SUPボードは多種多様!自分のスタイルに合わせて選ぼう

BLADES(ブレード) 編集部
- 2019年11月15日
ウェーブ
サーフボードと基本的な考え方は同じだが、大きく異なる点は波に乗るためにデザインされたウェイブ用ボードは、ボードが動いていなくても立っていられるよう十分な浮力とサイズが与えられているということ。その浮力は早いテイクオフを可能にし、サイズの大きさはダイナミックなライディングを味わわせてくれる。
デザインは多彩で、ロングボードのようなクルージング系からホローウェイブにアタックするハイパフォーマンス系までさまざまなタイプが用意されている。
波の上でのパフォーマンスには、浮力と操作性という相反するテーマがつきものだが、最近はどんどん薄く小さくというのがトレンド。そこにはケブラーなどの新素材をさまざまな方法で使うという、素材とボード作りの進化が大きく寄与している。
ウェイブ用ボードはサーフィンの経験がある人が選ぶことが多い。しかし、サーファーのように波に慣れていなくても、SUPのウェイブボードは小波でも十分に楽しめるので、初心者でも試す価値はあるといえよう。混雑を避け、事故やトラブルを起こさないよう注意してチャレンジしてみるのもいいかもしれない。
特徴① テイクオフと回転性を左右するノーズ&ロッカー
ハイパフォーマンスを求めるほどにノーズは尖ってくる。回転性能確保のためボード全体のロッカーもSUPの中ではいちばんきつい。
特徴② ボードのワイズと厚みが安定性を左右する
ワイデストポイントが広いほど安定し、狭いほど回転性が高まる。厚みは浮力を左右するので、体格とレベルに合ったバランスが重要。
特徴③ 操作性をコントロールするボトムコンケーブ
ボトムコンケーブの溝の深さや形状によって、直進性に優れるのか、回転性に優れるのかという操作性が変わってくる。
特徴④ 波に合わせてテールの形状を選択する
浮力が得やすいスカッシュ、レールを入れやすいラウンド、小波向きのフィッシュの3タイプを軸に、ターゲットの波に合わせて選択。
ラディカルに波を攻めるためのショートボードデザイン
かつてサーフボードが辿った歴史のように、SUPもショートボード化が著しい。長さ7″(約213㎝)のボードも当たり前になってきた。鋭いターンやよりラディカルに波を攻めたい人に向くが、その分安定性を犠牲にしているため、極端に短いボードは上級者向きといえる。
特徴
- アウトラインはまるでショートボードそのもの
- SUPとしては小さい分、安定感が低い
- 上級者ならエアなどのテクニックも可能
新しいコンセプトのデザインが次々に登場している
最近各ブランドでちらほらと見られるようになったのが、ノーズとテールをスパンと切り落したようなタイプ。この形状でセンターにボリュームを持たせることで、短くても安定感が増している。小さい波でもクイックなサーフィンをしたい人にオススメ。
特徴
- ケブラーを編み込むなどの軽量化技術が加速
- 短い長さでも安定感を犠牲にしない
- ウェーブならではのまったく新しいカタチ
総合力の高さが際立つロングボードタイプ
見た目は大きめのロングボードといったところ。決して取り回しが良い方ではないが、安定性が高くクルージングやフィッシングなど、サーフィン以外の遊びにも応用しやすいのがうれしい。もっとも楽しみやすいモデルであり、ウェイブボードの中でも総合力はピカイチだ。
特徴
- SUPサーフィンのエントリーモデルに最適
- サーフィン以外にも応用しやすい安定感
- ロングカインドな乗り心地
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BLADES(ブレード) 編集部
『NALU』の連載から単独発行となった、 SUP専門の定期刊行マガジン。フィールドを選ばないSUPの楽しみ方から、カルチャーにいたるまで、充実したコンテンツを発信する。
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