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【保存版】ツール・ド・フランス2023チームリスト&コースプレビュー

INDEX

ツール・ド・フランス2023 チームリスト

※印はヤングライダー賞(25歳以下)対象選手

ユンボ・ヴィスマ

©️ A.S.O./Jonathan Biche

1 ヨナス・ヴィンゲゴー(ユンボ・ヴィスマ、デンマーク)
2 ティシュ・ベノート(ユンボ・ヴィスマ、ベルギー)
3 ウィルコ・ケルデルマン(ユンボ・ヴィスマ、オランダ)
4 セップ・クス(ユンボ・ヴィスマ、アメリカ)
5 クリストフ・ラポルト(ユンボ・ヴィスマ、フランス)
6 ワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ、ベルギー)
7 ディラン・ファンバーレ(ユンボ・ヴィスマ、オランダ)
8 ネイサン・ファンホーイドンク(ユンボ・ヴィスマ、ベルギー)

UAEチームエミレーツ

©️ A.S.O./Jonathan Biche

11 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ、スロベニア)※
12 ミッケル・ビョーグ(UAEチームエミレーツ、デンマーク)※
14 フェリックス・グロスチャートナー(UAEチームエミレーツ、オーストリア)
15 ヴェガールスターケ・ラエンゲン(UAEチームエミレーツ、ノルウェー)
16 ラファウ・マイカ(UAEチームエミレーツ、ポーランド)
17 マルク・ソレル(UAEチームエミレーツ、スペイン)
18 マッテオ・トレンティン(UAEチームエミレーツ、イタリア)
19 アダム・イェーツ(UAEチームエミレーツ、イギリス)

イネオス・グレナディアーズ

©️ A.S.O./Jonathan Biche

21 エガン・ベルナル(イネオス・グレナディアーズ、コロンビア)
22 ジョナタン・カストロビエホ(イネオス・グレナディアーズ、スペイン)
23 オマール・フライレ(イネオス・グレナディアーズ、スペイン)
24 ミハウ・クフィアトコフスキ(イネオス・グレナディアーズ、ポーランド)
25 ダニエル・マルティネス(イネオス・グレナディアーズ、コロンビア)
26 トーマス・ピドコック(イネオス・グレナディアーズ、イギリス)※
27 カルロス・ロドリゲス(イネオス・グレナディアーズ、スペイン)※
28 ベン・ターナー(イネオス・グレナディアーズ、イギリス)※

グルパマ・エフデジ

©️ A.S.O./Jonathan Biche

31 ダヴィド・ゴデュ(グルパマ・エフデジ、フランス)
32 ケヴィン・ゲニエッツ(グルパマ・エフデジ、ルクセンブルク)
33 シュテファン・キュング(グルパマ・エフデジ、スイス)
34 オリヴィエ・ルガック(グルパマ・エフデジ、フランス)
35 ヴァランタン・マデュアス(グルパマ・エフデジ、フランス)
36 カンタン・パシェ(グルパマ・エフデジ、フランス)
37 ティボー・ピノ(グルパマ・エフデジ、フランス)
38 ラルス・ファンデンベルフ(グルパマ・エフデジ、オランダ)※

EFエデュケーション・イージーポスト

Photo: Syunsuke FUKUMITSU

41 リチャル・カラパス(EFエデュケーション・イージーポスト、エクアドル)
42 アンドレイ・アマドール(EFエデュケーション・イージーポスト、コスタリカ)
43 アルベルト・ベッティオル(EFエデュケーション・イージーポスト、イタリア)
44 エステバン・チャベス(EFエデュケーション・イージーポスト、コロンビア)
45 マグナス・コルト(EFエデュケーション・イージーポスト、デンマーク)
46 ニールソン・パウレス(EFエデュケーション・イージーポスト、アメリカ)
47 ジェームズ・ショー(EFエデュケーション・イージーポスト、イギリス)
48 リゴベルト・ウラン(EFエデュケーション・イージーポスト、コロンビア)

スーダル・クイックステップ

©️ A.S.O./Jonathan Biche

51 ジュリアン・アラフィリップ(スーダル・クイックステップ、フランス)
52 カスパー・アスグリーン(スーダル・クイックステップ、デンマーク)
53 レミ・カヴァニャ(スーダル・クイックステップ、フランス)
54 ティム・デクレルク(スーダル・クイックステップ、ベルギー)
55 ドリース・デヴェナインス(スーダル・クイックステップ、ベルギー)
56 ファビオ・ヤコブセン(スーダル・クイックステップ、オランダ)
57 イヴ・ランパールト(スーダル・クイックステップ、ベルギー)
58 ミケル・モルコフ(スーダル・クイックステップ、デンマーク)

