の記事では、タープやテントの近くで焚き火を楽しみたいソロキャンパーの方に、さらに多くのタープを紹介しています。ぜひチェックしてみてください!
ソロキャンプにおすすめの軽量コンパクトなタープ5選
ソロキャンプでは、荷物を軽くコンパクトにまとめたい方も多いはず。軽くて小さくまとまるタープは、持ち運びも設営もしやすく、非常におすすめです!
DD HAMMOCKS(ディーディーハンモックス) DD Tarp タープ 3.5×3.5 MC
ソロキャンプにぴったりな空間が欲しい方に最適な軽量タープ。19ヶ所にもおよぶ接続点があり、多様な張り方ができるので、多くのソロキャンパーからの支持を得ています。ハンモックの上に設置したり、テントの前室を延長したり、ぜひアレンジを楽しんでください。
- メーカー参考価格:18,480円
- 設営サイズ:350×350cm
- 収納サイズ:約30×20×10cm
- 重量:1,05kg(ペグ&ガイラインは除く)
- 素材:ポリエステル
- 耐水圧:3,000mm
NORDISK(ノルディスク) タープ ヴォス 5 ULW
世界最軽量との呼び声も高い、ダントツの軽さを誇るタープです。機能性にも妥協はなく、9つのループによる張り方のアレンジも自由にでき、どんなアウトドアにも対応できる耐水性を兼ね備えています。
- メーカー参考価格:49,170円
- 設営サイズ:250×200cm
- 収納サイズ:直径10×18cm
- 重量:240g
- 素材:ナイロン
- 耐水圧:2,000mm
snowpeak(スノーピーク) タープ /R ライトタープ ペンタ シールド
ポール1本で設営するソロキャンプ向けの五角形タープです。1つ柱があれば設営できるので、専用のポールがなくても、パドルやトレッキングポールなどを使用して簡単に設営できます。遮光性や撥水性を高める加工がされており、暑い時期でも涼しく過ごせる製品です。
- メーカー参考価格:17,160円
- 設営サイズ:400×320cm
- 収納サイズ:32×9×20cm
- 重量:790g
- 素材:ポリエステル
- 耐水圧:1,800mm
FIELDOOR(フィールドア) スクエアタープ
軽量で、収納すると手の上に乗るほどの大きさになるコンパクトなタープです。正方形のタープで、自分の好きな向きや形に設営できます。耐水性や紫外線にも強い素材が使われており、バックパックやツーリングなどでソロキャンプする際におすすめのタープです。
- 設営サイズ:280×280cm
- 収納サイズ:直径14×25cm
- 重量:1.3kg
- 素材:ポリエステル
- 耐水圧:1,500mm
icamp(アイキャンプ)タープワン
美しい曲線のフォルムが自慢の、ヘキサタープです。2本のスチールポールとペグ・ガイロープなど、付属品もすべて込みで約2kgの軽さなので、どこにでも持ち運べます。ソロキャンプはもちろん、デュオキャンプでもゆったり使えるでしょう。
- メーカー参考価格:6,990円
- 設営サイズ:380×380cm
- 収納サイズ:直径15×57cm
- 重量:2kg
- 素材:ポリエステル
- 耐水圧:3,000mm
ソロキャンプに最適な軽量・コンパクトなタープについて、さらに詳しく知りたい方は、以下の記事も要チェックですよ!
