
珪藻土の壁にひのきの無垢材など。自然素材を使った心地よい家|平塚エリア【優建築工房】

湘南スタイルmagazine 編集部
- 2020年12月03日
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平塚の敷地は33坪と限られた敷地で、しかも北側接道。さらに南側には住宅が近接するという難しい土地条件の中、心地よい空間構成と快適な住み心地を実現したH邸。
吹き抜けの空間では光が柔らかく珪藻土の壁に反射する
「環境配慮型設計」を大切にする優建築工房が第一に考えたのは、“いかに自然の光と風を住まいに採り込むか”だった。そこで同社が考えたのは、南側の隣家2軒の配置と太陽の動き、風の流れを読み計算したうえで、吹き抜けの空間や窓の配置、大きさ、軒の出などを熟慮した。
フローリングには足触りの良い桧の無垢材を使用。珪藻土を塗った壁に、光がやわらかく反射する。
外とのつながりを感じる開放的なウッドデッキも
さらに暮らしの中心となるダイニングを一番気持ちの良い場所にするべく、吹き抜けを設けて明るく開放的な空間にした。さらに南面にウッドデッキ、玄関に通り土間を設けて、外とのつながりを感じることでさらなる広がりを実現。
ダイニングは吹き抜けが心地よい開放的な空間。奥に見える造作のダイニングベンチは、跳ね上げて中にモノを収納可能。
必要なものを的確に判断しベストな空間設計を実現
こうした各々に最適なプランニングを同社が得意とするのは、新築物件とほぼ同じ数だけの多くのリノベーションを手掛けているから。数多くの物件の解体と再生の経験から身に着けた“住まいに必要、不要なモノ”の判断が適切かつ正確なだけでなく、リノベーションにはなくてはならない高い造作技術を注文住宅の家づくりに存分に発揮することで、各々の住まいにベストな空間設計が可能となるのだ。
リビングの天井はラワン合板張りで落ち着いた印象に。洗面所の入口建具は、シナ材にホワイト塗装で壁と馴染むように仕上げたオリジナル造作で、丁寧な職人仕事が冴える。
キッチンカウンターは収納もできるつくりに
玄関を一歩入れば、驚くほど開放的で快適な空間が広がる。確かな腕を持つ職人集団により、H邸は羨望の眼差しで見られる素敵な住まいに仕上がっている。
造り付け家具は、深い色合いが魅力的なアメリカンチェリー材で造作。チェッカーガラスを入れたカウンター収納は、キッチンの手元を隠しつつ一体感を損なわない高さに設計している。
枕木を敷き詰めたアプローチ周りは植栽も楽しめるスペースに。黒いガルバリウムの外壁とのコントラストも美しい。
注文住宅情報|平塚エリア
- 敷地面積:113.52平方m
- 延べ床面積:79.45平方m
- 1階面積:43.44平方m 2階面積:36.01平方m
工法
在来木軸工法
構造材
柱:ヒノキ無垢(神奈川県産材)
梁:米マツ無垢
土台:ヒノキ無垢(神奈川県産材)
主な外装仕上げ
屋根:ガルバリウム鋼板
外壁:鋼板サイディング(ガルバリウム鋼板)
主な内装仕上げ
天井:クロス、ラワンベニヤ
壁:珪藻土、クロス
床:ヒノキ無垢
開口部
窓:YKK AP防火窓
施工ビルダー
優建築工房
神奈川県厚木市妻田西1-20-8
優建築工房の詳細はこちらから。
出典
- BRAND :
- 湘南スタイルmagazine
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PROFILE

湘南スタイルmagazine 編集部
1998年創刊の湘南を代表するメディア。湘南エリアに住む人と住んでみたい人に向けて、湘南オリジナルのライフスタイルと暮らしを充実させるテクニックを訴求し続ける。
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