バーレーン・ヴィクトリアス

Photo: Syunsuke FUKUMITSU

62 ミケル・ランダ(バーレーン・ヴィクトリアス、スペイン)
63 ニキアス・アルント(バーレーン・ヴィクトリアス、ドイツ)
64 フィル・バウハウス(バーレーン・ヴィクトリアス、ドイツ)
65 ペリョ・ビルバオ(バーレーン・ヴィクトリアス、スペイン)
66 ジャック・ヘイグ(バーレーン・ヴィクトリアス、オーストラリア)
67 マテイ・モホリッチ(バーレーン・ヴィクトリアス、スロベニア)
68 ワウト・プールス(バーレーン・ヴィクトリアス、オランダ)
69 フレッド・ライト(バーレーン・ヴィクトリアス、イギリス)※

ボーラ・ハンスグローエ

©️ A.S.O./Jonathan Biche

71 ジャイ・ヒンドレー(ボーラ・ハンスグローエ、オーストラリア)
72 エマヌエル・ブッフマン(ボーラ・ハンスグローエ、ドイツ)
73 マルコ・ハラー(ボーラ・ハンスグローエ、オーストリア)
74 ボブ・ユンゲルス(ボーラ・ハンスグローエ、ルクセンブルク)
75 パトリック・コンラッド(ボーラ・ハンスグローエ、オーストリア)
76 ヨルディ・メーウス(ボーラ・ハンスグローエ、ベルギー)※
77 ニルス・ポリッツ(ボーラ・ハンスグローエ、ドイツ)
78 ダニー・ファンポッペル(ボーラ・ハンスグローエ、オランダ)

リドル・トレック

Photo: Syunsuke FUKUMITSU

81 ジュリオ・チッコーネ(リドル・トレック、イタリア)
82 トニー・ガロパン(リドル・トレック、フランス)
83 マティアス・スケルモース(リドル・トレック、デンマーク)※
84 アレックス・キルシュ(リドル・トレック、ルクセンブルク)
85 フアン・ロペス(リドル・トレック、スペイン)
86 マッズ・ピーダスン(リドル・トレック、デンマーク)
87 クイン・シモンズ(リドル・トレック、アメリカ)※
88 ヤスパー・ストゥイヴェン(リドル・トレック、ベルギー)

アージェードゥーゼール・シトロエン チーム

©️ A.S.O./Jonathan Biche

91 ベン・オコーナー(アージェードゥーゼール・シトロエン チーム、オーストラリア)
92 クレマン・ベルテ(アージェードゥーゼール・シトロエン チーム、フランス)
93 ブノワ・コスヌフロワ(アージェードゥーゼール・シトロエン チーム、フランス)
94 スタン・デウルフ(アージェードゥーゼール・シトロエン チーム、ベルギー)
95 フェリックス・ガル(アージェードゥーゼール・シトロエン チーム、オーストリア)※
96 オリヴェル・ナーセン(アージェードゥーゼール・シトロエン チーム、ベルギー)
97 オレリアン・パレパントル(アージェードゥーゼール・シトロエン チーム、フランス)
98 ナンス・ペテルス(アージェードゥーゼール・シトロエン チーム、フランス)

アルペシン・ドゥクーニンク

Photo: Syunsuke FUKUMITSU

101 マチュー・ファンデルプール(アルペシン・ドゥクーニンク、オランダ)
102 シルヴァン・ディリエ(アルペシン・ドゥクーニンク、スイス)
103 ミヒャエル・ゴグル(アルペシン・ドゥクーニンク、オーストリア)
104 クインテン・ヘルマンス(アルペシン・ドゥクーニンク、ベルギー)
105 セーアンクラーウ・アナスン(アルペシン・ドゥクーニンク、デンマーク)
106 ヤスペル・フィリプセン(アルペシン・ドゥクーニンク、ベルギー)※
107 ヨナス・リカールト(アルペシン・ドゥクーニンク、ベルギー)
108 ラモン・シンケルダム(アルペシン・ドゥクーニンク、オランダ)

アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ

Photo: Syunsuke FUKUMITSU

111 ビニヤム・ギルマイ(アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ、エリトリア)※
112 リリアン・カルメジャーヌ(アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ、フランス)
113 ルイ・コスタ(アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ、ポルトガル)
114 ルイス・メインチェス(アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ、南アフリカ)
115 アドリアン・プティ(アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ、フランス)
116 ディオン・スミス(アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ、ニュージーランド)
117 マイク・トゥーニッセン(アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ、オランダ)
118 ゲオルク・ツィマーマン(アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ、ドイツ)

