【本気度MAX】『鳥さわ』に教わる、家焼き鳥ランクアップ術
buono 編集部
- 2020年08月21日
プロに教わる、ガス火で美味しく焼き上げるコツ
店をオープンする前、自宅のガスコンロで焼き鳥の練習をしていたという『鳥さわ』店主の中澤氏。そんな“家焼き鳥”熟練者である彼だからこそ、家で店の味に近づけるとっておきの方法を教えてくれた。
「家で焼き鳥をする際、火を均等に通すことが大切だけど、ガスは肉に火が入りにくい。」と中澤氏。店では、鶏肉を他の店よりも厚めに刺し、塊にすることでジューシーさを出すが、ガス火の場合はなるべく肉を平らにして焼くことが重要だという。
家焼き鳥の三箇条
1 肉に火を均等に通す
焼き鳥はムラなく肉を焼くことがなにより重要だ。そこで、均等に火を通すため串に肉を刺した後、平たくなるように押さえつける。肉の厚さを薄くして焼くようにしよう。
2 伝熱性の高い金串を使う
家庭のガス火で鶏肉を焼くには、炭火と違ってなかなか火が通りにくい。そのため、伝熱性の高い金属性の串を使う。竹串は燃えてしまうので避けた方が良い。
3 肉に酒を漬けて焼く
鶏肉を塩焼きにする場合は肉質をふっくらさせるため、料理酒に漬けてから焼く。タレ焼きの場合は、材料にミリンを使用しているので漬けて焼く必要はない。
では基本の焼き方を見ていこう
焼き鳥の第一歩は串の刺し方。肉にしっかりと火を通すためにも習得しておこう。それをマスターしたら“塩焼き” と“タレ焼き” に挑戦。ここでは鶏もも肉を使用する。ちなみに、ガス火で焼き鳥を焼く際、焼き目が付いてきて「もう十分かな」と思うかもしれないが、実は中まで火がしっかりと入っていないことが多い。慣れないうちは、別の金串を刺して中まで火が通っているか確認するのが良い。
串打ちの作法
1 まず、鶏もも肉の掃除を行う。鶏のスネ側のスジが口に残るので、取り除いていく。
2 次に、余計な脂身も取り除いていく。これで肉の下処理は完了だ。
3 2㎝ほどの大きさに切っていく。肉を平らにしたいので、余計なでっぱりは取り除く。
4 金串に鶏肉を刺していく。目安としては4~5個ほど、同じ高さになるように刺す。
5 火が入りやすいよう、なるべく平らに押さえつける。上と下の肉を同じ高さにする。
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PROFILE
buono 編集部
使う道具や食材にこだわり、一歩進んだ料理で誰かをよろこばせたい。そんな料理ギークな男性に向けた、斬新な視点で食の楽しさを提案するフードエンターテイメントマガジン。
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