
湘南随一のオーシャンビューを楽しむ、セカンドハウス|葉山エリア【ワイズホーム】

湘南スタイルmagazine 編集部
- 2021年02月05日
週末を過ごすセカンドハウスを探していた田嶋さん夫妻にとって、葉山の海を眼下に富士山を望む絶景がすべてだった。
世界観をしっかり持ちつつ、あとは臨機応変に。
リノベーションはゆるい感じがいい
「初めて訪れた日は快晴で、この青い空に惑わされたらダメだと思い、あえて悪天候の日にもう一度来てみたんです。そしたらやっぱり好きだったのでここに決めました」と可奈さん。湘南の不動産を扱うエンジョイワークスに紹介された家は、高台に建つ平屋で、もとは小さなリビングに和室が二間と縁側という間取りだった。地元の工務店ワイズホームの担当者とともに、オリジナルの設計図を前に、建物としての耐久性を保ちながら抜ける壁という壁をぶち抜き、湘南の光と風が抜ける家に造り変えていった。
車1台がやっと通れる坂道を上がった高台に建つ一軒家。平屋で、築20年ほど。外周りはこれから少しずつ手を加えていく予定。
構造的には、3つに分かれた部屋をワンフロアにし、玄関やキッチンの位置を変え、天井を抜いたりと大工事。リビングの大空間に「箱」を置いたがごとく寝室を設け、その脇にオープン階段をかけ、屋根裏の物置部屋はロフトとして活用できるようつくり変えた。インテリアは太い梁を生かし、壁を白く塗り替え、床はリビングに無垢の木、玄関やキッチンに新素材モールテックスを使うなど、温かみがあって海や空の色が映える工夫がなされている。セカンドハウスということもあって家具は最小限。テレビも置かず、どこにいても海が見える心地よい空間が完成した。
「リノベーションは蓋を開けてみないと分からないようなところがあって、最終形が見えにくい」と知一さん。だからこそ自分の中でぶれない世界観を持ち続けつつ、現場に任せることも大切だと言う。「そのドキドキ感を楽しめるのもリノベーションの醍醐味だと思います」
庭のピザ釜は可奈さんの自作。「キットがあるので簡単」と言うものの、土台にコンクリートを流すなど本格的。
海や風を感じることのできる贅沢な空間
「海を眺める」ことを最優先にしたLDK。2間続きの和室をぶちぬき、道路側の壁に向いていたキッチンをアイランドに変更。窓にはカーテンも掛けない。
天井を抜いて明るく開放的になったリビング。2脚のバルセロナチェアは窓越しの海に向けられている。丸テーブルは知一さんの自作。
LDKを広く取るために玄関の位置を移動。勝手口だった玄関を入ってすぐがキッチンなので、目線を逃すついたてを設けた。
物置だったロフトの一部は、リビング上部の壁を抜いて吹き抜けにし、風が通る空間に。アウトドア用のテントを張って秘密基地のよう。
リビングから続くデッキからは、この絶景。あえて手すりなどは作らず、山桜など伸びすぎた樹木を整えた。正面には富士山を望む。
ダイニングの奥には寝室。グレーを帯びた淡いブルーの壁の色は、「海と対比させたらこの色に」 と可奈さん。
寝室にはもともとあった窓以外に、海側にも窓を設けた。「朝、起きてすぐにベッドから富士山が見えるように。贅沢ですね」。
自然素材の道具や小物が適材適所に配された生活道具は、海外生活の経験があるお二人の優れた美的センスがあってこそ。
やんちゃ盛りの2匹の愛猫には、むき出しの梁が絶好の遊び場。
リノベーションの一部始終を記録し、一冊のアルバムに残してある。「ずっとワクワクでしたね」と可奈さん洗面所は洗面台を造作し、空間をうまく活用。タイル、オープン棚のカゴ、木枠の鏡など素材感を統一した。
注文住宅情報|鎌倉エリア
施工ビルダー
ワイズホーム
神奈川県横浜市金沢区六浦4-10-34
ワイズホームの詳細はこちらから。
- BRAND :
- 湘南スタイルmagazine
- CREDIT :
- Photo/Y.Ozawa Text/Y.Masumoto
SHARE
PROFILE

湘南スタイルmagazine 編集部
1998年創刊の湘南を代表するメディア。湘南エリアに住む人と住んでみたい人に向けて、湘南オリジナルのライフスタイルと暮らしを充実させるテクニックを訴求し続ける。
1998年創刊の湘南を代表するメディア。湘南エリアに住む人と住んでみたい人に向けて、湘南オリジナルのライフスタイルと暮らしを充実させるテクニックを訴求し続ける。