コフィディス

Photo: Syunsuke FUKUMITSU

121 ギヨーム・マルタン(コフィディス、フランス)
122 ブライアン・コカール(コフィディス、フランス)
123 シモン・ゲシュケ(コフィディス、ドイツ)
124 ヨン・イサギレ(コフィディス、スペイン)
125 ヴィクトル・ラフェ(コフィディス、フランス)
126 アントニー・ペレス(コフィディス、フランス)
127 アレクシー・ルナール(コフィディス、フランス)
128 アクセル・ジングレ(コフィディス、フランス)

モビスター チーム

Photo: Syunsuke FUKUMITSU

131 エンリク・マス(モビスター チーム、スペイン)
132 ルーベン・ゲレイロ(モビスター チーム、ポルトガル)
133 アレックス・アランブル(モビスター チーム、スペイン)
134 ゴルカ・イサギレ(モビスター チーム、スペイン)
135 マッテオ・ヨルゲンソン(モビスター チーム、アメリカ)※
136 グレゴール・ミュールベルガー(モビスター チーム、オーストリア)
137 ネルソン・オリヴェイラ(モビスター チーム、ポルトガル)
138 アントニオ・ペドレロ(モビスター チーム、スペイン)

チーム ディーエスエム・フィルメニッヒ

©️ A.S.O./Jonathan Biche

141 ロマン・バルデ(チーム ディーエスエム・フェルメニッヒ、フランス)
142 ジョン・デゲンコルプ(チーム ディーエスエム・フェルメニッヒ、ドイツ)
143 マチュー・ディナム(チーム ディーエスエム・フェルメニッヒ、オーストラリア)※
144 アレクサンダー・エドモンソン(チーム ディーエスエム・フェルメニッヒ、オーストラリア)
145 ニルス・エーコフ(チーム ディーエスエム・フェルメニッヒ、オランダ)※
146 クリストファー・ハミルトン(チーム ディーエスエム・フェルメニッヒ、オーストラリア)
147 ケヴィン・ヴェルマーク(チーム ディーエスエム・フェルメニッヒ、アメリカ)※
148 サム・ウェルスフォード(チーム ディーエスエム・フェルメニッヒ、オーストラリア)

イスラエル・プレミアテック

©️ A.S.O./Jonathan Biche

151 マイケル・ウッズ(イスラエル・プレミアテック、カナダ)
152 ギヨーム・ボワヴァン(イスラエル・プレミアテック、カナダ)
153 サイモン・クラーク(イスラエル・プレミアテック、オーストラリア)
154 ユーゴ・ウル(イスラエル・プレミアテック、カナダ)
155 クリスツ・ニーランズ(イスラエル・プレミアテック、ラトビア)
156 ニコラス・シュルツ(イスラエル・プレミアテック、オーストラリア)
157 コービン・ストロング(イスラエル・プレミアテック、ニュージーランド)※
158 ディラン・トゥーンス(イスラエル・プレミアテック、ベルギー)

チーム ジェイコ・アルウラー

©️ A.S.O./Jonathan Biche

161 サイモン・イェーツ(チーム ジェイコ・アルウラー、イギリス)
162 ローソン・クラドック(チーム ジェイコ・アルウラー、アメリカ)
163 ルーク・ダーブリッジ(チーム ジェイコ・アルウラー、オーストラリア)
164 ディラン・フルーネウェーヘン(チーム ジェイコ・アルウラー、オランダ)
165 クリス・ハーパー(チーム ジェイコ・アルウラー、オーストラリア)
166 クリストファー・ユールイェンセン(チーム ジェイコ・アルウラー、デンマーク)
167 ルカ・メズゲッツ(チーム ジェイコ・アルウラー、スロベニア)
168 エルマール・ラインダルス(チーム ジェイコ・アルウラー、オランダ)

チーム アルケア・サムシック

Photo: Syunsuke FUKUMITSU

171 ワレン・バルギル(チーム アルケア・サムシック、フランス)
172 イエンセ・ビールマンス(チーム アルケア・サムシック、ベルギー)
173 クレモン・シャンプッサン(チーム アルケア・サムシック、フランス)※
174 アントニー・ドゥラプラス(チーム アルケア・サムシック、フランス)
175 シモン・グリエルミ(チーム アルケア・サムシック、フランス)
176 マティス・ルベール(チーム アルケア・サムシック、フランス)※
177 ルーカ・モッツァート(チーム アルケア・サムシック、イタリア)※
178 ローラン・ピション(チーム アルケア・サムシック、フランス)