コスパ最高!ソロキャンプにおすすめの安いタープ5選
ソロキャンプを始める際、予算はギア選びの重要な要素です。安いタープでも品質がよければ、満足できるキャンプは実現します。ここでは、コスパに優れたタープを見ていきましょう。
Unigear(ユニジア) ハンモックレイン フライ防水テントタープ L
軽量かつ強度が高い、リップストップ生地のタープです。固定部分には補強がされており、強風でも裂けにくくなっています。設営方法を工夫すれば、風を遮ることも受け流すこともできるほか、撥水性にも優れた製品です。
- 設営サイズ:約300×300cm
- 収納サイズ:約31×19cm
- 重量:1.6kg
- 素材:ナイロン
- 耐水圧:3,000mm
FIELDOOR(フィールドア)ウイングタープ
2本の高さの異なるポールを使用して、テントの前方を高く跳ね上げられるウィングタープです。テントの前方に高さがある分だけ、開放感があるので、快適なリビングスペースが作れます。ソロキャンプ用のテントとの相性が抜群で、タープ泊にも向いていますよ。
- 設営サイズ:380×380cm
- 収納サイズ:直径12×55cm
- 重量:1.4kg
- 素材:ポリエステル
- 耐水圧:1,500mm以上
SheepNot(シープノット) レクタタープ
神戸発ブランドの日本のアウトドアショップが展開する、コスパ最強なレクタタープ。雨が降っても安心の耐水圧があり、縫い目のケアもバッチリです。8つの接続点があるので、張り方のアレンジも可能。紫外線を防ぐ、シルバーコーティングもうれしいポイント。
- メーカー参考価格:3,980円
- 設営サイズ:290×300cm
- 収納サイズ:直径10×35cm
- 重量:約811g
- 素材:ポリエステル
- 耐水圧:3,000mm
MOON LENCE(ムーンレンス) レクタタープ ブラックガム加工 TMB-01
引き裂けにくい頑丈なポリエステル生地を採用し、ソロキャンパーが助かる1kgほどの軽さも実現したレクタタープです。紫外線カット率は、なんと99.9%を誇ります。アウトドアでも、日焼けしたくない人の強い味方になるでしょう。
- 設営サイズ:300×400cm
- 収納サイズ:約28x18x7cm
- 重量:約1.34kg(ペグ&ロープ含む)
- 素材:ポリエステル
- 耐水圧:3,000mm
VILLEY(ヴィレー) キャンプタープ 3.5×3m
耐久性の高いタープの生地には防水加工が施され、耐水圧は1,500mmにもおよびます。また縫い目にシームテープが貼られていて、雨漏りの心配もいりません。UPF 50+のUVカット性能まであり、縫製や生地の耐久性も申し分なく、コスパ最高のタープです。
- 設営サイズ:350×300cm
- 収納サイズ:16×36cm
- 重量:1.4kg
- 素材:ポリエステル
- 耐水圧:1,500mm
ソロキャンプのギア集めをするときに、少しでも安くていいタープがあれば助かりますよね!以下の記事では、コスパの高いタープをさらに紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
ソロキャンプで簡単に設営できるワンタッチタープ5選
ソロキャンプでは、すべてを1人で準備するため、簡単に設営できるタープもおすすめ。ワンタッチタープなら、設営時間を短縮できます。高さもあり、タープの下で腰を曲げずに済むので、立って過ごしたい人やデイキャンプにおすすめですよ。
FIELDOOR(フィールドア)タープテント スチール 3.0m×3.0mタイプ
耐久性のあるスチールフレームと、風が抜けるためのベンチレーションが備わったタープです。ベンチレーションによりテントの内側に空気がたまりにくく、転倒を防げます。紫外線カットや耐水性にも優れており、キャンプだけでなくイベントなどにも活躍する製品です。
- 設営サイズ:300×300×176/248/256cm(高さは3段階に調整可能)
- 収納サイズ:約22×22×114cm
- 重量:14kg
- 素材:ポリエステル
- 耐水圧:2,000mm以上
Coleman(コールマン) パーティーシェードライト/300+
コールマン独自の「ダークルームテクノロジー」により、日光を90%ブロックするので、タープの下に涼しい空間を提供できます。タープは風に強い自立式で、1人でも設営できる軽さです。タープの高さは、2段階から選ぶこともできます。
- メーカー参考価格:36,960円
- 設営サイズ:約300×300×230cm
- 収納サイズ:約23×23×88cm
- 重量:約12kg
- 素材:ポリエステル
- 耐水圧:約3,000mm
LOGOS(ロゴス) ソーラーブロック Qセットタープ220
特殊加工を施された生地によって、日差しと熱を強力ブロックできる、ワンタッチタープ。UVカット率は、なんと99.9%以上で、遮光率に関しては100%です。夏の暑い日に「サッと日除けスペースを作りたい…」という想いを叶えてくれるアイテムです。
