キャンプの持ち物チェックリスト!必需品&便利アイテムはこれ
フィールドライフ 編集部
- 2019年12月24日
INDEX
自然のなかでバーベキューや焚火をしたり、家族や仲間でゆっくり過ごすキャンプ。楽しみ方が多様化するなか、テントやキッチン用品など、キャンプ道具も便利でおしゃれなものにあふれています。
ところがあまりにもたくさんのものがあって、準備の段階で何を持っていけばいいのか迷ってしまうこともありますよね。そこで、キャンプに持っていくべき必需品や、あると便利なアイテムを整理してご紹介しましょう。
持ち物リストを活用して忘れ物を防ごう
まずはキャンプに持っていくものを一覧にしてご紹介。「絶対に必要なもの」「あると便利なもの」「充実したキャンプをするためにほしいもの」に分けています。キャンプの経験値や一緒に行動するグループなどによって、必要な持ち物をチェックしていきましょう。
寝床・リビングに必要な持ち物
テント
主に寝室となる「ワンポールテント」や「ドームテント」のほか、寝室とリビングルームが一緒になった「ツールームテント(トンネル型テント・ロッジタイプ)」など様々な形状があるテント。選ぶポイントは、まず利用人数。各テントに表示されている〇人用というのはJIS規格に準拠したものですが、目安として大人1人で60cm×200cmの床面積があれば快適に過ごせます。
また設営のしやすさも大切なポイントです。ここ最近人気なのは構造が単純なワンポールテント。設営がシンプルなので初心者にもおすすめです。
タープ
日差しを遮り、雨除けにもなるタープはキャンプをより快適に過ごすためには欠かせないアイテム。タイプを大きく分けるとヘキサゴンタイプ(六角形)とレクタタイプ(正方形)があります。タープを張った場所はリビングやキッチンになり、キャンプ中に多くも時間を過ごす空間なので、設営はしっかり行いましょう。
シュラフ(寝袋)、コット(ベッド)、マットなど
キャンプをするうえで、快適な寝床を作ることはとっても大切。テントの生地は薄いため、地面のデコボコの緩衝や冷気を防ぐためにも、シュラフ(寝袋)の下には断熱素材を採用したマットを敷きましょう。また、コットと呼ばれる簡易ベッドは直接地面に接地しないため快適な寝床となります。コットは寝る以外にも、荷物を置いたり、リビングで椅子になったりと何かと便利なアイテム。
テーブル、チェア、ベンチ、スツール
リビングやキッチンスペースなど、いろいろなシーンで使うテーブルやイス。キャンプ仲間と語り合うリビングならばゆったりとした空間づくりを、キッチンスペースは機能的な配置に、と用途によってあれこれ悩みながら組み合わせていくものも楽しかったりします。各メーカーからいろいろなタイプのテーブルやチェアがラインナップされているので、つい快適重視でそろえてしまいそうになりますが、その分運ぶ荷物が増えてしまうこともお忘れなく。
ランタン
自然の中で過ごすキャンプでは「灯り」はとても大切です。ランタンには主オイル(ガソリン・灯油)ランタン、ガスランタン、LEDランタンがあります。このうちもっとも光量があり広範囲を照らすことができるのがオイルランタン。点火やメンテナンスにやや手間が掛かりますが、温かみのある灯りはやはりいいものです。火を使わず熱も発生しない点で安全な灯りとして人気のLEDランタン。スピーカー付きやスマホの充電ができるタイプもあるなど、多機能なのもうれしいポイントです。
キッチン、調理系の持ち物
バーナー
キャンプでおいしい料理を作るのに欠かせないのがバーナー。燃料は主にホワイトガソリンとガスボンベの2タイプあり、扱いやすいのはガスボンベで点火も火の調節も簡単です。一方のホワイトガソリンのタイプは外気温に関係なく強い火力が得られるのがメリット。燃料のコストも安いのですが、メンテンナスに手間がかかるのでやや経験者向けです。