ロット・デスティニー

Photo: Syunsuke FUKUMITSU

181 カレブ・ユアン(ロット・デスティニー、オーストラリア)
182 ヴィクトル・カンペナールツ(ロット・デスティニー、ベルギー)
183 ヤスペル・デブイスト(ロット・デスティニー、ベルギー)
184 パスカル・エインコールン(ロット・デスティニー、オランダ)
185 フレデリック・フリソン(ロット・デスティニー、ベルギー)
186 ジャコポ・グアルニエーリ(ロット・デスティニー、イタリア)
187 マキシム・ファンヒルス(ロット・デスティニー、ベルギー)※
188 フロリアン・フェルミールス(ロット・デスティニー、ベルギー)※

アスタナ・カザクスタン チーム

Photo: Syunsuke FUKUMITSU

191 マーク・カヴェンディッシュ(アスタナ・カザクスタン チーム、イギリス)
192 ケース・ボル(アスタナ・カザクスタン チーム、オランダ)
193 ダビ・デラクルス(アスタナ・カザクスタン チーム、スペイン)
194 エフゲニー・フェドロフ(アスタナ・カザクスタン チーム、カザフスタン)※
195 アレクセイ・ルツェンコ(アスタナ・カザクスタン チーム、カザフスタン)
196 ジャンニ・モスコン(アスタナ・カザクスタン チーム、イタリア)
197 ルイスレオン・サンチェス(アスタナ・カザクスタン チーム、スペイン)
198 アロルド・テハダ(アスタナ・カザクスタン チーム、コロンビア)

ウノエックス・プロサイクリングチーム

©️ A.S.O./Jonathan Biche

201 アレクサンダー・クリストフ(ウノエックス・プロサイクリングチーム、ノルウェー)
202 ヨナス・アブラハムセン(ウノエックス・プロサイクリングチーム、ノルウェー)
203 アントン・チャーム(ウノエックス・プロサイクリングチーム、デンマーク)※
204 トビアス・ヨハンネセン(ウノエックス・プロサイクリングチーム、ノルウェー)※
205 ラスムス・ティレル(ウノエックス・プロサイクリングチーム、ノルウェー)
206 トースタイン・トレーエン(ウノエックス・プロサイクリングチーム、ノルウェー)
207 ソーレン・ヴァーレンショルト(ウノエックス・プロサイクリングチーム、ノルウェー)※
208 ヨナス・グレゴー(ウノエックス・プロサイクリングチーム、デンマーク)

トタルエナジーズ

©️ A.S.O./Jonathan Biche

211 ペテル・サガン(トタルエナジーズ、スロバキア)
212 エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(トタルエナジーズ、ノルウェー)
213 マチュー・ビュルゴドー(トタルエナジーズ、フランス)※
214 ステフ・クラス(トタルエナジーズ、ベルギー)
215 ヴァランタン・フェロン(トタルエナジーズ、フランス)※
216 ピエール・ラトゥール(トタルエナジーズ、フランス)
217 ダニエル・オス(トタルエナジーズ、イタリア)
218 アントニー・テュルジス(トタルエナジーズ、フランス)

 

ツール・ド・フランス2023 コースプレビュー

7月1日 第1ステージ ビルバオ~ビルバオ 182km 丘陵

2023年大会のグランデパール(開幕地)は、スペインはバスク自治州のビルバオ。フランス国外での開幕は2年連続25回目で、スペインでは1992年のサン・セバスティアン開幕以来となる31年ぶり2回目。6月29日にグッゲンハイム美術館で行われるチームプレゼンテーションで顔見せした選手たちが、いよいよ3週間の長旅へ一歩を踏み出す。サッカー・リーガエスパニョーラの名門、アスレティック・ビルバオのホームスタジアムである「エスタディオ・サン・マメス」をスタートし、ビスケー湾沿いやバスクの象徴であるゲルニカを通過。2級から4級まで5つのカテゴリー山岳が設けられるコースは、主催者いわく「史上最難関の第1ステージ」。フィニッシュ前約40kmからの4級コル・ド・モルガ(登坂距離4km、平均勾配4.1%)、2級コート・ド・ビベロ(4.2km、7.3%)、3級コート・ド・ピケ(2km、10%、最大勾配15.6%)が集団をふるいにかける。ピケの頂上には8秒・5秒・2秒のボーナスタイムがあり、そこからはビルバオ市街地へのダウンヒル。大会初日から獲得標高3300m、先々のマイヨ・ジョーヌ争いにも影響を与えかねない1日である。

“イェーツ兄弟対決”はアダムに軍配でマイヨ・ジョーヌ。ポガチャルも3位でUAE躍動|ツール・ド・フランス

“イェーツ兄弟対決”はアダムに軍配でマイヨ・ジョーヌ。ポガチャルも3位でUAE躍動|ツール・ド・フランス

2023年07月02日

ABEMAで無料配信
ツール・ド・フランス2023 第1ステージ

ABEMA
ツール・ド・フランス2023 第1ステージ

 

