
宙に浮く平屋のような家に、多くの友人が集う|大磯エリア【スタジオ・レ オン】

湘南スタイルmagazine 編集部
- 2021年03月29日
友人たちとの交流を楽しむ夫妻が構えた自邸には、ゲストも住まい手も気持ちよく過ごせる工夫があった。
階段から回廊を通じLDKや広いウッドデッキへ
足場板を使用したフロアや板貼りの壁、玄関ドアをはじめとしたアンティークな建具。「2人ともインテリアが好きで、特にアンティークなものを生活の中に取り入れていました」という夫妻が選んだ工務店は地元湘南のスタジオ・レオンだった。〝時間が経つほどに味わいを増す〟同社のテイストが2
人の世界観を魅了した。
「レオンさんといっしょにじっくりと家づくりに向き合ったので、家づくりの楽しみを満喫できました」と語る夫妻は同じ大磯町に住んでいたが、洋書や写真集の中からイメージを膨らませ、構想を練った。中でも玄関を2階に設け、階段から回廊を通じLDKや広いウッドデッキへの動線を設けたのは、ゲストへの配慮があったそう。
「よく友人が集まるのですが、1階玄関だと寝室などプライベートスペースを通って階段を上がってLDKに通じます。それよりも直接上がれるようにした方がプライバシーの確保につながると考えた結果がこの形になりました」。
まさに“宙に浮かぶ平屋”のような空間を生み、かけがえのない友人たちとの時間を楽しんでいる。
2階に玄関を設けリビングインができる構造を考えていたところ、アメリカの住宅を扱った写真集の一軒がヒントとなりデッキ部が広い三角屋根の家とした。家の前に停まる愛車は5年ほど乗っているというランドクルーザー。
1階より2階玄関への導線となる階段。左手の引き戸はご主人の趣味部屋の入口。軒が深いためさまざまな作業がしやすいという。
ご主人が学生時代から続けているサーフィン。ホビールームにずらりとサーフボードが並ぶ。
丁度いいサイズの家具がなければD.I.Y.することが多いという夫妻。デザインは奥様で、ご主人が製作するパターンが多く、そうしたモノづくりの延長で家づくりの構想も順調に進んだそう。ホビールームの作業デスクにはご主人の世界観が詰まっている。
庭の正面に植えられたパームツリーはシンボルツリーとしてひときわ存在感を放つ。
回廊のデッキは人が集まることを想定し、広めにとることをオーダー。奥手には第2のリビングともなっているスペースを設けた。屋内のダイニングに隣接しており、キッチンともストレスなくつながっているため大勢の友人が集った時や、気持ちの良い天気の日には外でも食事を楽しむことができる。
横板のウッドフェンスにグリーンで縦の流れをつくっているのは奥様の卓越したデザインセンスによるもの。
デッキのテーブルもご主人作で、友人よりプレゼントされた七輪が入る仕様がポイント!
ナチュラルで落ち着いた雰囲気のリビング
玄関ドアはイギリスのアンティーク、虫除けかつ通気がとれる手前のドアはL.A.から。ともに「スタジオ・レオン」が仕入れた。
白い板によるサイディングの壁や屋根、素足で過ごすことが快適な足場板の床板などがナチュラルで落ち着いた雰囲気のリビング。各所に飾ったグリーンやインダストリアルな照明などで、空間を引き締めている。
薪ストーブはオーストラリアの「ネクター」。冬の来客時はクッキングストーブでピザを焼くのが定番。
「とにかく人が集まるので」とキッチンには、一枚板で一番長くとれるサイズの大型作業台を設けた。ビルトインのコンロは「プラスドゥ」シリーズでガス火にこだわった。
手作りのアルファベット文字や写真の額縁、リースを組み合わせたダイニング壁面。
グリーンが好きな奥様はスワッグや生花などを効果的にディスプレイし、空間に華を添えている。
壁に取り付けられたコーヒーミルはフランスのアンティーク。
天井付近にも窓が多く採られた設計のため、ロフト部分でも自然光が差し込む。
無垢材の床など洗面スペースもナチュラルな雰囲気。スッキリとした空間にするため収納は事前に計算して設置。
洗面スペースの近くにあるジュエリーボックスもD.I.Y.による。
注文住宅情報|大磯エリア
施工ビルダー
スタジオ・レオン
神奈川県藤沢市鵠沼海岸2-3-5
スタジオ・レオンの詳細はこちらから。
- BRAND :
- 湘南スタイルmagazine
- CREDIT :
- Photo/Y.Ozawa Text/T.Tsuchiya
SHARE
PROFILE

湘南スタイルmagazine 編集部
1998年創刊の湘南を代表するメディア。湘南エリアに住む人と住んでみたい人に向けて、湘南オリジナルのライフスタイルと暮らしを充実させるテクニックを訴求し続ける。
1998年創刊の湘南を代表するメディア。湘南エリアに住む人と住んでみたい人に向けて、湘南オリジナルのライフスタイルと暮らしを充実させるテクニックを訴求し続ける。