- メーカー参考価格:29,800円
- 設営サイズ:220×220×230/215/151cm(高さは3段階に調整可能)
- 収納サイズ:20×116×20cm
- 重量:9.5kg
- 素材:ポリエステル
- 耐水圧:1,000mm
SOLO UP(ソロアップ) ワンアクションタープ M-1257【Amazon限定】
ワンアクションで設営・撤収ができ、高さの調整も3段階まで可能です。高さ調整時に、指を挟む事故が発生しないように、ケガ防止用パーツが採用されています。タープの雨に対する性能もバッチリで、日差しの向きに合わせて付け替えられるサイドシートも付属。
- 設営サイズ:250×250×250cm
- 収納サイズ:21.5×21.5x101cm
- 重量:8.4kg
- 素材:ポリエステル
- 耐水圧:1,000mm
MASTERCANOPY(マスターキャノピー)ワンタッチタープテント
付属のサイドシートを取り付ければ、紫外線だけでなく、吹き込む雨風や雪などをブロック可能。屋根には、ベンチレーション(通気口)があるため、風抜けがよい設計にもなっています。UVカット性能もあるため、さまざまなアウトドアシーンでの活躍が期待できそうです。
- 設営サイズ:200×200×205cm
- 収納サイズ:132×23×23cm
- 重量:約14kg
- 素材:ポリエステル
- 耐水圧:不明(撥水加工あり)
強風に強いおすすめソロキャンプ用タープ5選
タープは張り方を工夫すれば、強風に耐えられます。しかし初めから、フレームのある風に強いスクリーンタープをソロキャンプに導入するのもアリ。ここでは、ソロキャンプが快適になるスクリーンタープを5つご紹介!虫が苦手な人にも、おすすめですよ。
Coleman(コールマン) スクリーンキャノピージョイントタープⅢ
側面は4面フルメッシュなので、頭上の雨風を凌げるだけでなく、気になる虫もシャットアウトできます。スクリーンタープとコールマンのテントと連結すれば、自然のなかの開放感を感じつつ、テントとの行き来だけの引きこもりキャンプも可能。
- メーカー参考価格:38,500円
- タープサイズ:約320×340×215cm
- 収納時サイズ:約 直径23×82cm
- 重量:約11.3kg
- 材質:ポリエステル
- 耐水圧:約2000mm
QUICKCAMP(クイックキャンプ)スクリーンタープ 3m
紐を引っ張るだけで簡単に設営できる、様々な機能がついたスクリーンタープです。全面フルクローズやフルメッシュにできる仕様で、そのうち2面は解放もできます。日中の強い紫外線をカットする素材で、遮熱コーティングも施されており、暑い夏でも活躍するタープです。
- メーカー参考価格:18,700円
- 設営サイズ:約300×300×210cm
- 収納サイズ:約20×20×135cm
- 重量:9.7kg
- 素材:ポリエステル
- 耐水圧:約1000mm(天井部のみシームテープ防水加工)
FIELDOOR(フィールドア) スクリーンテント
全面がメッシュのスクリーンになっていて、日差しはもちろん、虫の侵入を防ぐことが可能。付属の2本のキャノピーポールを使えば、居住空間がさらに広くなります。雨が降っているときでも、車が横付けできるので、設営や撤収のときにも役立ちそうです。
- 設営サイズ:285×285×208cm
- 収納サイズ:67×16×16cm
- 重量:7kg
- 素材:ポリエステル
- 耐水圧:不明
Campers Collection(キャンパーズコレクション) スクリーンハウス300 PSH-300
家族での使用はもちろん、ソロキャンプのリビングスペースを快適にしたい方におすすめのスクリーンタープです。耐水性もUVカット性能もあるので、どんな天候のキャンプでも大活躍するでしょう。風通しがよく防虫性も高いので、夏のキャンプにいかがでしょうか?
- メーカー参考価格:11,800円
- 設営サイズ:300×300×205cm
- 収納サイズ:61×18×18cm
- 重量:6kg
- 素材:ポリエステル
- 耐水圧:1,000mm
sokos(ソコス) スクリーンタープ Sun Light 300cm×300cm
ソロキャンプの居住空間としては、ゆとりのあるサイズで、スクリーンタープの中では軽量なモデルです。1つ持っていれば、家族や仲間とのキャンプやBBQでも大活躍すること間違いなしでしょう。日差しの向きに合わせて取り付けられるサイドシートも、便利ですよ。
- 設営サイズ:300×300×200cm
- 収納サイズ:58×14×16cm
- 重量:4.3kg
- 素材:ポリエチレン
- 耐水圧:1,000mm
本来ソロキャンプにタープはいる?いらないケースは?
どんなタープがいいかは確認できたけれど、そもそも「ソロキャンプにタープはいるの?」と感じている方もいるでしょう。ここでは、タープの役割やそのメリット・デメリット、そしてタープがいらない場合について解説します。
ソロキャンプにはタープがあると便利!