7月2日 第2ステージ ビトリア・ガスティス~サン・セバスティアン 208.9km 丘陵

バスク自治州の州都であるビトリア・ガスティスをスタートし、31年前のツール開幕地にして、夏のワンデークラシックや映画祭でもおなじみのサン・セバスティアンを目指す。今大会ステージ平均距離は169kmで、最長ステージがこの日の208.9km。近年のロードレースのトレンドに沿った格好だ。スタートから約40kmで中間スプリントポイントが置かれ、そこからは前日同様に丘陵地帯を進む。勝負どころは、フィニッシュ前16.5kmに待つ2級山岳ハイスキベル(登坂距離8.1km、平均勾配5.3%)。バスク開催のレースではもれなく上る伝統の坂(今回は普段とは逆走する)を越えたら、海を臨むサン・セバスティアンのフィニッシュラインへと急がねばならない。

ラフェが大金星! 残り1kmでアタックをし第2ステージを制す|ツール・ド・フランス

ラフェが大金星! 残り1kmでアタックをし第2ステージを制す|ツール・ド・フランス

2023年07月03日

ABEMAで無料配信
ツール・ド・フランス2023 第2ステージ

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ツール・ド・フランス2023 第2ステージ

7月3日 第3ステージ アモレビエタ・エチャノ~バイヨンヌ 187.4km 平坦

チームプレゼンテーションも含めて数日間過ごしたスペイン・バスク自治州に別れを告げ、フランスに入国する。行程のおおよそ3分の2ほどをスペイン側でこなしてから、国境を越えてフランス側のバスク地域「フレンチバスク」へ。4カ所あるカテゴリー山岳はすべてスペイン側で、フランス入国後は細かい上りこそあれどスプリンターでも対応できそうだ。とりわけ、最後の約20kmは下り基調。今大会最初の平坦ステージは、スプリント狙いのチームによる激しい位置取り争いが見られそうだ。

マチューのリードアウトでフィリプセンがスプリント勝利|ツール・ド・フランス

マチューのリードアウトでフィリプセンがスプリント勝利|ツール・ド・フランス

2023年07月04日

7月4日 第4ステージ ダックス~ノガロ 181.8km 平坦

フィニッシュ前27kmでこの日唯一のカテゴリー山岳である4級の上りが控えるが、スプリント狙いのチームを悩ませるほどではなさそうだ。おおむね東に進行したのち、終盤に入ってぐるりと方向を西へ転換。むしろ、ポイントとなるのは風かもしれない。フィニッシュはフランス最古の常設サーキットである「シルキュイ・ポール・アルマニャック(ポール・アルマニャック・サーキット)」。ツールではこれが初登場のランドマークだ。

相次ぐ落車で大混乱。フィリプセンがステージ2連勝でマイヨ・ヴェール|ツール・ド・フランス

相次ぐ落車で大混乱。フィリプセンがステージ2連勝でマイヨ・ヴェール|ツール・ド・フランス

2023年07月05日

7月5日 第5ステージ ポー~ラランス 162.7km 山岳

今大会最初の本格山岳にして、ピレネー山脈入り。おなじみポーを出発すると、ちょうどルートの真ん中で超級山岳コル・ド・スデ(登坂距離15.2km、平均勾配7.2%)を上る。3級の上りを挟んで、この日の最後は1級山岳コル・ド・マリー・ブランク(7.7km、8.6%、最大勾配13.6%)へ。頂上に近づくにつれて勾配が急になっていく。残りの18.5kmはテクニカルな下りと平坦路。ほぼ同じルートを採用した3年前はタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ、スロベニア)が勝利を収めている。

ヒンドレーが独走で首位、ヴィンゲゴーがポガチャル引き離す|ツール・ド・フランス

ヒンドレーが独走で首位、ヴィンゲゴーがポガチャル引き離す|ツール・ド・フランス

2023年07月06日

7月6日 第6ステージ タルブ~コトレ・カンバスク 144.9km 山岳

今大会1つ目となる山頂フィニッシュ。スタートして少しずつピレネーの山岳路に入っていくと、レース中盤から上級カテゴリーの上りが続々登場。1級コル・ド・アスパン(登坂距離12km、平均勾配6.5%)に始まり、超級山岳トゥールマレー(17.1km、7.3%)では標高2115mまで。ここには最高標高地点である「ジャック・ゴデ賞」が設けられる。31kmものダウンヒルをこなしたら、フィニッシュラインが敷かれる1級のコトレ・カンバスクへ。登坂距離16km、平均勾配5.4%は、緩斜面から突如10%の急斜面へ。最低限、ミスせずマイヨ・ジョーヌが視野に入るポジションで走り終えておくことが大切になる。

