
土間のある家には、自然と家族が集まる秘密があった|葉山エリア【エンケルヒュース】

湘南スタイルmagazine 編集部
- 2020年09月14日
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葉山の閑静な住宅地で、ひときわ目をひく大屋根が特徴的なA邸。玄関を入ると、大きな吹き抜けの土間が広がり、鉄と無垢板を使ったスケルトン階段や、壁面の板張りが似合う空間となっている。
各部屋へとつながる土間スペース
Aさん一家が新居に求めたのは、「大屋根の家で、土間があり、2階にリビング、そして和室を設けること」という条件であったが、それらをこの土間スペースが見事につなげ、さらに遊び心を感じさせるものとした。
2階リビングは家族が集まる憩いの空間。白くペイントされた勾配天井や、エイジングが楽しめるオーク材の無垢床で、住むほどに愛着が増しそう。
土間の北側に隣接する4.5畳ほどの和室には、琉球畳を敷き詰めた。葉山「桜花園」で探し出したヴィンテージの建具が、味わいを生んでいる。
遊び心のある土間は第二のリビング
2階リビングへの動線となる玄関機能はもちろん、趣味のアウトドアギアのメンテナス場として、さらにペレットストーブも設置されており、家族が集まり語らう場としても機能している。
ペレットストーブの周りには自然と家族が集まり、会話が始まる。
土間は子どもの格好の遊び場
土間の奥には子ども部屋やプライベートルームが続いており、土間も含めたスペースは子どもの格好の遊び場に。そして土間を挟んだ反対側に、和室が設けられた。
土間スペースから奥のプライベートルームへの動線。鉄脚のシンクやルーバーの造作収納が、ほどよいヴィンテージテイストを醸し出している。
シンプルな中にも落ち着いた佇まいに
2階のLDKは明るく広々としたシンプルな空間。キッチンや収納棚は造作で、スッキリした空間に仕上がっている。一方で、地元葉山にある「桜花園」の古材や足場板がポイントで取り入れられ、ヴィンテージ感があるのも特徴。シンプルの中に、落ち着いた佇まいや愛着の湧く住まいとなった。
キッチンや収納は一つひとつ相談しながら、オーダーメイドで造作された。キッチン背面の壁はアクセントとして、薄いグリーンにペイントされている。
庭木の緑が映える焼杉の外壁や、勾配のある大屋根が外観のシンボル。綿密な打ち合わせを重ねた外構周りも含めて、エンケルヒュースが担当した。
注文住宅情報|葉山エリア
- 敷地面積:165.58平方m
- 延べ床面積:109.51平方m
- 1階面積:64.38平方m 2階面積:42.44平方m
工法
木造在来工法
構造材
柱:杉
梁:米マツ
土台:ヒノキKP
主な外装仕上げ
屋根:ガルバリウム鋼板
外壁:焼杉
主な内装仕上げ
天井:2階構造あらわしの上に塗装
壁:塗装仕上げ
床:無垢フローリング(オーク) 蜜ロウWAX仕上げ
開口部
窓:LIXILサーモスL
施工ビルダー
エンケルヒュース
神奈川県藤沢市辻堂東海岸1-9-1
エンケルヒュースの詳細はこちらから。
- BRAND :
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PROFILE

湘南スタイルmagazine 編集部
1998年創刊の湘南を代表するメディア。湘南エリアに住む人と住んでみたい人に向けて、湘南オリジナルのライフスタイルと暮らしを充実させるテクニックを訴求し続ける。
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