タープには、数種類の形状があり、様々なところで活躍する便利なキャンプ道具です。使い方はタープの種類によって異なりますが、様々な場面で有用な効果を発揮します。
ここでは、そんなタープの便利なポイントを紹介します。
雨や紫外線を防げる
タープは布状の屋根のようなもので、日差しや雨などを防げます。日焼けや熱中症などの対策になるほか、突然天候が悪化した時にも役立つでしょう。
特に山でのソロキャンプにおいては、紫外線が強く、皮膚に悪影響を及ぼす可能性があります。タープを持っていれば、紫外線の影響を減らし、快適に過ごせるでしょう。
テントサイトに個性を出せる
タープには長方形や正方形など数種類の形状があり、テントなどと合わせて個性のある空間を作り出せます。おしゃれな見た目や色のタープを使うことで、ソロキャンプをより楽しめるでしょう。
自然の中で映える写真が撮りたい方も、タープを使うことでおしゃれを演出できます。SNSにキャンプの様子を載せようと考えている方にも、おすすめのキャンプ道具と言えるでしょう。
プライベートな場所を作る
ソロキャンプで一人の時間をゆっくり過ごしたいのに、周囲の目が気になることもあります。そんな時に、タープを使うことで目線を遮り、プライベートな空間を作れるでしょう。
また、タープは設置方法を工夫することで、自由にタープの形状を変えられます。設置の仕方次第で、周囲に人が多くても、気になる方向を遮ることができるでしょう。
便利だけどタープにはデメリットも
タープはキャンプで快適な空間を作れる便利な道具ですが、その反面、使用する際のデメリットもあります。デメリットを知っておくことで、季節や天気予報などからタープを使用するかどうかを判断できるでしょう。
ここでは、タープのデメリットについて紹介します。
強風には対策が必要
タープは風を遮ることも可能ですが、風が強い場合には対策が必要です。設置方法によっては、タープが風に飛ばされてしまうこともあるため、風が強い日は使用するかどうか慎重に判断しましょう。
また、飛んでいったタープや留め具などが、人や物にぶつかる可能性もあります。思いもよらない事故につながる可能性もあるので、強風の日には使用を諦めることも考えましょう。
初心者には設営が難しい
ソロキャンプでは、設営や料理など全て一人でこなすことになります。タープは慣れていないと一人で設営するのが難しく、上手く設置ができないと期待した効果が得られないこともあるでしょう。
タープの中には、初心者でも設置しやすい製品から、シンプルで応用が利くものの設置が難しい製品もあります。慣れないうちは、簡単に使用できるタープを選ぶのがおすすめです。
冬は寒く、夏は虫よけ対策が必要
タープはテントと違い、全方向を遮ることは困難なため、冬は寒さ対策が必要です。テントと合わせて工夫して設営し、風を防ぐほか、厚着して寒さをしのぎましょう。
夏の暑い時期には、虫対策も必要になります。虫よけスプレーや蚊取り線香などを使用するほか、メッシュ付きのタープでも対策できます。虫の多い時期にソロキャンプしたい方は、タープ選びの段階から対策を考えておくと良いでしょう。
ソロキャンプにタープがいらない場合
テントの形状やタイプ、キャンプする日の天候などにより、タープが必要ない場合や、使用できない場合があります。このような状況でタープを持って行っても、無駄な荷物になってしまうので、事前に必要かどうかチェックしましょう。
ここでは、ソロキャンプにおいてタープがいらない場合がどんな状況か紹介します。
テントの前室が広い
テントの種類によっては、タープがついていたり、入り口部分がタープのような機能を果たす製品があります。このようなテントを持っている方は、別途タープを使用しなくても、快適にソロキャンプを楽しめるでしょう。
製品の中には、この前室が広いタイプのテントもあります。手軽に広いタープスペースが作れるため、タープ単体を持っていく必要は無くなるでしょう。