ポガチャルが勝利、マイヨ・ジョーヌはヴィンゲゴー|ツール・ド・フランス

ポガチャルが勝利、マイヨ・ジョーヌはヴィンゲゴー|ツール・ド・フランス

2023年07月07日

7月7日 第7ステージ モン・ド・マルサン~ボルドー 169.9km 平坦

ピレネーに別れを告げて、フランス中央部へと少しずつ移動を開始。大会ディレクターのクリスティアン・プリュドム氏をして「逃げのチャンスはないはず」と言わしめるほどのスプリンター向けステージ。風次第でプロトンの動きに何らかの変化があるかもしれないが、おおむねスプリンターチームが中心となって進んでいくことだろう。フィニッシュはボルドー市民の誇りであるカンコンス広場近く。

7月8日 第8ステージ リブルヌ~リモージュ 200.7km 丘陵

一見スプリンターでもこなせそうなコース設定だが、後半のアップダウンはなかなか厄介だとの見方が強い。特にフィニッシュ前15kmから連続して上り下りする4級山岳2カ所は平均勾配が約5%。どちらも1kmほどの登坂だが、各チームが隊列を組んで勢いよくこの区間に飛び込んでいくだろう。上り終えた時点で、前線に残るスプリンターはどの程度か。

フィリプセンが今大会3勝目、カヴェンディッシュ最多勝利記録更新はおあずけ|ツール・ド・フランス

フィリプセンが今大会3勝目、カヴェンディッシュ最多勝利記録更新はおあずけ|ツール・ド・フランス

2023年07月08日

7月9日 第9ステージ サンレオナール・ド・ノブラ~ピュイ・ド・ドーム 182.4km 山岳

フランス中央部の火山ピュイ・ド・ドームに、ツール・ド・フランスが35年ぶりに帰還する。このステージだけで獲得標高は約3600m。スタートして30kmほどで中間スプリントポイントが設けられており、そこまではスプリンターたちが主役。その後は各チームが戦術に基づいてレースを進めていくことだろう。勝負はピュイ・ド・ドーム一択。登坂距離13.3km、平均勾配7.7%、最後の約4kmは12%前後の急勾配が続き、選手たちの脚を削っていく。この頂上を制した選手がマイヨ・ジョーヌ争いで優位に立つのか、有力どころが様子を見ながら第1週の最終日を終えるのか。それ次第で、大会中盤以降の展開が変わってくる。

ウッズが超級山岳を制す。ヴィンゲゴーが首位キープ|ツール・ド・フランス

ウッズが超級山岳を制す。ヴィンゲゴーが首位キープ|ツール・ド・フランス

2023年07月10日

7月10日 休息日

7月11日 第10ステージ ヴュルカニア~イソワール 167.2km 丘陵

1回目の休息日を終えて、第2週も引き続き中央山塊を走る。2級から3級の上りが5つ置かれるルートは、全体的に見れば逃げ屋にピッタリと思えるが、どこで逃げが容認されるのかが見もの。スタートして早々に3級の上りが始まり、60km近く進んだところで中間スプリントポイントがあるなど、各チーム・選手の思惑もあれこれと働きそうだ。この日最後のカテゴリー山岳からフィニッシュまでは約40km。イソワールの街へ向かって駆け下っていく。

ビルバオが亡き友人メーダーに捧ぐ勝利|ツール・ド・フランス

ビルバオが亡き友人メーダーに捧ぐ勝利|ツール・ド・フランス

2023年07月12日

7月12日 第11ステージ クレルモン・フェラン~ムーラン 179.8km 平坦

ツール史上初登場となるムーランにフィニッシュ。同地が属するアリエ県としても大会の初誘致がかない、これで96あるフランス本土・島嶼(海外県をのぞく)すべてをツールが網羅することになる。そんな歴史的な1日だが、主催者によれは同県は「脚を痛める」上りがいくつかあるという。全体的には平坦基調で、最終局面はムーランの中心部に向かって1300mの直線だ。

絶好調フィリプセンが今大会4勝目、大混戦のスプリント制す|ツール・ド・フランス

絶好調フィリプセンが今大会4勝目、大混戦のスプリント制す|ツール・ド・フランス

2023年07月13日

7月13日 第12ステージ ロアンヌ~ベルヴィル・アン・ボージョレ 168.8km 丘陵

この日こそ逃げ向きのステージか。数日前にはワインどころボルドーを走ったが、今度はボージョレ・ヌーヴォーの産地を行く。ブドウ畑を縫って走り、フィニッシュ前約43kmの2級山岳コル・ド・ラ・クロワ・モンタン(登坂距離5.5km、平均勾配6.1%)と、同じく28km手前のコル・ド・ラ・クロワ・ロジエ(5.3km、7.6%)が勝負どころ。この2つを越えた時点で、逃げメンバーがメイン集団に対してどれだけのリードを持っているかでステージ優勝争いの行方が分かることだろう。上り基調の最終局面も見もの。

