“静けさ”を楽しむ、自分達でつくりあげた家~Steven & Megumi Kean at North Shore~

近年ハワイ内外から注目を集めるアーティスト、スティーブン・キーン。彼と妻めぐみさんが過ごすノースショアでの暮らしは、そのアートワークにも反映されていくだろう。

静けさの中に響く、木を彫る音が心地よい

版画で波を描くユニークなアートで注目を集めるスティーブン・キーンさんと、ウエディングフォトグラファーのめぐみさん夫婦。元々ペンシルベニア生まれのスティーブンさんは、フィラデルフィアの大学でアートを学んだ後、ハワイのノースショアに魅せられて移住。その後、彫刻の勉強をするためにハワイ大学へ通っていたが、途中で立ち寄る街でめぐみさんに出会い、結婚。2人でこの家に住み始めた。

2人が住んでいるこの家は、1950年代に建てられたプランテーションハウス。サーファーで、どうしてもノースショアに住みたかったスティーブンさんのために見つけた物件だった。古かった壁は白くペイントし改装、ブルーとホワイトを基調にしたインテリアで、観葉植物などを置き、緑の要素を盛りこんだ。なるべく自分達の手で、住みやすい部屋を作り上げた。

何もない暮らしだからこそできる、シンプルな生活

広い庭には、多くの植物や、フルーツの木が植えられている。そのほかにもミニトマトやローズマリー、パパイヤ、ビーツにアボカド、ネギなど、自家菜園する種類も充実。これらはスティーブンさんが好きでやっているそう。「1年半前くらいにパパイヤの木を植えたんだけど、もう収穫できるほど大きくなったんだよ」と笑顔で話すスティーブンさん。

実は、最初はノースショアでの田舎暮らしに戸惑ったこともあるというめぐみさん。
「サーフィンもやらないので、何もないノースの暮らしに戸惑ったこともありました。でも、毎日、当たり前のように美しいサンセットが見られたり、きれいな星空に癒されたり……。あと、物を多く持つのが好きではないので、そういう面ではここでの暮らしはとても合っていると思います。必要なものが最低限で済むので、無駄なものを持たなくていいんですよね。今はそれがとても心地いいんです」と、シンプルな暮らしが気に入っているようす。

ノースショアに魅せられた男の、理想のカントリーライフ

一方で、サーファーでもあり、ノースショアで暮らすために移住してきたスティーブンさんは、波のインスピレーションを存分にアートワークに反映しているよう。彼のアート作品は、このリビングルームで生まれるのだが、ノースショアの朝の静寂は、集中してアートを製作するのにうってつけなんだとか。「この環境で作業をしていると、自分が木を彫る音、木の薫りだけが感じられて、とても集中できるんだ。僕にとっては瞑想の時間みたいなものだね」と話す。

スティーブンさんは、めぐみさんとの暮らしで生まれたインスピレーションや感性を自身のアートに落とし込み、新たな作品を生み出し続けている。ノースショアという土地で、大好きな波、自然とともに暮らすことで、彼のアート作品をより深みのあるものへとしてくれるだろう。

(出典『ハワイスタイル No.57』)

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