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どこに避難する?(避難の種類)/おやつや非常食にぴったりエナジーボール|CAMMOCの「キャンプしてたら防災できた!」#17

キャンプの道具や知識には、防災に役立つものがたくさんあります。でも、いくら優れた道具を揃えても、電源や水道のないストイックなキャンプ経験があっても、災害時には全く経験したことのないさまざまな問題が襲いかかってくるでしょう。予期せぬ事態を目の前にしたとき、道具や知識がいつものように使えないかもしれません。

そんな悔しい思いをしないために、災害時に役立つ情報やすぐに使える収納方法など、ちょっとしたヒントを知っておくとあなたの知識や道具がもしもの時にぐっと頼もしいものになってくれるはずです。

この連載では、無理なく無駄なく楽しくできる「SDGs防災キャンプ」を提唱するCAMMOCの防災士資格を持つメンバーから、アウトドア好きの皆さんへ、もしもの時に役立つ情報とレシピをお届けします。

さまざまな避難先を知っておこう

災害発生時、避難所や避難場所を目指すだけが“避難”ではありません。水害時に避難所へ向かう途中で流されてしまったり、慣れない避難所生活で命を落としてしまうケースもあります。

以前CAMMOCの連載#11にて「避難所と避難場所の見分け方」について紹介しましたが、今回は被災後にどこへ避難するか、避難所以外の選択肢についても知っておきましょう。

避難所

市区町村が指定する学校や公民館など、被災者を保護する場所。地域外の人も受け入れ可能ですが、人数やスペースに限りがあり、プライバシー問題や感染症のリスクもあります。

自宅や職場付近の避難所がどこにあり、どんな施設なのか。防災訓練などに参加し、把握しておくと安心です。

いざというときにすぐ避難できるよう、避難バッグや防災ポーチ(#15防災ポーチの中身紹介)を備えておきましょう。

在宅避難

自宅に被害がなく安全だと判断できた場合に、そのまま家の中で生活する在宅避難。住み慣れた場所で感染症リスクも低く安心ですが、食料や日用品などある程度の備蓄がないと続けられません。

自宅でライフラインが止まったときを想定し、数日間生き延びられる備えが必要です。とくに、トイレや水、電気など必要不可欠なものについて、過去の連載を参考に備えておきましょう。

#2 キャンプで備蓄水をローリングストック
#3 ランタンの備え方
#4 トイレの不安をキャンプで解消

友人・親戚・知人の家(縁故避難)

ハザードマップをもとに自宅での被害が予測できた場合、安全な地域に住んでいる友人や親戚宅に避難させてもらう縁故避難。

事前に、万が一の場合避難させてもらえるかを相談し、つねに連絡がとれる関係性を築いておくと安心です。

この場合もすぐに避難できるよう、避難バッグを備え、移動方法なども確認しておきましょう。

ホテル、旅館などの宿泊施設

避難所が足りないときなど、自治体がホテルや旅館などと提携し、避難所として活用できる施設も増えてきています。場所により利用対象者や申し込み方法などが異なるため、事前に必要な登録などを確認しておきましょう。

車中泊・テント泊

避難所や自宅での避難が厳しい場合、車やテント内ですごすのも選択肢のひとつ。どちらもプライバシー確保やある程度の備蓄品も置けて、ペットといっしょに生活することも可能です。

建物にくらべて外の気温が影響しやすいため、天候の変化や寒さ&暑さ対策、一酸化炭素中毒の危険などがあり、注意が必要です。

災害時にはじめて車中泊やテント泊に挑戦するのは大変危険なので、普段から自然のなかでのキャンプなどを経験しておくといざというときに状況に合わせて判断できます。

いつでも行動できる準備をして、ポジティブ避難をしよう

​​​​

最後にお伝えしたいのが、「ポジティブ避難」です。“大型の台風が接近中”など、自宅が避難の必要地域になる可能性が事前に予測できる場合は、移動が困難になる前に、被害予想のない地域へ自主避難ができると安心です。
事前に被災地域を出ることができれば、その地域の支援負担軽減に繋がります。さらに、旅行感覚で親戚のお家やホテルなどに出かければ、避難中もポジティブにすごすことができます。
とくに高齢者や小さな子ども、身体が不自由な方、ペットなどと避難が必要なご家庭は、早めの避難(警戒レベル3迄に)が必須です。

いざというときに手間取ってしまわないように、普段から練習をかねて「ポジティブ避難」をイメージしたお出かけや旅行へ行ってみましょう!

今月のレシピ/おやつや非常食にっぴったりエナジーボール

エナジーボールとは、オーツやナッツ、ドライフルーツなどの栄養素がたっぷり詰まった、フードプロセッサーで作る簡単ロースイーツです。別名ブリスボールとも呼ばれています。手に入りやすい材料で簡単に作れて、冷凍保存も可能。日ごろからエナジーボールの作り置きをしておけば、どんなときも一粒でエネルギーチャージができちゃいます!

チョコピーナッツバターのエナジーボール

材料(5個分)

オートミール…50g
ピーナッツバター(無糖)…大さじ1
ココアパウダー…10g
カシューナッツ…20g
デーツ…6個
ココナッツオイル…大さじ1

作り方

①すべての材料をフードプロセッサーに入れて、よく混ぜ合わせる。
②5等分にし、ひとつずつ丸め、冷蔵庫で冷やす。

はちみつとドライマンゴーのエナジーボール

材料(5個分)

オートミール…50g
カシューナッツ…20g
はちみつ…15g
ドライマンゴー…10g
ココナッツオイル…大さじ1 

作り方

①すべての材料をフードプロセッサーに入れて、よく混ぜ合わせる。
②5等分にし、ひとつずつ丸める。小さく切ったドライマンゴー(分量外)をお好みで飾り、冷蔵庫で冷やす。

★冷蔵庫で冷やしてから瓶に入れたり小分けにラッピングすると食べやすいです。

★甘さはお好みで変えてみて下さい。

★お好みのドライフルーツやナッツを入れて、色々なエナジーボールを作ってみて下さい!

クリエイターズユニット
CAMMOC(キャンモック)

左から、三沢真実、三宅香菜子、内舘綾子
「キャンプのある暮らし」をコンセプトに空間やフードのコーディネート、キャンプ撮影の監修、防災講演など、多数メディアで活躍するクリエイターズユニット。アウトドア・フードロス・防災などの観点からドライフードに注目し、初著書「うまみがギュッ!干すだけ簡単 はじめてのドライフード(山と溪谷社)」全国書店にて絶賛発売中。

https://cammoc.com
www.instagram.com/cammoc

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PROFILE

キャンモック

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「キャンプのある暮らし」をコンセプトに空間やフードのコーディネート、キャンプ撮影の監修、防災講演など、多数メディアで活躍するクリエイターズユニット。無理なく無駄なく楽しくできる「SDGs防災キャンプ」を提唱。 https://cammoc.com/

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