形状としては、携帯性に優れたシングルバーナーと自宅の台所感覚で使えるツーバーナーの2つに大別されます。ツーバーナーは肉の煮込みをしながら他の調理ができるなど自由度が高いのでメインで使うのはツーバーナーにして、お湯を沸かすなどのサブ的役割としてワンバーナーを用意するのがいいでしょう。
クーラーボックス
食材や飲み物を保存しておくクーラーボックスは、キャンプにおける冷蔵庫のようなもの。定番のハードタイプのクーラーは保温力に優れ、ソフトタイプのクーラーは軽量で折り畳むことができたりして持ち運びに便利です。
大は小を兼ねる……とはいうものの、大容量のクーラーボックスに少量の食材だと保冷効果も下がるし、持ち運びも大変です。そこで、まず初心者におすすめしたいのは、中型のクーラーボックスを2つ用意すること。ひとつは料理のときにしか使わない食材、もうひとつには頻繁に出し入れてする飲み物に、と分けることで、使い勝手と保冷効果を両立することができます。
また、キッチンかリビングに置くかでも変わってきますので、初めからすべてそろえるのではなく、キャンプを重ねながら適宜買い足していくのがいいでしょう。
焚き火まわりの持ち物
大半のキャンプ場では直火は禁止なので、焚き火をするには焚き火台を用意する必要があります。灯りのない自然の中で静かのゆれる炎を囲む焚き火は、ここ最近特に人気があり、焚き火台はもちろん、耐熱性のある革手袋や、薪割りに使いナタ、着火剤などの周辺アイテムも充実。焚き火を囲みながら仲間や家族と語り合う時間は、またキャンプに来たいと思わせる魅力があります。
キャンプを成功に導く事前準備3つのコツ
「キャンプ道具をそろえたし、さぁ出発」……とその前に! キャンプを楽しめるかは、道具をそろえることも含めた事前準備にかかっているといっても過言ではありません。そこで、やっておけば安心する3つのコトをご紹介しましょう。
1)道具は事前に使い方を確認しておく
新しく購入したテントやタープ、ランタンの使い方は事前に把握しておきましょう。説明書を読んでおくことはもちろん、試しに使ってみるのことができれば理想的。例えばペグであれば、付属品よりも使い慣れているものの方が便利だった、なんてことが分かればキャンプ場に着いてスムーズに設営できるので◎
2)買えるものは、あらかじめ買っておく
「キャンプ場に向かう途中にあるお店で買えばいいや」というのは、実は危険。道路が混雑して時間に余裕がなくなったり、必要なものがなかったり、なんてとこもあります。前日までに買い物を済ませておけば、足りないものを他のお店で買えばいいし、食材もある程度下ごしらえしておけば当日の料理もラクチン。まさにいいこと尽くしなんです。
3)当日の天気や交通情報をチェック
天候だけは変えようがありませんし、それも含めてキャンプです。もし行こうとしているキャンプ場が雨予報だったら別のエリアに変更したり、中止も視野を入れて検討しましょう。また、交通情報も重要です。渋滞で到着が遅れると、テントの設営や料理の時間が短くなり、せわしなくなってしまうことも……。渋滞予測などを利用して、できればオフピークスに移動できればベスト。
忘れ物はないですか? では楽しいキャンプを!
こちらでご紹介した持ち物リストはキャンプ経験者からの声を参考にしたものですが、ないとキャンプができないわけではありません。また、キャンプはシーズンや、場所、誰と行くかなど、シチュエーションによって最適なものが変わってきます。自分にとっての最適解は、やはり自分で経験を重ねるのが一番! どんどん広がるキャンプの魅力にどっぷりハマってみましょう。
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PROFILE
フィールドライフ 編集部
2003年創刊のアウトドアフリーマガジン。アウトドアアクティビティを始めたいと思っている初心者層から、その魅力を知り尽くしたコア層まで、 あらゆるフィールドでの遊び方を紹介。
2003年創刊のアウトドアフリーマガジン。アウトドアアクティビティを始めたいと思っている初心者層から、その魅力を知り尽くしたコア層まで、 あらゆるフィールドでの遊び方を紹介。