ヨン・イサギレが30km独走、マチューらの攻撃に打ち勝つ|ツール・ド・フランス

ヨン・イサギレが30km独走、マチューらの攻撃に打ち勝つ|ツール・ド・フランス

2023年07月14日

7月14日 第13ステージ シャティヨン・シュル・シャラロンヌ~グラン・コロンビエ 137.8km 山岳

フランス革命記念日に、今年も主催者は疑う余地のないコースを用意した。スタートから平坦区間を長く走り、無印の上りをこなしたら、目の前には名峰グラン・コロンビエがそびえる。登坂距離17.4km、平均勾配7.1%の上りは、もちろん今回もキュロズの街から上り始める。断続的の緩急の変化があり、中腹前後で最大勾配12%の区間が待つ。一瞬平らになって、最後の3.4kmで再度急坂アタック。10%超の最終局面をこなしてフィニッシュへ。大観衆が沿道を埋め尽くし、それを縫うように選手たちはクライミングをする。このステージで、マイヨ・ジョーヌ争いの動向がくっきりとするだろうか。

ポガチャルとヴィンゲゴーとの差は9秒! クフィアトコフスキが山岳制覇|ツール・ド・フランス

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2023年07月15日

7月15日 第14ステージ アヌマス~モルズィヌ・レ・ポルト・デュ・ソレイユ 151.8km 山岳

前日に大会第2週のヤマ場をクリアしたと思いきや、この日も獲得標高4200mを数える山岳ステージ。アルプスの山々へ本格的に挑んでいく1日は、スイス国境近くを走る。3級山岳コル・ド・サエル(登坂距離4.2km、平均勾配4.6%)、1級山岳コル・ド・ク(7km、7.4%)、1級山岳コル・ド・フ(5.8km、7.8%)と立て続けに上って、後半ではコル・ド・ラ・ラマズ(13.9km、7.1%)、そして最難関の超級山岳コル・ド・ジュ・プラーヌ(11.6km、8.5%)へ飛び込む。タフな上りもさることながら、どの山も下りがテクニカル。とりわけ、ジュ・プラーヌからモルジヌへはフィニッシュめがけてのハイスピードダウンヒルになることが必至。個人総合上位陣が追いかけっこになると、それはより一層スリリングな状況となっていく。

22歳ロドリゲスが下りで抜け出し初勝利。クラッシュ多発で7人リタイア|ツール・ド・フランス

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2023年07月16日

7月16日 第15ステージ レ・ジェ・レ・ポルト・デュ・ソレイユ~サン・ジェルヴェ・モン・ブラン 179km 山岳

マイヨ・ジョーヌ争いの人数が確実に絞り込まれるであろう1日。前半のうちに中間スプリントポイントでの収集合戦が終わったら、主役は個人総合上位陣へと移る。1級山岳コル・ド・ラ・フォルクラ・ド・モンマン(登坂距離7.2km、平均勾配7.3%)、同じく1級山岳コル・ド・ラ・クロワ・フリー(11.3km、7%)は、覇権争いの有資格者を決める重要な上り。3級、2級とカテゴリー山岳を越えると、いよいよ勝負の1級山岳サン・ジェルヴェ・モン・ブラン(7km、7.7%)へ。直前の2級の上りで17%の急坂をこなしている選手たちにとって、フィニッシュまでの10%前後の斜面はどう感じるだろうか。誰がどこでアタックを成功させるか。走り終えた時点でのタイム差次第で、一気に流れを引き寄せることだってあり得る。

プールスが勝利! ヴィンゲゴーとポガチャル差10秒は変わらず|ツール・ド・フランス

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2023年07月17日

7月17日 休息日

7月18日 第16ステージ パシー~コンブルー 22.4km 個人タイムトライアル

今大会唯一の個人タイムトライアルステージ。この3週間を象徴するかのように、コースは山岳TTの趣。特に、終盤に控える2級山岳コート・ド・ドマンシー(登坂距離2.5km、平均勾配9.4%)をいかに攻略するかがカギ。マイヨ・ジョーヌを着る選手がここで一歩抜け出すか、はたまた混戦の色合いがさらに濃くなるか。先々を占ううえでも大事な一戦になる。