荷物を少なくしたい
ソロキャンプでタープがあると、様々な場面で役に立ちますが、荷物は増えてしまいます。荷物を減らしたい場合や、持っていく余裕がない場合は、無理して持っていく必要はないでしょう。
タープを使っておしゃれな空間を演出できなくなりますが、なくても困らないことが多いキャンプ用品です。気候が穏やかで、日差しの影響も強くない時期は、タープを持ち込まず、荷物を減らすのもおすすめです。
設営が困難な悪天候
キャンプ当日の天候が悪く、強風などにより設営が困難な場合は、タープを使用できません。使用できない場合は、無駄な荷物になってしまうでしょう。
また悪天候の中、無理にタープを設置しても、タープの故障や、強風で飛ばされる可能性があります。事故につながる事も考えられるので、悪天候の場合は、タープの使用を控えることも考えましょう。
ソロキャンプ用タープ選びの5つのポイント
ソロキャンプ用のタープは選び方をミスると、扱いづらくて、買い直しを余儀なくされることも…。ここでは、失敗しないソロキャンプ用タープ選びのポイントを5つ紹介します。
サイズ
ずばり、ソロキャンプに最も適したタープのサイズは「3.5m×3.5m」です。なぜなら、3m×3mのサイズだと少し小さく感じ、4m×4mだと大きく感じるからです。例えば、ソロキャンプでは、テントの外に以下のギアをよく配置するでしょう。
- チェア
- テーブル
- 調理道具
- クーラーボックス
- キャンプギアの収納
上記ギアを並べても、窮屈にならない広さを確保するには、ソロキャンプ用テントのほとんどが収まる「3m×3m」がぴったりです。
しかし「3m×3m」のサイズだと、雨が降るとタープの下のものが濡れます。降雨の状況も考慮すると、少し大きめの「3.5m×3.5m」ほどのサイズがベスト。少しだけ大きいほうが、張り方のアレンジをしても、一定の広さが確保できます。
ただし「タープの形状(種類)」や「ギアの量」によって、適切なサイズは異なります。最終的には、あなたのソロキャンプに必要なサイズを想定してタープを選びましょう。
形状(種類)
タープは形状によって、使用感が大きく変わります。キャンプ場でよく見かけるタープの形状(種類)は、主に以下の6タイプです。
- レクタ・スクエアタープ
- ヘキサタープ
- ペンタタープ
- ウイングタープ
- ワンタッチタープ
- スクリーンタープ
ソロキャンプでは、1〜3のタープの使用率が圧倒的に多いのですが、4〜6の各タープにもキャンプを快適にする特有のメリットがあります。それぞれの特徴を説明しますので、ぜひチェックしてください。
レクタ・スクエアタープ
レクタ・スクエア型のタープは、初心者でも設営・撤収がしやすく、長方形や正方形の形状ならではの広い日かげを提供します。
ループが多く設置されている設計のモデルは、多様な張り方のアレンジも可能。経験豊富なキャンパーにこそ、人気があります。
ただしシンプルな形ゆえに、普通に使えば、他のサイトと同じ見た目になりがち。そのため、なんとなく「かっこよさに欠ける…」と感じる人もいるでしょう。
ヘキサタープ
六角形のヘキサタープは、最低2本のポールがあれば立てられる「設営の手軽さ」と「立ち姿の美しさ」が人気で、キャンプの定番になりつつあります。
設営の仕方によって、風通しのよい開放感のあるスタイルとプライベートを重視するスタイルを切り替えられます。アレンジの幅があるのも、魅力の1つでしょう。
ただし風の方向によっては、その影響を受けやすく、安定感を欠くときもあります。ペグダウンの数が多いので、設営に時間がかかるのもデメリットに感じるかもしれません。
以下の記事では、人気の高いヘキサタープについて詳しく解説しています。おすすめのタープも紹介しているので、気になる方はぜひお読みください!
