ソロキャンプの不安を解消!お悩み相談室
フィールドライフ 編集部
- 2021年07月24日
INDEX
自由気ままに過ごせるのがソロキャンプの魅力。でも、これから始めるという人には多少の不安があるのでは? そんなよくある疑問や不安を解説。すっきり解消して、ソロキャンプの世界に飛び込んでみよう。
文◉渡辺信吾 Text by Shingo Watanabe
イラスト◉藤田有紀 Illustration by Yuki Fujita
道具はレンタルか? それとも購入か?
一般的にキャンプ場に用意してあるレンタルテントは3〜4人用のファミリーテントが主流で、ソロ用のテントを用意しているところは少ない。寝袋やマットはレンタルできるところもあるので、テントは手が届く範囲で1〜2人用を購入しておこう。
バーナーなどの道具類は自分のものを持ったほうが気分も上がるし、次へのモチベーションにも繋がる。 食器やカトラリー類は家で使っているものでもOK。なれてきたら徐々に買い揃えるといい。逆にいえば、キャンプ用を家で使うことも可能だ。
道具類はホームセンターや大型スポーツ用品店でも購入できるが、アウトドアや登山専門店なら品揃えも豊富で、商品を手にとって吟味できる。また、スタッフが相談に乗ってくれるので、予算も含めていろいろと相談してみよう。
テントを張るときの注意点とは?
テントを張るときは場所選びが大切。天気が良ければ大きな問題にはならないが、強風や雨などで天候が変化したときに、場所によって雲泥の差が出る。もしも張った場所がくぼ地や水の通り道になっていたら、雨が降ってきたときに浸水する可能性もある。
また、雨より怖いのが強風。テントごと飛ばされる危険性もある。張る時点から風向きを考慮して、入り口が風下になるようにレイアウトしよう。地面にしっかりとペグダウンできるかどうかも重要。つねに悪天時を想定すると安心できる。
雨はテントがしのいでくれるが、下からの浸水はしのぎきれない。周囲と比べて低い土地だったり水の通り道になっていたりしないか確認を。周辺が草地なのにそこだけ草が生えていないとしたら、そこは水の通り道だ。
キャンプ場は寒くない?
キャンプ場の所在地にもよるが、山間部にあるキャンプ場は真夏でも夜間はかなり肌寒いと感じることがある。春や秋はさらに冷え込む。気温がひと桁台になったり、氷点下まで冷えたりすることもある。
起きている間は焚き火などで暖をとれるが、寝袋の対応温度を下回るほど冷え込むと、寒くて眠れないという状況になり、かなりきつい。夏でも薄手のダウンジャケットやフリースなどは用意しておくといいだろう。春や秋はタイツやダウンパンツなど下半身の防寒も大事だ。
もしも眠れないほど寒い場合は、重ね着するしかない。ダウンジャケットがあれば、それを着て寝袋に入ろう。また、足先が冷えると寒さを感じやすいので、お湯を入れたペットボトルなどで湯たんぽを作って寝袋に投入するといい。
雨が降ったらどうすればいい?
雨音を聞きながらテントの中で読書をしたり音楽を聴いたりと、雨のソロキャンプも楽しいものだ。しかし初心者にはややハードルが高い。できれば天気予報をチェックして荒天になりそうな日は避けよう。
それでも、もし突然雨が降ってきたらなら、テントをタープの下に移動させて一時避難するのもいいだろう。
テントを張っている位置に水が溜まるくらいの長雨や、豪雨・暴風雨などの非常事態では大きめのポリ袋を用意しておき、テントや寝袋などをポリ袋に丸め入れて即撤収だ。
テントのガイライン(張り綱)をしっかりと張ってテントがピンと張っている状態にしよう。たるんでいるとそこに雨水が溜まって雨漏りすることもある。テントは傘と同じようにピンと張ることで雨水が溜まらず下に流れていくのだ。
- BRAND :
- フィールドライフ
- CREDIT :
-
文◉渡辺信吾 Text by Shingo Watanabe
イラスト◉藤田有紀 Illustration by Yuki Fujita
SHARE
PROFILE
フィールドライフ 編集部
2003年創刊のアウトドアフリーマガジン。アウトドアアクティビティを始めたいと思っている初心者層から、その魅力を知り尽くしたコア層まで、 あらゆるフィールドでの遊び方を紹介。
2003年創刊のアウトドアフリーマガジン。アウトドアアクティビティを始めたいと思っている初心者層から、その魅力を知り尽くしたコア層まで、 あらゆるフィールドでの遊び方を紹介。