
自然と調和させたこだわりのリノベーション|藤沢エリア

湘南スタイルmagazine 編集部
- 2021年02月05日
プロの手によるリノベーション住宅は豊かな緑が一面に広がる借景が、土地を選んだ決め手。
畑が一面に広がる自然豊かな地に鎮座する家
「例えば、砂漠の真ん中にポツンと一軒家を建てたり、もの凄い農村地帯に大きな平屋を建ててしまう。そんな素地の美しさを活かした建築をするリチャード・ノイトラが大好きなんです」。
言葉通り、畑が一面に広がる自然豊かな地に鎮座する渡會邸。渡會さんは、クラフトマンシップの心を添えるリノベーションを軸とした工務店「オルガンクラフト」の代表。もちろんリチャード・ノイトラの建築からインスピレーションを得た、リノベーション住宅だ。
辺り一帯を見渡しても、ひと際目を引く黒に塗装された外観。今後は少しずつガーデニングで庭を整えていきたいとか。
「5年前の夏ぐらいに築19年の中古物件を購入したのですが、仕事を優先していたら、自宅のリノベーションがまったく進まず、翌年の4月には長男が小学生になるため、5カ月間ほったらかしだったのに、結局1カ月の突貫工事で間に合わせることに」。笑顔でそう語る渡會さんだが、リノベのプロらしく細部にまでオリジナリティ溢れるこだわりが感じられる。
「内装全体の中間色も含め、外でも中でも自然を感じたかったので、床は複合フローリングからメイプルの無垢にすべて張り替えました。これは至難の業でした」
家族が集まる広々としたリビング
広々としたリビングに渡會ファミリーが全員集合。奥様の里恵さん、長男の志成(しせ)くん、次男の毅生くん、長女の乃唯(のい)ちゃん、愛犬のわん介という5人&1匹の大家族。随所にレイアウトされたグリーンインテリアが効果的。
吹き抜けになったリビング。ソファに座るのは渡會さんと次男の毅生(きい)くん。2階はもともと廊下だったものを、子どもたちが自由に使えるフリースペースへとリノベーションした部分。
先ほどのリビングから見えた2階の窓がこちら。構造の梁を前に持ち出して、補強を加えたという改装は、今回のリノベーションで大きく手を加えたひとつ。
長男の志成くんと次男の毅生くんが座るのが、そのフリースペースに設けたテーブル。勉強も遊びも、いつもこの場所だという。
納戸は扉を取り払って子どものスペースに。さきほどのテーブルからひと続きにした。
リビングの扉はナチュラルな淡いブルーに。
L字型のリビングダイニング。
ダイニングスペースには、もともとあったという出窓。
キッチンカウンターにはイタリアのタイルを。
舷窓(げんそう)を彷彿とさせる階段の丸窓も印象的。
書斎は琉球畳に一新している。
ディスプレイにもこだわりのアイテムを
リビングの壁に設けられたCDラックは、渡會さんのDIY。
コーナーのデッドスペースを活かしてグリーンをディスプレイ。
こういったちょっとしたデコレーションもアクセントとして効果的。
ガス管をハンガーラック代わりに。
- BRAND :
- 湘南スタイルmagazine
- CREDIT :
- Photo/Y.Yanagida Text/Y.Ouchi
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PROFILE

湘南スタイルmagazine 編集部
1998年創刊の湘南を代表するメディア。湘南エリアに住む人と住んでみたい人に向けて、湘南オリジナルのライフスタイルと暮らしを充実させるテクニックを訴求し続ける。
1998年創刊の湘南を代表するメディア。湘南エリアに住む人と住んでみたい人に向けて、湘南オリジナルのライフスタイルと暮らしを充実させるテクニックを訴求し続ける。