ペンタタープ
五角形のペンタ型のタープは、 1人でも設営がしやすい点が魅力。また、独特な美しい立ち姿も人気です。
必要なポールは1本のみで、とても短時間で設営できます。そのため、身軽なソロキャンプの代表である「タープ泊」がしたい方におすすめです。
ただしタープの高さは低くなることが多く、低い姿勢から立ち上がる回数が増えます。腰の悪い人には、辛いキャンプになるかもしれません。
ウイングタープ
ウイング型のタープは、主にひし型のタープですが、メーカーによっては六角形のモデルもあります。設営時のシルエットが、羽ばたいている鳥の翼のように見えることから、ウイングと呼ばれます。
設営は、ポール2本を立てて数ヶ所のみペグダウンすればOKなので、短時間で簡単に終えられます。収納サイズはコンパクトですが、広げた際の面積が小さいため、荷物の多いソロキャンパーには向いていません。
ワンタッチタープ
ワンタッチタープの魅力は、その名のとおりワンタッチで設営ができる手軽さです。また、ペグが打てない場所でも自立するため、いろいろな場所で使えます。
なかには側面に壁が作れるタイプもあり、横からの風雨の吹き込みを凌ぐことが可能です。ただし重量があり、収納サイズも大きくなります。ソロキャンプで使うときは、車で行くオートキャンプが望ましいでしょう。
スクリーンタープ
ソロキャンプで使用する人は少ないですが、テントと並べて使えば間違いなく快適に過ごせるタープ。スクリーンタープのほとんどは、4つの側面のすべてをメッシュで覆うことが可能です。
夏の暑い季節なら、風通しのよさと虫対策が両立できます。他のタープと異なり、フレーム構造なので、風に強い点も魅力の1つです。
軽さ
タープの軽さは、タープ選びの重要な判断基準です。登山中や徒歩で行くソロキャンプには、持ち運びやすいタープが適しています。
タープが重いと、持ち運びが困難で、余計な疲れが溜まりますよね。荷物を軽くしたい人は、可能であればソロキャンプに適した「1.5kg以下ほど」のタープを見つけましょう。
タープの重量はサイズも影響しますが、素材の影響も大いにあります。詳しくは、以下に続く「生地のスペック」のなかで解説します。
生地のスペック
ソロキャンプ用タープとして、まず確認したいスペックは耐水圧と難燃性です。耐水圧が低すぎると、タープの下に雨が染み出して荷物が濡れるリスクがあります。また難燃性が低いと、焚き火の火の粉が火災の原因になることも…。
耐水圧にこだわるなら、化学繊維(ナイロン・ポリエステル)のタープを選びましょう。耐水圧が1,500mmあれば、大抵の雨に耐えられます。また焚き火を楽しむなら、難燃性の高いポリコットン(TC)生地のタープを推奨します。
スペックの高いタープは、素材や加工に力を入れています。品質が高いほど価格も上がるので、あなたのニーズに合うかを見極めて選びましょう。
カラー
タープのカラーは、キャンプサイトの印象を決める一因です。そして他にも「視認性」や「日差しの影響」を決める役割があります。色による影響の違いは、以下のとおりです。
- 明るい色(白に近い色):目立つ・日差しによる温度上昇を抑える
- 暗い色(黒に近い色):自然と調和する・日差しで内部の温度が上がる
タープのカラーは、おしゃれや統一感だけでなく、キャンプの安全や快適さにも関係しています。バランスを考えながら、選んでください。
タープの選び方を把握できたら、ぜひ再びおすすめタープを見てみましょう。以下のリンクをクリックすると、冒頭の「ソロキャンプに持って行きたいおすすめタープ25選」に戻ります!
>>「ソロキャンプで使いたいタープおすすめ25選」を見る!
ソロキャンプ初心者必見!タープの張り方と注意点
ソロキャンプを始めたてのときは、タープの張り方がわからず諦めてしまったり、なかなか手が出せない方もいます。設営の際に注意するべきポイントを知ることで、ソロキャンプの幅が広がるでしょう。
ここではタープ初心者や使ったことがない方に向けて、張り方と注意点を紹介します。
タープの張り方とコツ
タープの張り方は、その形状によっても異なります。ただし基本的な張り方は同じなので、以下の流れを参考にしてください。
- タープを設置したい場所に目安を付け、タープを広げます。
- 場所を決めたら、メインポールを組み立てて配置しておき、タープとロープを結びましょう。
- ロープをペグで地面に固定し、メインポールを立てます。
- タープの張り具合を調整し、自分好みに空間を整えたら完成です。
初めは美しく張ることが難しく、何度も調整をして時間がかかるのが普通。しかし、くり返し設営に挑戦することで、あなたに合った設営方法が見つかりますよ。
以下の記事では、タープの「基本的な張り方」や「1人でも美しく設営する方法」を詳しく解説しています。経験豊かなキャンパーから、ぜひタープ設営のテクニックを学びましょう!
タープを使用する際の注意点
タープを使用する際には、風向きに十分注意して使用しましょう。風にあおられてタープが飛ばされる危険性があります。風の強い日は使用しないことも視野に入れましょう。
タープの設営場所は、できるだけ平らでペグがしっかり打ち込める場所を選びましょう。ペグが抜けてしまうとタープが倒れて事故に繋がる可能性があります。
木の間などにタープを設営する場合は、劣化した木に注意が必要です。木が落ちてきたり、ロープを結んだ部分が折れる可能性もあります。一本木の下は落雷の危険性があるので、木と連結して張る場合には、危険がないかしっかりチェックしましょう。
【Q&A】ソロキャンプのタープに関する疑問を解決!