ヴィンゲゴーがポガチャルに圧勝! 山岳個人TTで1分48秒差に|ツール・ド・フランス

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2023年07月19日

7月19日 第17ステージ サン・ジェルヴェ・モン・ブラン~クールシュヴェル 165.7km 山岳

前日の個人TTでのタイム差を受けて迎える、獲得標高5000m超えのステージ。1級山岳コル・デ・セジー(登坂距離13.4km、平均勾配5.1%)、同じく1級山岳コルメ・ド・ロズラン(19.9km、6%)と2つの長い上りをこなし、2級山岳を挟んでいよいよ今大会屈指の難所であるコル・ド・ラ・ローズへ。登坂距離は28.1kmを数え、平均勾配の6%は中腹の平坦と下りの区間を含めての数字。頂上に近づくにつれて勾配の厳しさは増し、最大勾配24%にまで達する。頂上には8秒・5秒・2秒のボーナスタイムも設けられ、マイヨ・ジョーヌ争いの重要ファクターとなり得る。標高2304mまで上ったら、一度下ってクールスヴェルのエアポートに敷かれるフィニッシュラインめがけて最後の登坂。オーラスにも18%の急坂が待ち受ける。

ポガチャルがまさかの大ブレーキ、TOPヴィンゲゴーとの差7分超|ツール・ド・フランス

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2023年07月20日

7月20日 第18ステージ ムチエ~ブール・カン・ブレス 184.9km 平坦

アルプスの山々を耐え抜いたスプリンターが、溜めに溜めてきたパワーを発揮する場。消耗度合いが気になるところだが、ここまでくればタフな選手が真価を見せることだろう。ポイント賞争いがもつれているようであれば、ここからの2ステージで勝負がかかる。

全行程逃げたアスグリーンがツール初勝利。ヴィンゲゴーの首位は揺るがず|ツール・ド・フランス

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2023年07月21日

7月21日 第19ステージ モワラン・アン・モンターニュ~ポリニー 172.8km 平坦

前日に続く平坦ステージは、細かな高低の変化があるものの「スプリントトレインを妨げるものにはならない」と主催者。とはいえ、大会終盤の平坦路では波乱が起きがち。フィニッシュ前26kmの3級山岳では、何かをたくらむ選手たちの格好のポイントでもある。スプリンターチームがどれだけプロトンを統率できるかがレース展開を決めることになる。

モホリッチが2年ぶりステージ優勝。連勝狙ったアスグリーンと写真判定の激戦|ツール・ド・フランス

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2023年07月22日

7月22日 第20ステージ ベルフォール~ル・マルクシュタイン・フェルラン 133.5km 山岳

2023年大会の最終決戦地はヴォージュ山脈。133.5kmと短い中に6つのカテゴリー山岳を詰め込んだ「アルザス風メニュー」は、マイヨ・ジョーヌをかけた捨て身の攻撃を図るには十二分な舞台。山岳賞のマイヨ・ア・ポワ争いの状況によっても、何か動きが変わってきそうだ。重要局面は残り36kmから始まる1級山岳プティ・バロン(登坂距離9.3km、平均勾配8.1%)と、1級山岳コル・デュ・プラッツァーヴァーゼル(7.1km、8.4%)。実質今大会最後の本格登坂であるプラッツァーヴァーゼルは緩急の変化が交互にやってきて、登坂リズムにも影響がありそう。逆転をかける選手は何としても動かねばならないが、一方でマイヨ・ジョーヌをキープしたい側はディフェンシブな走りに終始できそうでもある。この頂上からフィニッシュまでは約8kmの平坦路。これを走り終えた時点で、今大会の覇者が事実上決定する。

ポガチャルが意地のステージ優勝、ヴィンゲゴーは総合2連覇へ|ツール・ド・フランス

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2023年07月23日

7月23日 第21ステージ サンカンタン・アン・イヴリーヌ~パリ・シャンゼリゼ 115.1km 平坦

前日まで激しい争いを演じてきた選手たちが、ついにパリへと凱旋する。この日の出発地サンカンタン・アン・イヴリーヌは、2024年パリ五輪自転車競技の会場が設けられる。スタートからしばしパレード走行で、申し訳程度の4級山岳も「ケーキの上のチェリー」とでもいえようか。ルーヴル美術館の敷地内を進み、58.9km地点でシャンゼリゼの周回コースへ。そこでいよいよ“レース開始”となるわけだが、もしかするとこれが最後のツールとなるマーク・カヴェンディッシュ(アスタナ・カザクスタン チーム、イギリス)やペテル・サガン(トタルエナジーズ、スロバキア)らのお別れ走行が少しばかり設けられるかもしれない。9周回したのち、スプリンターをして「世界スプリント選手権」と言わしめるほどの夢のあるスピード決戦がやってくる。そして、3週間の戦いに終止符が打たれ、2023年大会の王者、各賞が正式に決定する。

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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