ベテランが教える自転車ツーリングを楽しむコツ、距離やスタイルに合わせて服装や持ち物を選ぼう
Bicycle Club編集部
- 2023年04月29日
自転車ツーリングのスタイルは人によってさまざまだ。そこで、2つのやり方でイチオシのほうを達人が選び、そのメリット、デメリットを言い合って対決してみた! 編集部員をはじめ数々の自転車旅を豊富に経験しているベテランサイクリストが、みんなの疑問に白黒つける!?
INDEX
サドルバッグとフロントバッグはどっちが便利?
自転車ツーリングの長年の命題といえば、サイクルバッグの使い方。最近では大小さまざまな大きさのものが増えており、ロードバイクに装着できる種類もかなり増えてきた。いっぽうフロントバッグはランドナー時代を知るベテランライダーからは、今なお熱烈な支持を得ている。補給食やスマホなどをサッと取り出したいなら、やはりフロントバッグは便利だ。
▼それぞれのメリット・デメリットを詳しく紹介!
バックパックを背負って走る人、どのぐらいいる?
ツーリングはなにも日帰りだけでない。土日を使って1泊2日の小旅行を楽しむサイクリストも多いはずだ。そんなとき、けっこう意見の分かれるアイテムがバックパックを背負うかどうかだ。バイクの走行感に影響ないからバックパックのほうがいいという人と、上体への負担が影響大だから絶対ダメという人がいる。荷物が少ない人はバイクバックを活用するという方法もあるが、お土産などあとから荷物が増えるかも……という人はバックパックがあると便利だ。
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何度も使える携帯ポンプか、空気がラクに入るCO2ボンベか
ツーリングで起こる最も多いトラブルといえば、やはりパンクだろう。自宅で修理する場合はフロアポンプが使えるが、出先では小型の携帯ポンプかCO2ボンベを使ってパンク修理しなければならない。一気に空気が入って楽なのは断然CO2ボンベだが、ポンプなら失敗しても何度もやり直せる。自分のパンク修理スキルも考慮して、最適なものを選ぼう。
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パンクはチューブ交換派? それともパッチで修理派?
いつどこで遭遇するかわからないパンク。帰宅困難にならないためにも、サイクリストの心得としてパンク修理は最初にマスターしておくべき必須スキルだ。パンクしたチュープを丸ごと交換するのが最も早く確実な方法だが、予備チューブもパンクしてしまった、というときにはパッチでの修理が役に立つ。
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タイヤレバーは何本必要? 2本より3本のほうがいいワケとは
パンク修理の方法はいろいろあるが、クリンチャーの場合、まずはタイヤレバーを使ってタイヤを外し、チューブを取り出す必要がある。このときに使うアイテムがタイヤレバーなのだが、商品によって1セットあたりの本数がバラバラなことも多い。使用時に本数の決まりはあるのだろうか? ベテランが3本目を携帯するのには、意外な理由があった!?
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輪行袋は縦型と横型、どっちが正解?
自転車を解体して専用の袋に入れて電車などで運ぶ輪行。マスターすれば、全国の駅を拠点にサイクリングが楽しめるので、活動の幅がぐっと広がる。さまざまなタイプがある輪行袋だが、大きくわけるなら縦型と横型。場所をとらずにスマートな縦型か、エンド金具なしでも使える横型か。輪行スキルにも左右されるが、ベテランのなかにはシチュエーションによって縦型と横型を使い分けている人もいるそうだ。
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輪行袋は邪魔にならないよう自転車のどこにしまうのか
輪行で欠かせない輪行袋だが、走っているときは邪魔にならないよう自転車やバックパックに収納しなければならない。慣れないうちは輪行袋をうまくたためず、思っているように収納できないこともあるが、種類によっては小さなサドルバッグに入ることもあるので、自分に合ったものを選びたい。また、駅を拠点にサイクリングする場合はコインロッカーに輪行袋や着替えを預けるという方法もある。
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ツーリングにレーサージャージは必要? サイクルウェア選びのコツとは
走りを優先させるなら機能性の高いレーサージャージがおすすめだが、観光地で周りから浮いてしまうのがちょっと……という人には、カジュアルなサイクルウェアもある。基本は距離や好みで合わせればいいが、輪行での移動時はぴっちりしたスタイルのレーサーパンツの上からハーフパンツを合わせるなど、TPOに合ったコーディネートを心がけよう。
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MTB向きのSPDペダルとロード専用のSPD-SLペダルはどっちがツーリング向き?
シューズとペダルを固定するビンディングシステム(ビンディングシューズ+ビンディングペダル)。パワーを効率的に走りに変えられるので、長距離ライドを少しでもラクにしたい、という人にはぜひおすすめしたい。走りそのものをがっつり楽しみたいという人は高効率で理想的なペダリングが魅力のロードバイク専用ペダル(SPD-SLなど)が、観光地では自転車を降りて食べ歩きや散策を楽しみたいという人は歩きやすいSPDペダルがいいだろう。
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補給食をコンビニで買うならおにぎりとパン、どっちがおすすめ?
ツーリング中に休憩や補給でコンビニに立ち寄ることも多々あるだろう。ハンガーノック防止にはこまめな補給が欠かせないが、おにぎりとパンではどちらを選ぶ人が多いのだろうか。もちろん好みにもよるが、腹持ちの良さだったり携行しやすさも影響する。また食べ過ぎはかえってパフォーマンス低下の原因にもなるので、普段から自分にとっての適量を把握しておくことも大切だ。
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日焼け止めやアームカバーで夏の紫外線対策
紫外線対策といえば日焼けしたくない女性のイメージがあるかもしれないが、肌の乾燥や日焼けからくる疲労は男女共通。体温が上昇し気づいたらフラフラになっていた……なんてことにならないよう、夏場は直射日光をなるべく避けて走るのが無難だ。日焼け止めを塗って防ぐか、物理的なアームカバーなどで紫外線を遮ろう。
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ツーリング中、スマホはどこにしまってる?
ルートを確認したり、仲間に連絡をとったり。今やツーリングでスマホはなくてはならない存在だ。またスマホ以外にも鍵や財布、補給食といったこまごました荷物は、必要なときにサッと取り出せる場所に収納しておきたい。サイクルジャージには便利なバックポケットがあるのでこちらを活用しているという人がほとんどだが、着脱できるフロントバッグやサコッシュなどに入れておけば、休憩中も携行できて便利だ。
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※この記事はBiCYCLE CLUB[2020年10月号 No.426]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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