ソロキャンプでタープを使用する際には、さまざまな疑問が浮かぶかもしれません。以下では、よくある質問とその答えを提供します。
タープに合うポールも知りたい!
タープの性能を引き出すには、適切なポールを選ぶことも重要。 相性のよいポールを使うことでタープは安定して、その力が最大限に引き出されます。使い勝手のいいポールの目安として、以下に具体的な数値を記載しているので、参考にしてください。
- メインポール:太さ28mm以上、長さ280cm前後
- サブポール:太さ16mm、長さは用途次第
厳密には、タープとポールの組み合わせは、張り方や天候によって変えるべきです。タープポール選びにも留意できると、さらに快適で、安全なキャンプ時間が過ごせるでしょう。
「選ぶべきポールの太さ」や「おすすめのタープポール」について、さらに詳しく知りたい方は、以下の記事もおすすめです!
タープとテントを連結するには?
タープとテントを連結することで、無駄がなく快適なキャンプサイトを作ることが可能。見た目もスマートになり、降雨時にテントへ出入りするときも濡れずに済むメリットがあります。
適切な連結方法は、テントとタープの組み合わせで異なります。その中でも、最も一般的な「小川張り」は知っておくと便利でしょう。
テント入り口の上からタープが覆う状態になるように、タープからセッティングテープ(延長ベルト)を伸ばし、テントの背面に立てたポールに連結します。
【小川張りの例】
タープとテントの連結ができると、ソロキャンプがさらに快適になります。キャンプの玄人感も出て、かっこいいですよ。おすすめのセッティングテープを2つ紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
REVOR(リボル) 小川張り専用 タープ延長ベルト
GEERTOP(ギアトップ) 小川張り テントロープ タープ延長ベルト
タープを中古で購入するのはアリ?
中古タープは新品よりも経済的なので、ソロキャンプ初心者には、魅力的な1つの選択肢です。場合によっては、質のよいタープが手ごろな価格で手に入る可能性もあるでしょう。
しかし中古のタープ購入には以下のリスクがあるため、当記事では新品購入を推奨します。
- 穴が開いている
- ほつれ・ヨレがある
- 撥水性・耐水性が落ちている
- 紫外線による変色や劣化がある
「状態を直接チェックできること」と「経験を積んで見る目が養われていること」の2つの条件が揃っている場合は、よいアイテムを見つけられる可能性が高いです。しかし、そうでない状況の購入なら、運試しに近いでしょう。
したがって、中古品のネット購入は推奨できません。新品で買えば、交換対応してくれたり、メンテナンスが無料になったりします。できるだけ新品購入を目指してください。
タープだけで宿泊できるの?
ソロキャンプに興味を持った方なら、一度は耳にしたことがあるタープ泊。でも本当に「タープだけで宿泊できるの?」と疑問を持つ方もいるでしょう。
その答えは「イエス」なのですが…実際はどんな風にキャンプをしているか、気になりますよね?以下の記事では、そんな「ソロキャンプでタープ泊って実際どうなの?」という疑問にお答えしています!
タープ泊を楽しむために必要な、知識や道具について解説しています。より自然を感じられるタープ泊が気になる方は、ぜひお読みください!
ソロキャンプではタープを使いこなして快適に過ごそう
当記事では、ソロキャンプに行く人が実際に使用するタープ、その選び方や張り方などを紹介しました。ここまで読んだ方は、かなりタープに詳しくなれたはずです。
タープがなくてもキャンプが成立はしますが、あったほうが圧倒的に便利で快適です。またタープを使えば、個性のある空間が作れるので、よりソロキャンプを楽しめるでしょう。この機会に、お気に入りのタープをぜひ見つけてくださいね。
記事のはじめで紹介した「ソロキャンプで使いたいタープおすすめ25選」を、もう一度チェックしたい方は、以下のリンクをクリックすればジャンプできます。
もっとタープのことを知りたい方には、以下の記事もおすすめです。範囲をソロキャンプ限らない「おすすめタープ」や「お庭で使えるおしゃれタープ」を紹介してるので、気になる方はチェックしてみてください。
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「好き、を生きよう」を地で行く、FUNQスタッフ。 初心者から上級者まで、知りたい情報をわかりやすくお届けしています。